令和 2年(2020年) 第 5回 沖縄県議会(臨時会)
第 1号 8月 3日
呉屋  宏
 

 だからこれは総論としてはいいんですよ。問題は各論だ。その全庁的に取り組むというところで、何が足りないかというところをしっかりと見てほしいんだ。足りないのは、保健所。そこが足りないからPCR検査480とか500に増やしても行けません。はっきりしている。そこだけは分かってください。
 そしてもう一つ、商工の部分で、この人たちが来てホテルにつながっていくんだけれども、緊急事態宣言を知事がこの間やった、その第3段階だ。この第2段階と第3段階って何日あったのかって。僕はこの第2段階の段階で、第3段階を発表すべきだと思っていた。マスコミもそう思っていたと思うんだ。みんなそう思っていた。なぜあれが第2段階になったかというのは、それは皆さんの記者会見を聞いていたら分かりました。だけど見てください。これだけ増えていくんだよ。今最多で71名まで来ている。これからもっと増えます。あした、あさって、あのクルーズターミナルでやっているPCR検査1000名。あそこでどれくらいの列になっていたの。あそこでまた感染者が増えたんですよ。陰性だった人もあそこで陽性になっている人もいるはずだ。だからそういうところをしっかりと守っていかないと、この状況だけでは松山で感染した人への検査、あれ全島から来ていますよ。松山で飲んでいたと言えばそこで検査できるんだから、無料で。だから不安に思っている人みんながそこに集中したんだ。だからあそこで感染している人もかなり増えていく。だけど今度はまたホテルが足りない。また予備費を5億組んであるけれども、これもまたすぐホテルを借りなければいけない状況になる。経済とコロナを両立させようなんていうのは今の状況では無理です。
 東京大学の児玉先生だったかな、私は、あの人の論文を読んだんだけれども、あの中では抗体検査で一回スクリーニングをやるべきだと。フィルターにかけて安全な人を分けて、そこで陽性で引っかかるんだったらそれでPCRを入れろという話なんだ。みんなPCRに時間かかる。PCRに何日かかるの。1日、2日。昨日、沖縄自民党の幹事長は12時にPCR検査を受けた。だけど結果が出てくるのは何日後ね。あしたでしょう。この間は、家族に接触しないのか。僕はこういうところをしっかりと詰めていかないと本当に今の感染症は防げないと思う。また広がっていく。真剣に、真剣に向き合ってください。
 そして僕らは一つ持っていましたよ。久米島に抗体検査を入れろという話もしたかった。久米島で抗体検査を住民全部7800名、全員受けろと。本土から観光客が入ってきたら、全員抗体検査を受けさせる。やらない人は、そこでタクシーも乗れない、レンタカーも借りられない、コンビニにも入れない。飲み屋、食堂、どこにも入れない。そんなふうになったら、久米島に来た観光客は全員やりますよ抗体検査。そういう一つの夢がある島をつくっていったら経済対策になる。だけど今皆さん全部後手後手だよ。前向きな話は一つもない。どうしたらこれは経済につなげられますか、今の状況の中で。
 専門の富川さん、どう思いますか。

 
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