平成24年(2012年) 第 8回 沖縄県議会(定例会)
第 4号 12月 7日
環境生活部長(下地 寛)
 

 北部地域の課題についての御質問の中で、ヤンバル地域の国立公園化への対応と琉球諸島の世界自然遺産指定に向けた現状と課題についてお答えいたします。(1)と(2)は関連しますので一括してお答えいたします。
 琉球諸島が世界自然遺産へ登録されることは、本県の自然環境のすばらしさが世界に認められることであり、自然環境の保全や地域振興の面から意義があることと考えております。しかしながら、絶滅危惧種が生息・生育する重要地域の保護担保措置や外来種対策など、貴重な自然を守る対策が十分ではないなどの課題があります。
 県としましては、こうした課題を解決するため、保護担保措置として、国によるヤンバル地域の国立公園化が不可欠なことから、地元自治体との連携を深めるとともに、シンポジウムや意見交換会を開催するなどの取り組みを行っております。また、外来種対策として、マングース防除事業や希少種回復調査などを実施しております。今後とも、地元自治体を初め関係機関と連携しつつ、地域住民の方々の理解と協力を得ながら世界自然遺産登録を目指していきたいと考えております。
 以上でございます。

 
20120804010170