委員会記録・調査報告等

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土木環境委員会記録
 
令和3年 第 1定例会

2
 



開会の日時

年月日令和3年3月11日 曜日
開会午前 10 時 0
散会午後 3 時 3

場所


第2委員会室


議題


1 甲第1号議案 令和3年度沖縄県一般会計予算(土木建築部所管分)
2 甲第5号議案 令和3年度沖縄県下地島空港特別会計予算
3 甲第12号議案 令和3年度沖縄県宜野湾港整備事業特別会計予算
4 甲第15号議案 令和3年度沖縄県中城湾港(新港地区)整備事業特別会計予算
5 甲第16号議案 令和3年度沖縄県中城湾港マリン・タウン特別会計予算      
6 甲第17号議案 令和3年度沖縄県駐車場事業特別会計予算        
7 甲第18号議案 令和3年度沖縄県中城湾港(泡瀬地区)臨海部土地造成事業特別会計予算
8 甲第24号議案 令和3年度沖縄県流域下水道事業会計予算


出席委員

委 員 長  瑞慶覧   功 君
副委員長  下 地 康 教 君
委  員  座 波   一 君
委  員  呉 屋   宏 君
委  員  照 屋 守 之 君
委  員  上 里 善 清 君
委  員  次呂久 成 崇 君
委  員  島 袋 恵 祐 君
委  員  比 嘉 瑞 己 君
委  員  玉 城 健一郎 君
委  員  新 垣 光 栄 君
委  員  金 城   勉 君


欠席委員


説明のため出席した者の職・氏名

土木建築部長 上 原 国 定 君
  土木整備統括監 島 袋 善 明君
  土木総務課長 砂 川   健君
  技術・建設業課長 島 袋 一 英君
  道路街路課長 前 川 智 宏君
  道路管理課長 上 原 智 泰君
  河川課長 外 間   修 君
  海岸防災課長 新 垣 義 秀君
  港湾課長 野 原 良 治君
  空港課長 大 城   勉君
  都市計画・モノレール課長 仲 嶺   智君
  都市公園課長 高 嶺 賢 巳君
下水道課長 比 嘉 久 雄君
住宅課長 與那嶺 善 一君



○瑞慶覧功委員長 ただいまから、土木環境委員会を開会いたします。
 「本委員会の所管事務に係る予算議案の調査について」に係る甲第1号議案、甲第5号議案、甲第12号議案、甲第15号議案から甲第18号議案まで及び甲第24号議案の予算議案8件の調査を一括して議題といたします。
 本日の説明員として、土木建築部長の出席を求めております。
 なお、令和3年度当初予算議案の総括的な説明等は、昨日の予算特別委員会において終了しておりますので、本日は関係室部局予算議案の概要説明を聴取し、調査いたします。
 土木建築部長から土木建築部関係予算議案の概要の説明を求めます。
 上原国定土木建築部長。
○上原国定土木建築部長 おはようございます。
 土木建築部における令和3年度の一般会計及び特別会計並びに企業会計に係る歳入歳出予算についての概要を御説明いたします。
 令和3年度は、復帰50周年の大きな節目を見据え、最終年度となる沖縄21世紀ビジョン基本計画の総仕上げに全力で取り組む重要な年となっております。同計画の中間評価及び令和3年度の重点テーマを踏まえ、土木建築部としては、沖縄21世紀ビジョン基本計画の実現を目指し、産業インフラの整備、離島・過疎地域の振興、安全・安心の確保といった諸施策を重点的に実施いたします。
 それでは、令和3年度土木建築部関係予算の内容につきまして、御説明いたします。
 ただいま、青メッセージで通知しました令和3年度当初予算説明資料土木建築部抜粋版をタップし、資料を御覧ください。
 通知をタップして、1ページを御覧ください。
 初めに、一般会計の部局別予算について、御説明いたします。
 表の最下段の合計額になりますが、令和3年度一般会計の県全体の予算額は7912億2600万円となっております。そのうち土木建築部は中ほどの太枠内となっており、予算額は868億1684万9000円で、県予算の11%を占めております。前年度と比較すると19億4381万8000円、率にして2.3%の増となっております。 続きまして、歳入予算について御説明いたします。 2ページを御覧ください。
 土木建築部の歳入予算額は、表の太枠内、最下段の合計の金額になりますが754億7467万6000円で、県全体の9.5%を占めております。前年度と比較すると33億2365万8000円、率にして4.6%の増となっております。歳入の主な内訳としましては、中ほどにあります、9の使用料及び手数料は64億7471万9000円となっており、前年度と比較すると1億9855万7000円、率にして3.0%の減となっております。減となった理由としましては、県営住宅使用料の減などによるものであります。
 その下の10の国庫支出金は477億9498万9000円となっており、前年度と比較すると11億2683万7000円、率にして2.4%の増となっております。増となった理由としましては、沖縄振興特別推進交付金事業が前年度より増加したことなどによるものであります。
 3行下の13の繰入金は23億1643万8000円となっており、前年度と比較すると11億5285万9000円の増となっております。増となった理由としましては、沖縄県首里城復興基金繰入金の増などによるものです。
 また、下から3行目の15の諸収入は25億7369万5000円となっており、前年度と比較すると1億1124万2000円、率にして4.5%の増となっております。増となった理由としましては、ダム事業受託金の増などによるものであります。
 その下の16の県債は160億4940万円となっており、前年度と比較すると11億4480万円、率にして7.7%の増となっております。増となった理由としましては、県単離島空港整備事業に係る県債の増などによるものであります。
 続きまして歳出予算について御説明いたします。
 3ページを御覧ください。
 土木建築部の歳出予算は、中ほどにあります8の土木費が849億7311万1000円及び11の災害復旧費が18億4373万8000円となっており、合計で868億1684万9000円となっております。前年度と比較すると19億4381万8000円、率にして2.3%の増となっております。増となった理由としましては、沖縄振興特別推進交付金事業が前年度より増加したことなどによるものであります。主な事業としましては、新石垣空港国際線旅客施設増改築を行う南ぬ島国際観光戦略拠点整備事業、モノレール車両の3両化整備を行う沖縄都市モノレール輸送力増強事業、首里城正殿に用いる大径材調達及び赤瓦調達などを行う首里城復興基金事業などがあります。
 以上が、土木建築部に係る一般会計歳入歳出予算の概要であります。
 次に、土木建築部関係の6つの特別会計における予算の概要について、御説明いたします。
 4ページを御覧ください。
 下地島空港特別会計の令和3年度の歳入歳出予算額は3億6825万5000円で、前年度と比較すると1億9215万4000円、率にして34.3%の減となっております。減となった理由としましては、下地島空港管理運営費が前年度より減少したことなどによるものであります。
 次に、5ページを御覧ください。
 宜野湾港整備事業特別会計の令和3年度の歳入歳出予算額は3億9726万5000円で、前年度と比較すると1億9226万8000円、率にして32.6%の減となっております。減となった理由としましては、借入金の償還に伴う元金償還金の減などによるものであります。
 次に、6ページを御覧ください。
 中城湾港(新港地区)整備事業特別会計の令和3年度の歳入歳出予算額は2億3690万1000円で、前年度と比較すると1098万4000円、率にして4.9%の増となっております。増となった理由としましては、東ふ頭の荷さばき地整備に伴う中城湾港機能施設整備費の増などによるものであります。
 次に、7ページを御覧ください。
 中城湾港マリン・タウン特別会計の令和3年度の歳入歳出予算額は2億7047万5000円で、前年度と比較すると2664万6000円、率にして10.9%の増となっております。増となった理由としましては、分譲済み住宅用地の区画道路補修に伴う中城湾港マリン・タウン土地造成事業の増などによるものであります。
 次に、8ページを御覧ください。
 駐車場事業特別会計の令和3年度の歳入歳出予算額は7507万6000円で、前年度と比較すると5万1000円、率にして0.1%の減となっております。
 次に、9ページを御覧ください。
 中城湾港(泡瀬地区)臨海部土地造成事業特別会計の令和3年度の歳入歳出予算額は1億6222万7000円で、前年度と比較すると2億4688万9000円、率にして60.3%の減となっております。減となった理由としましては、借入金の償還に伴う元金償還金の減などによるものであります。
 次に、10ページを御覧ください。
 企業会計である流域下水道事業会計の令和3年度の歳入額は183億9795万6000円となっており、前年度に比べて1.3%の増となっています。歳出額は196億4087万6000円となっており、前年度に比べて0.5%の増となっています。増となった理由としましては、国庫補助事業の増に伴う歳入の国庫補助金等及び歳出の建設改良費が増となったことによるものであります。
 以上で、土木建築部の令和3年度当初予算の概要説明を終わります。
 御審査のほど、よろしくお願い申し上げます。
○瑞慶覧功委員長 土木建築部長の説明は終わりました。
 これより質疑を行いますが、本日の質疑につきましては、予算議案の審査等に関する基本的事項に従って行うことにいたします。
 予算特別委員長から調査を依頼された事項は、沖縄県議会委員会条例第2条に定める所管事務に関する予算議案でありますので、十分御留意願います。 要調査事項を提起しようとする委員は、質疑の際にその旨を発言するものとし、明 3月12日、当委員会の質疑終了後に改めて、要調査事項とする理由の説明を求めることにいたします。
 その後、予算特別委員会における調査の必要性についての意見交換や、要調査事項及び特記事項の整理を行った上で、予算特別委員会に報告することにいたします。
 なお、委員長の質疑の持ち時間については、予算特別委員会に準じて、譲渡しないことにいたします。 質疑及び答弁に当たっては、その都度、挙手により委員長の許可を得てから行い、重複することがないよう簡潔にお願いいたします。
 また、質疑に際しては、あらかじめ引用する予算資料の名称、ページ番号及び事業名等を告げた上で、説明資料の該当ページをタブレットの通知機能により委員自ら通知し、質疑を行うようお願いいたします。
 さらに、答弁に当たっては、総括的、政策的な質疑に対しては部局長が行い、それ以外はできるだけ担当課長等の補助答弁者が行うことにしたいと思いますので、委員及び執行部の皆さんの御協力をよろしくお願いいたします。
 なお、課長等補助答弁者が答弁を行う際は、あらかじめ職、氏名を告げてください。
 また、ワイヤレスマイクで質疑を行う委員並びに答弁を行う補助答弁者におきましては、ハウリング防止のため、発言の都度、マイクの電源を入れ、発言終了後は電源を切るよう御協力をよろしくお願いいたします。
 それでは、これより直ちに甲第1号議案、甲第5号議案、甲第12号議案、甲第15号議案から甲第18号議案まで及び甲第24号議案に対する質疑を行います。
 下地康教委員。
○下地康教委員 私は予算書の歳出のほうで、それの土木建築部の積算内訳書のほうの提示を見ながら質問をしていきたいというふうに思っておりますので、タブレットにも入っておりますので、そのページを言いながら説明を求めていきたいと思っております。
 まず、積算内訳書の59ページ。沖縄振興交付金のほうですけれども、この事業の内容が、国道・県道の整備30か所というふうにあるんですけれども、単刀直入に、宮古地区に関する工事が入っているのかどうか、それをちょっと確認したいと思います。
○前川智宏道路街路課長 お答えいたします。
 宮古管内におきましては、道路事業として3か所実施しておりまして、いずれも沖縄振興公共投資交付金で事業を推進しているところでございます。令和3年度の当初予算は3億1600万円の配分を予定しているところでございます。
○下地康教委員 私の質問は宮古地区に関する予算が入っているのかどうかということでしたんですけれども。
○前川智宏道路街路課長 宮古管内で道路事業として3か所、事業を実施中でございます。沖縄振興公共投資交付金において事業を推進しているところでございます。
○下地康教委員 3か所というのはどことどこですか。
○前川智宏道路街路課長 お答えいたします。
 下地島空港佐良浜線、城辺下地線、平良下地島空港線の3路線でございます。
 以上でございます。
○下地康教委員 ちなみにそれの事業予算の額は分かりますでしょうか。
○前川智宏道路街路課長 お答えいたします。
 下地島空港佐良浜線が1億2300万円、城辺下地線が400万円、平良下地島空港線が1億8900万円の配分を予定しております。
○下地康教委員 まず、この工事費の節でありますけれども、それぞれの、まず下地島空港佐良浜線ですかね、それが1億2300万。これは工事費でしょうか。
○前川智宏道路街路課長 下地島空港佐良浜線につきましては、1億2300万円のうち2000万円を工事請負費として計上予定でございます。
○下地康教委員 それともう一つ、1億8900万円の―どこでしたかね、内容をお聞かせください。
○前川智宏道路街路課長 平良下地島空港線につきましては、1億8900万円のうち1億5000万円を工事請負費として計上予定でございます。
○下地康教委員 ちなみに、この3路線の事業工期を教えてください。
○前川智宏道路街路課長 現時点におきまして、いずれの路線も令和4年度を目途にしておりますが、予算の状況等によりまして、その点につきましてはまた今後変更等の可能性もあるというところでございます。
○下地康教委員 もう一つ、この事業ではないかもしれないんですけれども、マクラム通りですか。ありますよね。これの今年度の事業費と事業工期を教えてください。
○前川智宏道路街路課長 お答えいたします。
 マクラム通り線につきましては、街路事業として実施をしておりまして、令和3年度の当初予算といたしまして7395万円を計上予定となっております。
○下地康教委員 事業工期はどうなっていますか。
○前川智宏道路街路課長 マクラム通り線につきましては、都市計画事業でございまして、令和5年度までの事業認可期間を取っているところでございます。
○下地康教委員 令和5年というとあと3年ですよね。3年間でできるような状況ではないというふうに思うんですけれども、現在の進捗率を教えてください。
○前川智宏道路街路課長 お答えいたします。
 令和2年度末の事業費ベースで71%となっておりまして、事業期間につきましては今後の予算進捗状況を勘案しまして、検討してまいりたいと思っております。
○下地康教委員 ちなみに、令和5年度に完成予定という形になっていますが、残りの29%という話になりますけれども、大体金額でいいますとどのくらいになりますか。
○前川智宏道路街路課長 概算でございますが、10億円ほどの残費用がある状況でございます。
○下地康教委員 次年度の令和3年度で7300万円余りの予算という形ですけれども、これ、あとの3年でそれだけの金額が実施できるとはとても思えないですね。その辺りを本当にどう考えているのかですね。それと、実際これ、事業が始まってからもう大分たつんですよ。もう10年以上たっていますかね。なかなか工事が進まない―進まないということは予算がつかないということなんですよね。このマクラム通りというのは、港から起点というか、始まって、平良港から始まって下地線のバイパスまで行く通りなんですけれども、その中心の市街地がなかなか整備できない。それが、もちろん予算がつかないということもあるんですけれども、ぜひ、事業工期をしっかりと守っていただけるように予算をつけていただきたいと考えております。また、中心市街地を通りますので、これがしっかりと整備できないと、なかなか交通の安全も確保できないので、それをやっていただきたいというふうに考えております。ぜひですね、予算をしっかりつけていただいて、工事を実施していただきたいというふうに考えています。
 次に、積算書の143ページの公園事業ですね。県営公園10か所という形になっていますけれども、これは宮古の県営公園―新しく整備される予定になってますけれども、この予算は入っているのかどうか。また、予算の規模ですね。それと内容をちょっと教えてください。
○高嶺賢巳都市公園課長 宮古広域公園は、令和2年の7月に事業認可を受け、現在現地調査、物件調査及び用地取得に向けた交渉を行っております。令和3年度は用地補償及び民間活力導入に向けた検討を進め、その後用地取得の状況を見ながら工事実施の検討を行ってまいりたいと考えております。令和3年度の予算ですけれども、宮古広域公園は4億1000万円の事業費を予定しております。
○下地康教委員 4億1000万円というのはそこそこの金額だと思うんですけれども、具体的にその内容を教えてください。
○高嶺賢巳都市公園課長 予算の内訳としまして、用地費として3億6400万円、委託費として4600万円を予定してございます。
○下地康教委員 全体事業費を教えてください。それと全体工期ですね。いつからいつまで。
○高嶺賢巳都市公園課長 公園の全体事業費ですけれども、現在77億5000万円を予定してございます。事業期間としましては、令和2年度から令和15年度を予定してございます。
 以上です。
○下地康教委員 これはですね、公園予定地の中に民間の宿泊施設が今現在あるんですね。その民間の宿泊施設の取扱いといいますか―これは実際オープンしたばかりなんですよね。これをどう取り扱うのか、それをちょっと、方針を聞きたいと思います。
○高嶺賢巳都市公園課長 現在公園の整備手法につきまして、民間活力の導入に向けて検討を進めております。この検討の中で、取扱いについては決めていきたいと考えております。
○下地康教委員 私が言っているのは、具体的にというか、詳細に言えば、民間の用地というのは2つあるんですよ。1つは東急さんがやっている農園みたいなものと、それともう一つは宿泊施設ですね。民間の、東急さん以外のこの2つがあるんですけれども、この2つの施設に対して県はどういう取組をしようとしているのか聞かせてください。
○高嶺賢巳都市公園課長 宿泊施設につきましては、物件補償、用地取得等を進めていきたいと考えております。ただ、東急さんの施設につきましては、まだ方針としては今のところ決まったものがございません。今後検討していきたいと考えております。
○下地康教委員 東急さんの施設に関しては、今後調整をしながら検討していくと。民間の宿泊施設に関しては補償をしていくと。つまり撤去をして、公園用地として補償していくという理解でよろしいですか。
○高嶺賢巳都市公園課長 民間の宿泊施設ですけれども、これも何か活用できるのでしたら活用する方法を考えていきたいと考えております。
○下地康教委員 いや活用ではなく、補償をするのかしないのかという話ですよね、具体的には。
○高嶺賢巳都市公園課長 補償はしていきたいと考えております。
○下地康教委員 それともう一つ、そこには課題があって、市道が通っているんですよね。この市道の取扱いを今どういうふうに考えているのか。
○高嶺賢巳都市公園課長 市道につきましては、公園内の園路として―市道を廃止していただいて、公園内の園路として活用していきたいというように考えておりまして、これから宮古島市と協議していきたいと考えています。
○下地康教委員 それでは県の方針としては、市道を廃止。廃止するのはいいんですけれども、ただ構造物として、市道をどう取り扱うかですよね。目的としては廃止するんだけれども、その残った構造物をどういうふうに取り扱うか、それをお聞きしたいと思います。
○高嶺賢巳都市公園課長 その廃止後につきましては、今検討の段階でございます。
○下地康教委員 それでは、市道に関する取扱いはまだ方針が決まっていないと。現在のところ決まっていないという、そういう理解でいいんですか。
○高嶺賢巳都市公園課長 そのとおりでございます。
○下地康教委員 次に移りたいと思います。155ページの公営住宅に関する件ですけれども、この公営住宅に関しての予算の宮古地区における事業内容と予算額を教えてください。
○與那嶺善一住宅課長 令和3年度の宮古地区における県営住宅整備事業としましては、令和2年度から継続している平良南団地に加えまして、新たに平良北団地の建替え事業に着手することとしております。令和3年度の工事費としましては、平良南団地建替事業で約9億5000万円、平良北団地建替事業で約8600万円で、合わせて10億3600万円となっております。
○下地康教委員 平良南団地に関しては、9億5000万というのは、これ工事費のことで理解してよろしいですかね。
○與那嶺善一住宅課長 主に工事費ですけれども、それ以外に委託料として6100万円ほど計上しております。
○下地康教委員 それと北団地のほうですけれども、これが8600万円。これは委託料というふうに理解してよろしいですか。
○與那嶺善一住宅課長 平良北団地の内訳でございますが、工事費としましては8600万円で委託料は1500万円となっております。
○下地康教委員 この工事費8600万円ということですけれども、これ実際現場に重機が入るという理解でよろしいですか。
○與那嶺善一住宅課長 平良北団地につきましては、工期としまして令和3年度から令和5年度までの3か年にまたがる工期を予定しておりまして、令和3年度は初年度ということで工事費8600万円というところです。着工時期につきましては令和3年度末を予定しているところでございます。
○下地康教委員 現場には今年度から入ると。着工するという理解でよろしいですね。
○與那嶺善一住宅課長 次年度末に着工の見込みとなっております。
○下地康教委員 次に、163ページの下地島、公共離島の予算ですけれども、これの中で、多良間空港の予算が入っていると思うんですけれども、これの事業内容、事業費を教えてください。
○大城勉空港課長 お答えします。
 多良間空港を含む6空港においては、平成25年空港土木施設の設置基準改正に伴い、航空機の安全な運航のため、滑走路端安全区域の性能を満足するための対策が必要となっております。多良間空港においては、用地を拡張することにより滑走路の両端にある安全区域の性能を確保することとしており、令和3年度は地積測量、用地買収を行うこととしております。予算としましては、令和3年度は2800万円を計上しております。
○下地康教委員 これは単年度で終わる事業、工事ですか。
○大城勉空港課長 令和5年度に完了見込みとなっております。
○下地康教委員 これは用地を買うということもあるんでしょうか。取得用地とかありますか。
○大城勉空港課長 用地費として2800万円を予定しております。
○下地康教委員 それと、今宮古空港がかなり混雑をしていたんですけどね、コロナの関係で入域観光客数は減ってきておりますが、順調なときにはかなり混雑していて、要するに迎える人と送り出す人との車が相当錯綜してたんですね。宮古の要望としては、駐車場を30分間無料にしてくれないかというような陳情も出ています。実際、皆様方としてはどういうふうに考えているのか、またどういうふうに対策を取ろうと思っているのかお聞きしたいと思います。
○大城勉空港課長 これに関しましては、陳情案件でもありますので対応することとしております。有料となっている宮古空港及び新石垣空港駐車場の運用については、関係機関と意見交換を行い、那覇空港などの状況を参考にしながら料金改定の見直しに向け取り組んでおります。
○下地康教委員 これは非常に早急に対応していただきたい。これ那覇空港でも30分間の無料となっておりますのでね、これはぜひ宮古でも石垣でも実施していただきたいというふうに思っておりますので、よろしくお願いします。
 以上です。
○瑞慶覧功委員長 先ほど、下地委員の質疑に対する答弁で、住宅課長から答弁を訂正したいとの申出がありますので、発言を許します。
 與那嶺善一住宅課長。
○與那嶺善一住宅課長 先ほど9億5000万円の中に委託料は含まれているかという御質問に際しまして、含まれていると答弁しましたが、正しくは9億5000万円が工事費で、委託料は別途6100万円、合わせて10億1100万円というところに訂正させていただきます。
○瑞慶覧功委員長 座波一委員。 
○座波一委員 一括交付金が7年連続減額になって、この数年間、市町村の分の事業がかなり停滞してるんですね。市町村道の整備等公共工事、農地の整備などもですね。そういう面からいって、今年度の予算のほうも、見通しとして、これまでの市町村の要求額に応え切れるかどうか、見通しをお願いいたします。
○上原智泰道路管理課長 お答えします。
 沖縄振興公共投資交付金の道路管理課における市町村道事業の予算配分については、令和3年度は29市町村69路線に対して、予算額は国費ベースで15億円3598万7000円で、対前年度比は0.93倍となっております。
 県としては、市町村と年4回のヒアリングを実施しており、事業の進捗についての確認や調整、また繰越額の縮減に向けて支援などを行っているところです。要望をしている額には満たないところではありますけど、今後とも引き続き市町村と連携しながら要望額の確保に取り組んでいきたいと考えております。
○座波一委員 これまで大体30%前後の要求額に対する回答だったと思いますが、これは変わらないですか。
○上原智泰道路管理課長 令和2年度、3年度につきましても、要望額に対する措置率としましては、37%、また、令和3年度が33%というふうになっております。
○座波一委員 県の役目は市町村のこういう事業を止めない、なるべくスムーズにいくような声を国に反映するべきだと思っています。今後の在り方について、一括交付金の在り方がどういう形になるか分からないけど、既に決定している事業、進めている事業が進まないということは最悪ですよ。新規採択もやりにくい状況なのに、既決事業が進まないという、これについてどう考えていますか。
○上原智泰道路管理課長 既に事業化されている事業につきましては、事業の進捗が早く進むように取り組んでいくことが大事と考えております。今後とも市町村と連携しながら、事業の進捗、予算の確保などに取り組んでいきたいと考えております。
○座波一委員 今年度の―要するに令和4年度に向けてのですね、今年度の予算の取り方も含めて、ぜひ既決事業分は確保するという、確保して、一括交付金というものがなくなっても、そういった方向でいかないと、事業推進交付金に編入されていった場合の理屈を組み立てておかないといけないと思いますよ。これ決まったことではなけど、その方向じゃないかなと思っているわけですけれどもね。そういうふうに、市町村の進めている部分を止めないと、決まった分を止めないという方針で臨むべきではないでしょうか。
○上原智泰道路管理課長 先ほども申し上げましたように、事業化されている事業については、進捗を、早い進捗に努めていくことが重要と考えておりますので、この事業の必要性などを訴えながら、予算の確保に努めていきたいと思います。
○座波一委員 部長、御苦労さまでした。
 次年度に向けて、4年度に向けてのそういう取組をぜひ示していただいてもらえませんか。要するに、この取組としてそうあるべきだというのを申し送ってほしいと思っています。
○上原国定土木建築部長 公共投資交付金の予算の確保については、非常に積極的に取り組んできたつもりでございますが、なかなか思うような額にならなかったと。市町村に対する措置率も非常に低い状況でございましたが、内閣府に対して非常に事業が遅れて弊害が出てきているということを率直に申し上げて、確保をお願いしてきたところでございます。
 次期振計の中でどういった形になるのかというのも非常に注目されるところでございますので、この公共投資交付金の制度というのは、県、市町村の裁量でもって配分できるということについては非常に有効だと考えておりますので、今後しっかりと満足のいく予算が確保できるようにしっかり取り組むべきだろうと思っておりますので、今後とも土木建築部として積極的に取り組みたいということでございます。
○座波一委員 ありがとうございます。
 次期部長の島袋さん、決意表明をお願いします。
○島袋善明土木整備統括監 今部長がおっしゃられたとおりですね、令和4年度の予算獲得に向けて土木建築部一丸となって取り組んでいきたいと思います。市町村も取り残すことがないように、今ある事業が継続してできるよう一生懸命頑張っていきます。
 以上です。
○座波一委員 歳入歳出で聞きたいんですが、下地島空港特会で駐車場整備のほうはどういう方針になっていますか。
○大城勉空港課長 下地島空港においては、現在国土交通省航空局の羽田発着枠政策コンテストにより、スカイマーク株式会社による羽田路線の暫定運航及びトライアル運航が令和4年10月末まで認められております。県としては、その後の継続的な運航の見直しや、その他航空会社の運航状況なども踏まえて、駐車場拡張の検討に必要な実態調査を実施しているところであります。
○座波一委員 明らかに需要が見込まれていて、現場からも強い要望があるということは我々じかに要請を受けておりますので、ぜひ前向きに検討をお願いします。
 7ページの与那原マリーナの繰越金が多いのはなぜでしょうか。1億8000万。
○野原良治港湾課長 マリン・タウンの特別会計の中で元利償還金の充当なんですけれども、これまでは一般財源からの繰入金で充当していたのですけれども、歳入の伸び等がありましたので、今回は繰越金での充当をしたというところにあります。
○座波一委員 あと、8ページの特会の駐車場収入なんですが、これは収容量はマックスですか。それとも空きはありますか。稼働状況をお願いします。
○上原智泰道路管理課長 県民広場地下駐車場につきましては、駐車台数のスペースが202台分ございます。その中で随時利用する人が回転していくような形になっているところでありますけど、年間の台数の集計はございまして、平成31年が1万8418台というような状況になっております。
○座波一委員 稼働状況はどうですかと聞いています。何%ですかという意味です。
○上原智泰道路管理課長 すみません、現在手元に年間の台数の集計の数字はございますけど、稼働率の数字は今持ち合わせてない状況でありまして、大変申し訳ないです。
○座波一委員 私も質問取りのときにこの話をしていないので何ですが、これは収益が非常に今厳しい状況の中で、このような使用料の確保は絶対的に重要ですので、そういうふうな稼働状況が気になったわけです。それでですね、この整備事業費が6630万、これはどこなんですかね。
○上原智泰道路管理課長 駐車場につきましては、長寿命化計画を策定しておりまして、老朽化している部分から順次修繕を行っていくところではありますけど、令和3年度は照明のLED化を行う予定となっております。
○座波一委員 分かりました。
 次に2ページの砂利・砂売払い代1億8000がありますね。これの説明をお願いします。
○新垣義秀海岸防災課長 お答えします。
 砂利採取につきましては、過去5年間の実績を基に令和3年度の収入見込額を計上しております。
○座波一委員 すみません、よく分からなかったものですから。これ、県が砂利を採取して販売しているということですか。
○新垣義秀海岸防災課長 いえ、砂利採取業者が県のほうに認可を申請しまして、その際の手数料という形となっています。
○座波一委員 その手数料ですね。販売支払代って書かれてるものですから。
○新垣義秀海岸防災課長 すみません、手数料ではございません、採取料となっております。
○座波一委員 この採取料というのがよく分からないのですが、説明できませんか。
○新垣義秀海岸防災課長 お答えします。
 これは砂利採取業者が砂利採取の認可計画書を申請した際に、申請の手数料及び砂利採取料としまして採取計画認可量の1立米当たり128円の額を徴収しております。
○座波一委員 分かりました。
 また別に移りますが、河川とか港のしゅんせつ土砂等の処理あるいは有効活用について聞きたいのですが。
○外間修河川課長 お答えします。
 河川整備のしゅんせつで発生する土砂については、細粒分や水分等多く含んでいることがあり、現状で運搬ができない場合は曝気や固化処理を行っているところであります。また、土砂の活用方法については、県の公共工事発生残土利用調整計画により公共事業等に利用をしているところであります。
○座波一委員 要するに雨の多い、今状況になってきてますから、河川氾濫が非常に問題視されている状況の中で、しゅんせつは非常に重要になってきています。ですので、港のしゅんせつも、非常にまだまだやらなければいけないところがたくさんある。このしゅんせつをやるために、処理が問題になっているのであれば、もっと有効活用して、今言う埋立用地とかね、そういったものにも活用するように持っていけないかなという意味での質問なんですけれども、そういうふうなしゅんせつをもっともっとやっていかないといけないという現状はないですか。
○外間修河川課長 現在令和2年から令和6年までの間に新しい事業として緊急浚渫推進事業という事業がございます。これについては、県の二級河川も含めて5河川、あと市町村の河川も情報を提供しながら、令和3年度から南城市のほうでこの事業を活用してしゅんせつする予定となっております。
○座波一委員 南城市のみならず、河川しゅんせつはどんどん進めていってほしいと思っております。
 次に、南部東道路につきまして、今年度の取組と同時に、令和8年度完成予定という全線開通という予定でありますが、それについての見通しをお願いします。
○前川智宏道路街路課長 南部東道路につきましては、今年度用地買収及び工事等に取り組んでおりまして、令和8年度完成を目指して取り組んでいるところでございます。
 以上でございます。
○座波一委員 見通しは。
○前川智宏道路街路課長 令和8年度の完成を目指して次年度以降も取り組んでいく予定となっております。
○座波一委員 大変期待しています。でですね、ジャンクションの計画も今あって進めているわけですけれども、私、一般質問でも話しましたが、これ今の補助事業において、予算の確保も本当にこの道路部分と含めまして非常に大きくなってくるものですから、この部分はジャンクションは直轄にしたほうがいいんじゃないかと。最初直轄からの話の始まりですからね。そうしないと、8年度完成に間に合わないんですね。一体的に進めないといけないんじゃないかなという思いから質問してますが、直轄の可能性はないんでしょうか。
○前川智宏道路街路課長 南部東道路の空港自動車道への直接乗り入れにつきましては、当該道路の管理者であります県が事業主体になるものと考えておりますが、現在橋梁予備設計を実施しておりまして、予備設計において工事規模等を把握できた段階で検討してまいりたいと考えております。
○座波一委員 今県主体となるものと考えているがという、そこが気になりますけど、当初そういった始まりじゃなかったんですね。まだ私は決まっていないと考えています。ですので、そこはまだ余地があると考えていいんですか。
○前川智宏道路街路課長 当該道路の管理者は県でございますので、県が事業主体となるというところが主眼になろうかと考えているところでございます。
○座波一委員 そこはですから、今後話次第、交渉次第では変わってくる可能性はあると考えていいですか。
○前川智宏道路街路課長 現在予備設計を実施しておりまして、その設計におきまして那覇空港自動車道をまたぐ工事計画等もありますので、その点の詳細な設計ですとか工事工程、年度ごとの工事費等をまずは詳細に検討するのが先決ではないかというふうに現状においては考えているところでございます。
○座波一委員 分かりました。
 次に佐敷海岸についてなんですが、ここも非常に取り残された地域になってしまって、老朽化も含め、土砂の堆積、あるいはトビハゼの保護の問題で何も手がつけられなくて、生活に影響の出るような状況になってきています。陸地からの排水が滞ってきてるという、そういったところについての改善を含めた取組をもう一度確認します。
○新垣義秀海岸防災課長 佐敷地区の海岸の老朽化ですとか、そういった整備につきましては、現在中城湾港長期構想ですか、港湾計画改定がなされると聞いておりますので、その改定を踏まえてですね、それと整合の取れるような海岸の整備の在り方を地元の市とも連携しながら検討してまいりたいと思います。
 以上です。
○座波一委員 長期構想のまとめがもう来ていますので、ぜひこの部分も入れてほしいと思っております。特に、築島という島は、戦後の米軍のしゅんせつ工事の残土なんですね。残土が置かれてあの島になってしまって、そのおかげでこの海の流れが滞留しているというのもありますからね、これは理屈も立つと思いますよ。そこを何とかやって、地元の声を聞いて取り組んでほしいと思います。どうでしょうか。
○野原良治港湾課長 現在長期構想の策定に取り組んでいるところでして、今策定中ですけれども、長期構想の案においては、委員おっしゃった、今地区の水際空間の有効活用による地域交流の形成を図る区域として置いておりまして、南城市の市長も委員になられておりまして、そういった意見を踏まえてそういったゾーニングを行っているところです。
○座波一委員 次に、首里城復元復興計画についてでありますが、復元計画の中にも原因究明とか防火対策いろいろあると思います。防火問題につきましても対策がなされておりますが、私は前回の議会の折にも、沖縄県としての原因究明の姿勢を続けなければいけない、これはもう後に残すべき姿勢を示すべきだと思います。こういうことがですね、この復興計画に書かれてないような気がするんですね。素案を見てますと。防火対策をこうしてます、ああしてますというのは分かりますが、原因を究明するまで取り組むぐらいの県の姿勢を見せなければいけないと考えておりますが、いかがでしょうか。
○高嶺賢巳都市公園課長 去る9月11日に、首里城火災に係る再発防止検討委員会から火災時の事実確認等を整理した中間報告書を受け取っており、同委員会では年度内に予定されている最終報告に向けて再発防止策の検討を進めているところであります。同委員会の中間報告では、出火原因について沖縄県警及び那覇市消防局はいずれも出火原因の特定には至っていないが、想定し得る出火原因を検討したところ、現時点において電気関係設備が出火の原因となった可能性は否定できないとしております。
 以上です。
○座波一委員 極めて確信に近い電気系統だというのを分かっておりますので、そこら辺を集中的にですね、再建するのであれば、それに生かす意味でも原因を究明しながら取り組む姿勢は大切だと思っております。ぜひよろしくお願いします。
 そして、もう一つ忘れてはいけないのが、この文化財の保護の問題、保全の問題。これは、どんなことがあっても、火災が起こっても保全する体制があるというようなシステムもつくるべきだという指摘があるんですね。どんなことがあっても燃やさないというふうな姿勢はできていますか。
○高嶺賢巳都市公園課長 県では次年度から管理体制の構築に向けて検討を進めていく予定としております。その中で文化財等の保存についても検討していきたいと考えております。
○座波一委員 ちょっと時間ないんですけど、本来は、警報装置の中でも人感センサーが鳴った後に警報装置が鳴った。この原因も究明するといって答えられてない。これも本当に大きな問題ですよ。こういったもろもろの、議会で議論して、参考人招致もしてやった結果がですね、まだまだグレーであると、不透明であるということを申し添えておきたいと思っています。
○瑞慶覧功委員長 呉屋宏委員。
○呉屋宏委員 それでは、早速ですけれども通告はしてありましたからこの何ページかこのタブレットで探すのが大変ですから。道路になるのかな、パイプライン線、12月にも議論したんですけれども、前川課長、これどうなってる。どこに入ってるの、予算。
○前川智宏道路街路課長 お答えいたします。
 予算につきましては、沖縄振興公共投資交付金の効果促進のほうで実施予定となっております。
○呉屋宏委員 これは今幾らついてるの。
○前川智宏道路街路課長 効果促進の総額については決定してますが、このパイプライン線について幾らの調整になるのかというところは次年度になりましてから検討調査したいと考えているところでございます。
○呉屋宏委員 これはね、12月の一般質問でも皆さんの見解をお伺いをしていますので、令和3年度には予算化するってことをしっかり言っていただきましたから。ただ、これは、これからの工程としてどうなっていくんですか。
○前川智宏道路街路課長 令和3年度に整備の可能性につきまして調査をいたしまして、その調査結果を踏まえまして、今後のスケジュール等については検討してまいりたいと考えているところでございます。
○呉屋宏委員 これは今現在、宜野湾市道なんですよね。ですから、これ当然県道に格上げをしなければいけないという形になりますから、そういう部分を、ぜひ令和3年度に入ってまた委員会の中でもお伺いをしていきたいと思いますから、その工程はね、しっかりと示していただいたほうが僕はいいと思っていますので、そこら辺はよろしくお願いします。
 それとね、ついでに県道34号。これはもう宜野湾市民がね、通告もしてありますけど宜野湾市民が非常に困っている道路なんですよ。この道路の渋滞で実は引っ越す人たちもいるぐらいですから。ここは、今度の予算の中で措置されてるんですか。
○前川智宏道路街路課長 宜野湾西原線の真栄原から大謝名までの区間につきましては、沖縄地方渋滞対策推進協議会におきまして主要渋滞区間として抽出をされております。平成28年度に短期的な対策といたしまして、真栄原交差点の右折帯の延伸等を執り行ったところであります。真栄原交差点から真栄原交番前交差点の420メートル区間におきましては、令和3年2月に渋滞対策の工事の契約を行っておりまして、現場においては渋滞対策工事を実施する計画となっております。
○呉屋宏委員 いやだから、令和3年度は幾らついてるの。
○前川智宏道路街路課長 失礼いたしました、お答えいたします。令和3年度につきましては、6300万円余りの予算を今計上しているところでございます。
○呉屋宏委員 この6300万円何に使うんですか。
○前川智宏道路街路課長 バス停の移設・新設等を行いまして、渋滞対策のための工事を実施する予定となっております。
○呉屋宏委員 これはね、質問でもやったことですからもうはっきり言いますけど、夕方の時間帯、那覇から来た人が真栄原に曲がる車ね、一体何台曲がれると思いますか、あの右折帯で。あれね、前の信号が詰まって、皆さん信号の改良もやるとかって言ってるんだけど全く効果がない。あれ右に曲がれないですよ。僕が運転手してもいいから一緒に行きますか。真面目にできないんだ、これはみんな困ってるんだよ、だからそこの大謝名から真栄原に向かって行くときの入り口の車線だけでも2車線にするとかね、取りあえずは。そういう形を取らないと、ただバス停をやったからといってどうなるものでもない。そこの交差点からずっとパイプライン入り口まで詰まってるんだから。ということは、この量を2倍にしないことには入っていけないんだ。それはね、もっと交通量を考えてこの辺りやってもらわないと、これは話にならないですよ。そこは次年度計画やるつもりでいるのかどうか、まずはその調査からね、今年度入ってほしいんだけれども、どうなの、今年度もう追加できないの。
○前川智宏道路街路課長 お答えいたします。今委員御指摘の区間の車線ゾーンにつきましては、現在実施済みの設計の中で検討されているところでございまして、令和3年度実施予定箇所の効果等を見ながら、その点の実施についてはまた検討していきたいというふうに考えております。
○呉屋宏委員 あのね、これ真剣にもっと―とにかく今が完了されてるというんだったら、これはもう直らないってことだよ、そうでしょう。1台2台しか右折できないんだよ。だからここはね、もう完了しているということじゃなくて、もっと真剣に2車線にもっていけるかどうかってことは真剣にやってください。そこの両サイドの角はね、かなり歩道が広いんですよ。そこをどうやって調整するかということは考えてやっていただきたいなと思います。とにかくこの住民の皆さん、前も言ってるんだけど、10万人都市になってるわけだから、そこはまた通過交通でもあるわけだから。そこはね、しっかりとやっていただきたいなと思います。
 じゃあ次、急いでやります。宜野湾港についてなんですが、使用料、手数料で1億6600万の歳入になってるんですね。これね、ちょっと船の部分で幾ら、それ以外のもので幾らというのをちょっと教えてもらえますか。
○瑞慶覧功委員長 休憩いたします。 ○瑞慶覧功委員長 再開いたします。
 呉屋宏委員。
○呉屋宏委員 僕は通告したでしょう、お願いしますよ。やる気があるのかどうか。正直言ってね、これで見てて感じるのは1億6600万で、これ全体予算が3億9700万、元金償還金が2億9000万。これでいいんですか。
○野原良治港湾課長 この元金の償還につきましては、元金償還計画に基づく支払いということになっています。
○呉屋宏委員 これね、かなりの整備ができてないところは僕は本会議でも指摘をしたんだけど、これは一般質問でやってるときに、あれだけのね、皆さん御承知のようにね、本土からそこを借りてる船だけで50%を超えてるか超えないかぐらいまで来てるわけでしょう。それでね、皆さん実態を分からんから説明をしますけど、あそこね、シャワー室が1つしかないんだよ。海から上がってきて、ジェットスキーがあり、いろんなものがそこで海洋スポーツをやって帰ってきてシャワー入ろうと思ったら男子も女子も1つしかないの。男用が1つじゃないですよ、女用が1つじゃないですよ、一緒で1つなんですよ。これね、皆さん普通に指摘されないと分からない感覚なのかなと思うんだけど、どうなんですか。港湾課長。
○野原良治港湾課長 宜野湾港マリーナには、今男女2か所ずつ計4か所のシャワー施設があります。31年度にはガス給湯器の更新などを行っておりまして、利用者が快適に利用できるように対応しているところです。あと、また旧管理棟の改修などによりですね、シャワーの増設や観光業者と一般オーナーとのすみ分けを図ることについて、今は県と指定管理者の間で検討を行っているところです。
○呉屋宏委員 僕が見たのは、利用者に言わせれば1つしかないと。管理棟の横に。それがコロナだからといって閉められてると。1人しか入れないシャワー室にコロナだからって閉まるの。複数いるんだったら分かるよ。僕はね、こんな感覚がなくて、沖縄は海洋スポーツっていうのかな、こういうのを利用しにみんな来るんだよね。だけどその受け側のソフト側が全く整備されてないっていうのが僕は情けなく感じているんだけど、この辺は今整備するのに何年の予算でやる予定なの。
○野原良治港湾課長 確かにシャワーについては、コロナの影響もありまして使用を制限しているところはこちらとしても把握しているところです。いつからの整備かというところがあるんですけれども、これはまた予算上の課題とかもありますので、そこも含めて検討を行っているところでございます。
○呉屋宏委員 そこがね、僕が言いたいのは、さっきの歳入の部分で使用料、手数料で1億6600万毎年取っていて、そういう整備がきれいにできないってことがね、それは恥ずかしい話じゃないですかということを僕は言いたいわけですよ。ですから、そこはしっかりと検討してください。まだたくさん壊れているところが、もうね、30年近くなってますから、30年、20年、それぐらいになってると思いますから、これはしっかりと整備をしていただきたいなと思っていますね。
 それと、通告をしてありますけれども、下水道課の皆さんに宜野湾の浄化センター。これね、なぜこれを出すかというとね、僕この間資料取りましたよ。これ工事初年度っていつでしたか。
○比嘉久雄下水道課長 宜野湾浄化センターにおいては、老朽化した施設がございまして、そこの部分の増量、施設の能力の増を含めてですね、この沖合を埋め立てて事業を整備しております。この事業の3系列目の事業スケジュールにつきましては、3系列の1番最初に工事を始めたのは平成26年度に供用開始を始めているところでございます。
○呉屋宏委員 僕が言ってるのはそれじゃなくて、最初に着工したのはいつなのって聞いてるんだよ。
○比嘉久雄下水道課長 着工というのは埋立事業でよろしかったでしょうか。
○呉屋宏委員 全ての計画さ。
○比嘉久雄下水道課長 埋立事業につきましては、平成14年から16年まで埋立てをしました。県としては、土地開発公社の埋め立てた土地について、17年から21年にかけて土地を取得しております。土地取得と併せて、施設の工事というのを並行して進めてきたところでございます。
○呉屋宏委員 最初に14年に着工した、これも事業ですね。浄化センターを広げるための埋立工事だからもうこれ事業着手だ。そこのときの14年のときにこれが完成する予定はいつだったんですか。
○比嘉久雄下水道課長 当時、この14年ぐらいに始めた際に、この3系全体については、終期ということを明確に示した資料はすみません、ございませんで、3系の最終的な整備については31年度以降になるという形で住民説明会等で説明させていただいたところでございます。
○呉屋宏委員 あと何年かかるんですか。
○比嘉久雄下水道課長 現在の予定では、3系の水処理施設の整備につきましては、令和6年度を完成目標として事業を進めているところでございます。
○呉屋宏委員 こんなね、難しい話じゃなくて、僕は単体で完成はいつかって聞いてないんだよ。この事業の最後の完成はいつになるんですか。
○比嘉久雄下水道課長 下水道事業におきましては、施設の整備というのが、一度サービスを開始するとですね、継続的にずっとサービスを続けていくために、老朽化施設をどんどん置き換えていくということで事業として進めております。そういう意味では、事業の終期というのが明確に設定されない事業というふうに御理解いただければと存じます。
○呉屋宏委員 こんな言い訳あるかな。あのね、皆さんのこの計画書の中でね、グリーンベルトっていうのがあるよね。つまり皆さんはね―これ当時僕はは伊佐からもたくさんこの話を聞いたんだけれども、これはある意味ではね、迷惑施設ですよ。地域のところで迷惑施設なんで、これは迷惑施設が宜野湾市の伊佐にはね、し尿処理場も集中してるんだよ。そういう部分で地域の皆さんからクレームがあるんだ。ただ、それは全体的なものだから、それも受けざるを得ないという気持ちも分かる。だけど、このグリーンベルト―つまり道路沿いに公園を造りますよと。皆さんはおいしい話をしてきたんだよ。このおいしい話いつ完成するの、いつ食べられるのこれは。
○比嘉久雄下水道課長 グリーンベルトの整備につきましては、現在沖合展開を進めている老朽化施設がですね、機能を停止して、解体した後に着工する予定でございます。そういう意味では、令和10年度以降にグリーンベルトの整備に着手するということで計画しております。
○呉屋宏委員 令和10年っていったら今から7年後。これ計画して了承した人たちみんな亡くなってますよ。意見を聞いた人たちは。だからみんないつできるんだって質問が来るんですよ。仕方がない、みんなのためだから伊佐区としてはもうそれは受け付けるよということで受け付けた。しかし我々の要望も聞いてくれと言って、この公園が欲しい、こういうような施設が欲しい、そういうことをやってきたんですよ。極端に言えばね、それは皆さんの都合だからいいんだけれども、伊佐には伊佐の都合がある。先にグリーンベルトの一部を造るとかね、そういうサービスを考えていかないと、自分の都合だけで事業展開していってね、了承したところの都合はどうでもいいと、住民に押しつければいいんだっていうようなそんな考え方では、これはうまくいきませんよ、話合いが。これはもうちょっとね、しっかりとしたグリーンベルトを先に―先行、全部と言わない。あなたがたも一部一部やってるんだから、グリーンベルトも一部一部やればいいじゃない。そういう話だけどどうなの。
○比嘉久雄下水道課長 埋立てに伴いまして、住民の方々と我々としては約束したグリーンベルト、その敷地境界、道路境界から25メートルのグリーンベルト整備していきたいということで、住民の皆様には御理解を求めてきたところでございます。その25メートルのグリーンベルトの整備に当たってはですね、全体を整備するという観点で今考えている部分がございますが、ただ既設の整備施設がどかない限り全体の整備というのはなかなか難しいという事情がございました。今委員がおっしゃるとおり、部分的に供用開始できるようなグリーンベルトの在り方っていうのは、実は昨年の自治会長さんのところにお邪魔してちょっと意見交換をさせていただいて、どういう形の整備をするかということに関していろいろと今、意見交換を進めているところではございます。その意見交換の中で住民側の意向に沿った形でですね、何かしら我々としてできることがないのかということを、今現状を検討しているところではございます。
○呉屋宏委員 早めに答えを出してくださいね、楽しみにしてますから。
 それと、もう退官ですから、部長に随分御迷惑をかけていろいろ一般質問でもがんがんやりましたけど、僕の顔は見たくなかったと思うんですけど、本当に長い間お疲れさまでした。
 以上です、ありがとうございました。
○瑞慶覧功委員長 照屋守之委員。
○照屋守之委員 おはようございます、よろしくお願いします。
 上原部長、不安もありましたけれども定年によって勇退されるということでですね、今月いっぱいですよね、ぜひまた最後までよろしくお願いします。
 先ほどもありましたけれども、首里城火災の件ですね―これは今日取り上げませんけどね。原因が電気系統、それは否定できないということです、これ首里城、原因究明は非常に大事です。もう一つはですね、この火災の防止、鎮火対策、被害拡大防止、これをどう県が取ったのかというのも今問われています。これは、全焼した後に対策本部を立ち上げておりますけれども、この件についてはまた改めてしっかり確認しますけど首里城の問題については、原因究明と被害防止対策ですね、それをどう取ったのかというふうなことが問われてきますから、これはまた別のところで対応したいと、一般質問なりで確認したいと思っております。
 今ですね、部長、新年度予算つくりました。これコロナ問題もあってですね、かなり県の予算も厳しくなっていく中で、土建部の事業、一生懸命やられてきて、次の新年度も予定していると思いますけれども、この次の年度で、例えば今沖縄観光も壊滅的な打撃を受けてますね。観光経済大変ですよ。そういうことも含めてコロナの問題があって非常に県経済が厳しい状況になっています。私はですね、やっぱりこういうときは公共事業、公共投資だなと思ってるんですよ。やっぱり観光経済が落ち込んでいく分県民経済をつくっていくには、やっぱり公共投資によって底上げをしていって、観光経済が回復するまで県経済を牽引していくというふうなことが今求められていると思いますけれども、この新年度で、そういうふうな視点に立った予算組みっていうのが今回できてるんですか、どうですか。
○上原国定土木建築部長 こういう緊急事態の時期に予算編成しないといけないということで、コロナの―今年度当初からコロナの緊急事態もありましたし、そういった中で、公共事業というのはしっかりと推進していかなければならない。県民生活を下支えする公共事業の役割としてですね、しっかり事業の執行をしていかなければならないという視点で今年度取り組んできました。新年度予算においてもですね、そういった形の考えの下に、増額できれば非常に望ましい形だとは思いますけれども、コロナ対策等でいろいろなところで予算が必要だということもあって、前年度並みというような形にはなってますけれども、土木建築部としてはしっかりとこれを執行しながら、また県民生活を支えていきたいというスタンスでございます。
 以上です。
○照屋守之委員 今コロナはですね、この予防対策と暮らしをつくっていく。並行してやってますね。そうすると、やっぱり土建部の働きって非常に大きいと思いますよ。これ年度途中からでもいいから補正予算組むぐらいのですね、これやっていかないと、非常に厳しくなりますよ。
 同時にですね、先ほどの沖縄振興計画の延長という、そういうふうな言葉もありますけど、これ単純延長できませんよ。ここはですね、今まで50年間やってきたものが、これまで同様10年間延長できるというのは、これは県の努力次第ですよ。政治の努力次第ですよ。10年って誰も決めてませんよ。国もまだ検討すら入ってませんよ。来年にはもう、次年度には切れていくということですからね。ですから本当にこの振興計画を大事にするということであれば、やっぱりもっともっと土建部としてそういうふうな予算組みも含めて、取れるような仕組み―担当副知事は決まったんですか。どうですか、担当副知事は決まったんですか。
○上原国定土木建築部長 まだ具体的な所管割は、私は聞いてないんですけれども、ただ土木建築部は引き続き謝花副知事が担当するというのは聞いております。
○照屋守之委員 では、ぜひ謝花副知事を筆頭にですね、政府との交渉は副知事にさせたらいいですよ。これやっぱり窓口は副知事になるはずですから、ぜひお願いします。
 次に、土建部ですから私ども地域の今行われている県事業について何点かを確認と、あるいはまた新年度の事業の進捗も含めて、予定も含めてお伺いをしたいと思ってます。県道224号線のうるま市仲嶺地区ですね、うるま市民芸術劇場裏の道路整備があります。今これどうなって、次年度どういう形で進んでいくか、御説明をお願いできますか。
○上原智泰道路管理課長 具志川環状線のうるま市仲嶺地区においては歩道の設置を行っておりまして、事業計画延長810メートルに対して、令和2年度末時点で270メートルの整備を完了しております。整備率は延長ベースで33%となっております。令和3年度も、引き続き事業の進捗に取り組むこととしておりまして、歩道の設置の整備及び用地の取得を継続してまいります。
○照屋守之委員 工事の予定は。令和3年度の。
○上原智泰道路管理課長 令和3年度の工事の予定につきましては、当然ですけど用地の買収が進んでるところから約90メートルの区間を整備する予定でございます。
○照屋守之委員 これ810メートルやるのにあとどのくらい時間かかるんですか。
○上原智泰道路管理課長 今、用地の取得の進捗状況が62筆のうち54筆の取得をしておりまして、残り8筆ございます。この用地の早期の取得に努めていくところでありますけど、その取得の状況、用地交渉の状況によっても変化はしていきますけど、残りの延長が540メートルということでございますので、まずは残り8筆の用地の取得、この3年度、4年度あたりで取り組んで、その後に工事を加速させていきたいと考えております。
○照屋守之委員 いや課長、私が言っているのは、これは皆さん方計画をつくってするんでしょう。その辺も含めてね。だからいつまでに完了する予定だったんですか。で、それがどういうふうに―これ810メートルですけど、あの裏の通りはですね、もうかなり交通量が出てきて、その隣にうるま市が非常に大きいいろんな構想を持っているようですよ。大変重要な道路になります。だから、これはやっぱり地域住民に示さないといけません。いつまでに終わる予定なのか、これはいろんな事態が起こってきたら、それはもう変更もありますよ。ただ、いつまでにという、そこは示してもらえませんか。
○上原智泰道路管理課長 先ほど申し上げましたように、令和3年度90メートル工事を進捗させまして、残りの用地の取得に取り組んでいくと。その後工事に取り組んでいくところでありますけど、早期の完成を目指して、令和5年、6年あたりまでには完成させたいと目標を立てております。
○照屋守之委員 お願いしますね。これ以上は言いませんけれども、やっぱりこういう事業をするときは、当初からいつまでにという期限決めるでしょう。それに沿ってやるはずですから、ぜひお願いしますね。
 次、県道224号線と沖縄市とうるま市の境界線ですね。中頭病院裏の旧道路の整備について、これ現場住民から連絡があって見てきました。これらの旧道路みたいですね。やっぱりそこ、排水路、両方ありませんから、ぜひ次年度で計画組んでやってもらいたいという思いがありますけどどうですか。
○上原智泰道路管理課長 ただいま委員がおっしゃっている具志川環状線の旧道の区間につきましては、側溝が未整備になっている箇所がございます。当該箇所につきましては、地元の沖縄市、うるま市とも連携しながら、令和3年度には調査をして、設計業務に着手していきたいと考えております。
○照屋守之委員 整備はいつ。
○上原智泰道路管理課長 通常設計を1年で終わらせて、例えば、用地の買収が伴うのであれば用地の買収から先になるんですけど、年度内でやるということであれば、令和4年からは工事に着手できるかと考えております。
○照屋守之委員 令和4年でお願いしますね、よろしくお願いします。
 次、県道平良川伊計線ですね整備。宮城島の区間の整備、どうなってますか。
○前川智宏道路街路課長 お答えいたします。
 伊計平良川線の宮城島の工区につきましては、平成24年度から事業に着手し、現在桃原橋の架け替え工事が完了し、仮橋の撤去及び上原地区の実施設計を進めているところであります。令和2年度末の進捗率は、事業費ベースで約42%となっております。
○照屋守之委員 この上のほうから―土地改良されてる部分から先に用地買収していってほしいという地元の強い要求がありますね。これに今応えてますか、どうですか。
○前川智宏道路街路課長 委員御指摘の区間につきましては、これから実施設計等を行っていく予定としておりまして、その中で地元の方々との意見も踏まえながら事業を進めていきたいと考えております。
○照屋守之委員 いつ終わるんですか、これ。
○前川智宏道路街路課長 当面令和3年度は実施設計を予定しておりまして、用地買収等につきましては4年度以降に着手する予定となっております。
○照屋守之委員 これ地域に説明してますか。うるま市あたりに説明していますか。
○前川智宏道路街路課長 まだ実施設計のほうが完了しておりませんので、実施設計をしながら地元のほうには説明していきたいというふうに考えているところでございます。
○照屋守之委員 ぜひよろしくお願いします。
 次に、与勝一周道路―勝連平敷屋から南風原までの区間ですね、非常に待望してます。どうなってますか、お願いします。
○前川智宏道路街路課長 勝連半島を一周する県道の整備につきましては、当該地域の観光振興や地域活性化、防災対策等のために必要性を認識しております。ルートの一部が米軍施設用地を通過することから、沖縄防衛局及びうるま市と連携し、米軍との調整を進めるとともに、沖縄県の環境影響評価条例に基づく手続を行うなど、早期の事業化に向けて取り組んでいるところでございます。
○照屋守之委員 これもですね、平敷屋から南風原までの整備計画をつくって、いつ何する、いつ何するって言って示してください、どうですか。
○前川智宏道路街路課長 現時点におきましては米軍施設への立入り等を伴いますので、そういった調査を進めているところでございます。そういった調査を含めまして、環境影響評価等の手続もございますので、その手続等の進捗を見ながら、全体のスケジュールにつきましては検討していきたいというふうに考えておるところでございます。
○照屋守之委員 今お手元の配置図というか、図面もあげましたけど、県道37号線の照間地区です。字具志川と照間地域も含めて、これうるま市にもお願いしてありますけれども、部長にも会ってですね、農水部がこの砂浜の整備を具体的にやることになっております。で、お手元に配付しておりますように、A地点ですね、農水部Aです。だから、農水部が計画している砂浜ですから、この照間漁港はですね、特にB、B地区は建設省所管になってますよね。それとAの部分と建設省と重なってる部分がありますね。そこもそうですけれども、右側の照間漁港。せめてこのC、照間漁港まではつないで一体的な整備をしっかり造ってもらえないかなという、そういうふうな要望です、どうですか。
○島袋善明土木整備統括監 今委員おっしゃってますとおりですね、照間から屋慶名に関して、農林さんの海岸と、我々土建部が管理しております水・国海岸-水管理・国土保全局(国交省)所管の海岸と言われてる部分、海域につきましては、ここは御存じのとおり金武湾港で港湾区域になってます。各それぞれ所管する部署が複数にわたりますので、ぜひ農林水産部と、あと地元のうるま市と意見交換を進めながら、どのような整備が可能かというものについて研究していきたいと思います。
○照屋守之委員 これぜひお願いしますね。このAはですね、A地区は農水が整備するということで具体的な計画をつくっていきますけれども、ここのA地区だけやると中途半端になってしまいます。この漁港までね。せめてこの漁港まではつなぎたい、つないだほうがいいと思うんですよ。ですから計画もですね、農水の計画も含めて、で、もう一つ、これ県道37号線がそこを通ってますね。ですからこの全体的な整備をしていくと、この県道のありようとか防波堤も含めて考えていかないと非常におかしいことになるなという思いがあってですね、この県道37号線、今タンクローリーが頻繁に通っていきます。通常の構造ではなかなか難しいっていうのもあってですね、ぼこぼこになったりとかして、中部土木はこれを維持するのに四苦八苦してますよ。ですからそういうふうなこともありますから、37号線という県道も抱えているということと、やっぱり土建部が管理するというふうな部分もあって、御検討をお願いできないかなということです。もう一度お願いできませんか。
○島袋善明土木整備統括監 委員提供の図面を見ますと、おっしゃるとおりですね、やはり農林さんの計画と、漁港の間にぽつんと旧建設省の海岸が取り残されているような形で図面が拝見できますので、その辺の整備とですね、今おっしゃられた37号線道路の護岸の在り方についても、関係部局一体となって研究していきたいと思います。
 以上です。
○照屋守之委員 新しい部長ですよね、ぜひお願いしますね。この地域はですね、うるま市をハワイ化しようと思ってるんですよ。とにかくああいう形で、この地域の住民も市民も県民もそういう立ち寄る。朝は朝日、夕方は夕日というそういうふうなことも含めて、そういうふうな構想を我々は持ってますから、やるのは土建部ですから、ぜひお願いします。
 以上で終わります。
 ありがとうございました。
○瑞慶覧功委員長 休憩します。 ○瑞慶覧功委員長 再開いたします。
 午前に引き続き、質疑を行います。
 上里善清委員。
○上里善清委員 私、事業のほうで質問していきたいと思います。説明書の30ページの中で、公営住宅整備事業なんですけど、代表質問でも少しやったんですが、今のコロナ禍でこの公営住宅の需要というのは非常に高まっていると私は思っております。計画を見ると、建て替えが主で新築がないということで、今後、この公営住宅を増設していかないとちょっとこの需要には追いついていかないというふうに私は思うんですよ。建て替えにしても、階数を増やして戸数を増やすという政策を取っていただきたいんですけどね。その辺のちょっと考え方から教えてもらえませんか。
○與那嶺善一住宅課長 公営住宅を建て替えるときの増設の考え方という御質問だと思いますけれども、現在、県では老朽化した公営住宅の建て替えをやっておりますけれども、その建て替えに際しまして、おおむね1割程度増戸するということで計画を立てて、建て替え事業を実施しているところでございます。
○上里善清委員 建て替えが主ではあるんですが、需要はあちこちあると思うんですよ。新設というかね、新規でということはもう今のところは全く考えはないですか。
○與那嶺善一住宅課長 現在の公営住宅の供給計画、目標量につきましては、平成28年度から令和7年度までの住生活基本計画の中で定めております。その中で、公営住宅の増設、新設含めた戸数として907戸を定めておりまして、これは県だけではなくて、市町村も含めた数字になっております。その中で、県は建て替え時に増戸をしておりますけれども、その中で200戸程度新築できればなということで計画の中に盛り込んでいるところでございます。
○上里善清委員 分かりました。
 あと、私の地区に関わるものだけ質問していきたいと思います。説明書の31ページ、治水対策事業。比謝川、小波津川の3年度の予算額といいますかね、ちょっと教えてもらえますか。
○外間修河川課長 まず、小波津川についてですが、整備延長約3.8キロメートルのうち、河口から西原町役場付近までの約1.7キロメートルが概成をしております。全体事業費は約85億円を予定しており、令和3年度の事業費は約1億7000万円であります。西原町役場付近までの完成については、令和5年度を目指して、引き続き西原町と連携し早期整備に努めていきたいと考えています。
 あと、比謝川についてですけれども、比謝川については事業延長10.1キロメートルのうち、おおむね6キロメートルが完了しております。全体事業費は約228億円を予定しており、令和3年度の事業費は約6億6000万円であります。県としては引き続き浸水被害の解消に向け、早期整備に取り組んでまいります。
○上里善清委員 ちょっとお尋ねしますけど、小波津川なんですが、これ着工したのはいつでしたかね。
○外間修河川課長 着工したのが平成15年からとなっています。
○上里善清委員 かれこれもう何年になりますか。15年でしたら、18年以上になっていますよね。こういった計画は、普通大体どれぐらいのスパンでやるということが多分あると思うんですけどね、当初の完成予定はいつ頃でしたかね。
○外間修河川課長 当初の計画、ちょっと手元に持ち合わせなくて、現在の完成年度については、今現在約半分ぐらいなものですから、あと最終の上流までについては令和10年を予定をしております。
○上里善清委員 この川は、ほんとに大雨降ったらあふれて、周囲の住民に非常に迷惑をかけている川なんですよ。最近では、上流では氾濫しないんですけど、少し国道をまたいだところからちょっと浸水するのが増えているんですよ。原因は、町の川とのちょっと連携ができていないような感じで、はけるあれがちょっと弱いということで、町のほうの川も今整備をお願いして、小那覇川は整備したみたいですけどね。この辺、町との連携はどんなになっていますか。
○外間修河川課長 二級河川については県、あと準用河川以下は市町村で整備することになっておりますけれども、新たに事業を展開するときには、市町村から申出がありましたら技術的支援など、その辺協力していきたいというように考えています。
○上里善清委員 ぜひ協力して、早めにこの事業を終わらせていただきたいと。令和8年ですか、に向けて、工事を早めにしていただきたいと思います。
 あと、同じく説明書の31ページの砂防関係施設整備ですけど、これは去年の9月ぐらいに地域から要請があって、仲順地区の整備は今年度で終わると聞いております。もう一つ、島袋のほうですね。向こうのほうはもうすぐ近くに住宅がある状況で、非常に、次大雨が降ったら危ないという状況になっておりますので、この島袋のほうはどうなっていますかね。
○新垣義秀海岸防災課長 お答えします。
 まず、仲順地区についてですけれども、仲順地区地すべり対策事業については、平成29年度から事業を開始して、令和2年度で工事が完了します。その後、令和3年度には用地を取得しまして、事業としては令和3年度完了予定となっております。令和3年度の事業内容としましては、地積測量図の作成及び用地購入となっております。
 続きまして、島袋地区についてですけれども、島袋地区急傾斜地崩壊対策事業については、これも同じく平成29年度から事業を開始しまして、令和5年度完了を目標に対策を行っているところであります。令和3年度末の進捗状況としましては、事業費ベースで約66%となっております。令和3年度は、昨年8月の大雨により被災した箇所において、のり枠工、排水工などを予定しております。
 以上です。
○上里善清委員 完成はいつ頃ですか、島袋は。
○新垣義秀海岸防災課長 島袋地区の完成予定年度は、令和5年を目標に事業を進めております。
○上里善清委員 同じページの橋梁補修事業なんですけど、これは老朽化した道路の橋とかその辺を整備する事業だと思いますけど、西原地区の整備はどんなですかね、状況は。
○上原智泰道路管理課長 現在、この中頭郡の西原、中城村、北中城村、この3町村の中で県が管理する橋梁は16橋ございます。この橋梁は、道路法に基づく5年に一度の橋梁点検を行っておりまして、令和元年度末時点で健全である区分1の橋梁が1橋、予防保全段階にある区分2の橋梁が12橋、早期措置段階にある区分3の橋梁が3橋ございます。区分3の橋梁のうち、1橋については令和2年度の第3次補正予算により実施設計を行う予定となっております。また、区分3の残り2橋については、橋梁長寿命化修繕計画に基づいて、橋梁の健全度や重要度を勘案して、今後、優先順位が高い橋梁から順次、補修を実施していくこととしております。
○上里善清委員 分かりました。
 あと、説明書の32ページ、首里城の―他の委員からも質問あったんですが、この火災について、原因究明なり、どういったことが問題でこういうことになってしまったのか、これ、どのようにまとめているのか、ちょっとその辺から教えてくれますか。
○高嶺賢巳都市公園課長 県では、3月に首里城火災に係る再発防止検討委員会を設置しております。9月11日には、そこから中間報告書を受け取ったところでありまして、現在同委員会で、想定される火災時の出火原因等も含めて、今年度末にこの最終報告をまとめる予定としております。
○上里善清委員 重大な事故ですので、しっかりと検証して、その中でとっても私気になるのが、責任問題なんですよ。今も美ら島財団ですかね、指定管理受けたと思いますが、この責任の取り方というのが、どういう責任の取り方をしているのか、とっても気になるんですよ。同じ財団がまた指定管理を受けているというのは、少し納得ならんところありまして、美ら島財団内でどういう責任の取り方があったのか、ちょっと教えてくれますか。
○高嶺賢巳都市公園課長 火災以降、美ら島財団においては、次の点に取り組んでおります。まず1つが、被災した美術工芸品等の適切な管理や修繕及び展示保存の在り方について、有識者から提言を受ける指示を、美術工芸品等の管理委員会を設置して、美術工芸品の修復等に取り組んでおります。2点目としまして、首里城火災を受けて消防計画の見直しを行っております。防火管理委員会を新規設置。自衛消防隊長及び各班長との責務・任務の明確化。火災発生時の行動マニュアルを新たに作成しております。あと、訓練に夜間訓練を追加しております。あと、役員及び管理職等の給与の減額、1月から6月までで合計177万円等々の減額を行っています。あと、昇級の停止、12月賞与の一律70%カットなどを行っているところでございます。
○上里善清委員 民間では、責任の取り方として、そういったやり方もあるかもしれないけど、これは沖縄の本当に財産を焼失してしまっておりますので、給料減額とか、あるいは、そういったことで私は十分ではないと思うんですよ。本来でしたら、この役員をされている方は、辞任すべきだと僕は思っております。そういった責任の取り方もあると思うんですけど、そこら辺まで踏み込んで、十分、当事者にこれを伝えてほしいんですけどね。その辺は県はどんなにしましたか。
○高嶺賢巳都市公園課長 今回、県は施設の管理者として、あと美ら島財団は指定管理者として責任があると考えておりまして、県としまして、首里城火災に係る再発防止検討委員会の検討結果を踏まえて、今後このようなことが二度と起こらないように管理体制の強化に取り組んでいきたいと考えています。
○上里善清委員 それは当然のことです。そこまで踏み込んでいないというのはちょっと不満でありますね。
 あと、ちょっと通告はしていないんですけど、都市公園整備事業のほうで、中城公園の整備というものが6億4000万計上されておりますけど、これはどういった事業ですか。
○高嶺賢巳都市公園課長 中城公園につきましては、令和2年度の工事が園路広場と、補償と用地買収を行っております。あと、令和3年度につきましては、園路広場の整備と補償、用地買収に取り組んでいきたいと考えております。
○上里善清委員 前建っていましたホテルの解体の事業ではなくて。
○高嶺賢巳都市公園課長 ホテルの件でしょうか。ホテルのほうは、今解体は済んでおります。
○上里善清委員 たしか、個人の持ち物ですよね。
○高嶺賢巳都市公園課長 すみません、残りがまだ7筆、未買収のところがございます。
○上里善清委員 これは、まだ今解体している最中ということでいいんですかね。
○高嶺賢巳都市公園課長 物件は補償しまして、終わっておりまして、解体済みでございます。
○上里善清委員 向こうの公園も沖縄観光にとっていいところですので、きれいに整備していただきたいというふうに思います。
 以上で終わります。
○瑞慶覧功委員長 次呂久成崇委員。
○次呂久成崇委員 よろしくお願いします。
 私の資料のほうは、当初予算説明資料抜粋版の3ページのほうお願いいたします。3年度当初予算額のほうなんですけれども、総額のほうで868億1700万弱となっておりますけれども、この令和3年度発注予定工事―各課ですね、右端の説明のところにも書いてあるんですけれども、発注予定工事と発注予定業務数について、ちょっと数字のほうが出ているのであれば確認させていただきたいと思います。
○島袋一英技術・建設業課長 お答えします。
 土木建築部における工事及び業務の発注見通しは、毎年度当初4月1日に公表し、各四半期をめどに見直し、変更がある場合、変更後の発注見通しを公表しています。そうなりますと、令和3年度の発注見通しは、おおむね工事が310件、それから業務が360件となっております。
○次呂久成崇委員 こちらの内容ですけれども、まだ数字のほう固まっていないかもしれませんが、一般競争入札、指名競争、そして、随契とかという内訳のほうも出ているんでしょうか。
○島袋一英技術・建設業課長 まだ正式な数はまとまっておりませんが、現在知り得ている情報としまして、一般競争入札で100件程度。それから、総合評価方式のほうで、簡易Ⅰ型、簡易Ⅱ型、それから特別簡易型とかありますけれども、こちらのほうで約140件ほどとなっています。それから、指名競争入札が57件ほど、それと随意契約を3件ほどと見ております。
○次呂久成崇委員 ありがとうございます。
 土木建築部のホームページのほうで、実は、令和2年度なんですけれども、四半期ごとに発表しているんですかね、この発注工事と、そして業務のそれぞれ変更、追加、また中止ということで発表されております。私がちょっと確認したところでは、予定工事のほうで、例えば四半期ごとで第4ですね、変更が23の追加39、中止25とかあるんですけれども、これはその予定工事、そして業務のほうでもこの変更、追加、中止の数というのは、令和2年度に関しては実際どうだったんでしょうか。例年より比べると多いのか、少ないのか。少しそこら辺の分析とかあればお聞きしたいなと思います。
○島袋一英技術・建設業課長 すみません、ちょっと例年、過年度のデータを持ち合わせておりません、すみません。
○次呂久成崇委員 すみません、これ今年度―次年度でも、数字のほうがまとまりましたら後でぜひ資料提供していただきたいと思います。
 それと、令和2年度中、指名停止状況についてちょっとお伺いしたいなと思うんですけど、その指名停止の主な要因、対策について、ちょっとお聞きしたいと思います。
○島袋一英技術・建設業課長 令和3年2月末までに土木建築部が措置した指名停止の総件数は7件となっております。その内訳は、工事関係者事故が4件と最も多く、契約違反が1件、不正または不誠実な行為が1件、県外における贈賄が1件となっております。労働災害の防止については、受注者への周知、指導を徹底するなどの適切な対応、工事日を各土木事務所等へ通知を発するなど、注意喚起を促しているところでございます。
○次呂久成崇委員 すみません、要因というのは、何か把握していますか。私、ちょっとホームページのほうを見たら、理由のほうで、例えば、下請業者を確保できないとか、そういうことで、結局は落札したんだけれども、それで契約を締結したにもかかわらず辞退したとかっていうのを書類でちょっと見たような気がするんですが、その要因とかというのはどうなんでしょうか。
○島袋一英技術・建設業課長 先ほど申しました件数などで、不正または不誠実な行為というのが今の契約違反ということで、契約に関することで1件ということになっております。
○次呂久成崇委員 分かりました。実は、私たち地元のほうでよく言われるのが、県の公共工事のほうで、分離発注がなかなかされないんだということで、実は、不誠実というような言い方ではあったんですが、例えば、せっかく落札をしても、その契約が履行できないというのも、実は八重山のほうとかでは道路維持管理業務なども、やはり専門業の―例えば造園業とかではなくて、土木業も、皆さんほとんど指名資格を取っていて、それで、土木が街路―街路というか道路の維持管理、そしてまた、植栽工事とか、また、農林水産部の防潮林植栽なども全て落札をしてしまって、そこで造園業の皆さんなんかはその下請ということで入るらしいんですよね。そうすると、このどうしても下請のほうには、本来これくらいの利益が上がるだろうというところがあっても、なかなか元請のほうにその分行って、下請のほうには来ないんだというそういう不満の声もあって、県のほうでもしっかりそういう分離発注というのを進めていただきたいというような声があるんですけれども、そのような声については、皆さんのほうでは―例えば、分離発注をどのようにしていくとかというような検討はしているんでしょうか。
○島袋一英技術・建設業課長 土建部としましては、県が発注する公共工事につきましては、可能な限り分離・分割するなど地元企業の受注機会確保に努めております。また、地元企業が施工困難な工事については、共同企業体方式により受注機会を確保し、品質の向上を図れるよう求めているところが、県としての分離・分割の発注の方針ではあります。
○次呂久成崇委員 一般質問とか代表質問の中でも、例えば公共工事の不調・不落の問題とか、その理由として、やはり現場で技術者が確保できないというようなこともありましたので、やはり、そういった専門業者、専門業種の皆さんの人材育成というのも含めて、私はしっかりと県のほうが、この分離発注も含めて、人材確保であったり、育成であったりというようなことにぜひ取り組んでいただきたいなと思いますので、その取組のほうぜひお願いしたいと思います。
 次に、これにちょっと関連して、宮古、八重山管内のこの包括的維持管理業務委託について、その効果と業務委託の評価、課題について伺いたいと思います。
○上原智泰道路管理課長 まず、八重山管内における―宮古も含めてですが、県管理道路の維持管理業務については、令和元年度から道路パトロールや除草、高木の剪定等、道路施設の維持修繕を包括して実施することとしており、複数の業者で構成する共同企業体が管理を行っております。本業務は、それぞれの業者の専門技術やノウハウを活用し、効果的・効率的な維持管理を実施することにより、良好な道路空間の確保に取り組むものとなっております。本業務については、昨年度からの新たな取組として開始していることから、現在、課題の抽出や整理を行っているところでございます。
○次呂久成崇委員 今、ここの専門分野のJVで受けているということなんですけれども、やはりどういった課題が今あるのかと。私たちもいろいろ聞いてはいるんですが、ぜひそこら辺、この事業者の皆さんとも意見交換しながら、この包括的な道路維持管理という業務について、本当に効率的にできるように取組を引き続きやっていただきたいなと思いますので、ぜひ現場のほうでも意見交換等しながらお願いしたいと思います。
 そして、同じ資料で2ページのほうになります。ここで、使用料と手数料のところなんですけれども、こちらにありますように、主に県営住宅使用料、そして空港使用料があります。補正予算のほうでもこの県管理空港の着陸料に対する支援ということで、8000万ほど補正のほうが組まれました。経済対策でですね。今回、この新型コロナの影響で、空港の着陸料の減、減収ですね。そして駐車場であったりとか、航空燃料譲与税とかも大幅に減収になっているというふうに思うんですけれども、その影響って、この県空港管理のこの着陸料の見込みのみならずですね、この維持、委託業務について、どのような影響があるのでしょうか。
○大城勉空港課長 お答えします。
 令和2年度の空港使用料は、新型コロナウイルス感染症の影響により、約1億3792万円の減収見込みとなりました。当該収入は、空港の管理事務権限を移譲している市町村に対する交付金の財源であるため、県では空港所在市町村と調整の上、歳出執行の見直しを行ったところであります。また、令和3年度においても新型コロナウイルス感染症の影響を勘案し、他事業費を含め、歳出の優先順位を検討するなど、財源確保に努めております。今後とも空港使用料の歳入状況を注視しつつ、空港所在市町村と連携しながら空港施設の適正な管理に努めてまいります。
○次呂久成崇委員 我が県のこのリーディング産業である観光業ですね。こちらのほうもすぐにまた景気等も含めて戻ってくるということは、なかなか難しいと思います。やはり観光客が来ないということは、それだけやっぱり航空機ですね、こちらのほうも来ませんので、そうするとやっぱり着陸料とか運営にも大きな影響を与えてくると思います。ただ、どうしても維持管理が必要ですので、必要的なこの義務的経費ですね。そちらのほうは出ていくと。ですので、今回、経済対策の補正予算のほうでも8000万の補正を組んでおりますので、こういう義務的経費も含めて、やはりこの空港管理委託業務については、各市町村、委託をしている市町村との兼ね合いもありますので、ぜひそこら辺の運用に関しては、その市町村とも連携して、また令和3年度の取組をしっかりお願いしたいと思います。
 以上です。
○瑞慶覧功委員長 島袋恵祐委員。
○島袋恵祐委員 よろしくお願いいたします。
 私は当初予算案説明資料を使って質問したいと思います。まず初めに36ページですが、道路の新設・改良を行うための必要な経費のところから、沖縄市の県道20号線の工事が行われていますけれども、進捗状況と次年度の予定、どこまでやる予定なのかというのを教えてください。
○前川智宏道路街路課長 お答えいたします。
 県道20号線につきましては、胡屋交差点から高原交差点までの延長3460メートルの区間を街路事業の胡屋泡瀬線として3工区に分けて整備を行っております。現在、用地取得を優先的に進めているところであります。令和3年度も引き続き、用地取得を優先的に進めてまいります。
○島袋恵祐委員 用地取得を進めていくということで、完成予定としては何年度になっていますか。
○前川智宏道路街路課長 胡屋交差点から高原交差点までの整備につきましては、現在の予定では令和6年度までの完成を目指して事業を進めているところでございます。
○島袋恵祐委員 分かりました。長い期間工事をやっている状況で、本当に市民や県民からも完成を待たれていますので、ぜひ予定どおり進むことをお願いしたいんですけれども、そこで関連してなんですけれども、沖縄市の高原十字路、県道20号線と国道329号が接続するところなんですけど、ここが本当に長年、慢性的な渋滞が発生しています。朝の通勤、通学ラッシュや、また夜の帰宅ラッシュのときにもですね。やはり渋滞解消に向けて、今県として何か計画とか、何か話合いはされているかどうか、お聞かせください。
○前川智宏道路街路課長 お答えいたします。
 高原交差点につきましては、渋滞対策推進協議会におきまして、主要渋滞箇所として指定をされておりますことから、本街路事業におきまして対策を検討しているところでございます。
○島袋恵祐委員 概要的にどういった対策をやろうとしていますか。
○前川智宏道路街路課長 具体的には右折等の付加車線の増設、もしくは延長などを行いまして、渋滞対策、解消を目指したいというふうに考えております。
○島袋恵祐委員 ぜひ渋滞解消に向けて協議、そしてまた工事等を実施していただけたらなというように思います。これは要望として言っておきます。
 次なんですけれども、同じく36ページの無電柱化推進計画事業。これ今回新規事業となっていますけれども、どういった事業なんでしょうか。また、無電柱化推進事業、これまでもやっていますけれど、それとまた何か違うのでしょうか。教えてください。
○上原智泰道路管理課長 お答えします。
 無電柱化推進計画事業につきましては、令和2年度に創設された補助事業で、道路の防災性の向上、通行空間の安全性・快適性の確保、良好な景観形成を目的に、沖縄県無電柱化推進計画に位置づけられている市街地の緊急輸送道路等において電線類を収容する道路の整備を推進するものであります。
○島袋恵祐委員 今、この無電柱化推進事業をやっているという中で、進捗状況というんですかね、執行率というんですかね、どのぐらい今無電柱化が進んでいるか教えてください。
○上原智泰道路管理課長 21世紀ビジョンにおいて、令和3年度までの無電柱化事業の目標整備延長を173.2キロに設定しておりまして、令和元年末までに159.7キロ、整備率は92.2%というような進捗率になっております。
○島袋恵祐委員 分かりました。やはりこの無電柱化というのは、特に離島とかそういったところでやはり必要とされているものかなと思います。台風被害であれほどの風速が吹いて電柱が倒れてしまうというような被害もございますし、また観光客も多く来るということで、景観もよくするというところも、そういった観点も必要で、離島を優先にする必要があるのと、あとやはり新たな区画、いろんな開発している都市とか、基地が返還されたところであったりとか、区画整理がやられているところをもう初めから無電柱化していく必要があるかなというように考えていますけれども、どうですか、見解としては。
○上原智泰道路管理課長 無電柱化推進事業につきましては、現在、委員おっしゃいましたように、防災性の向上―電柱が倒壊したりとか、そういうことを防ぐために、市街地の緊急輸送道路等を中心に整備を進めているところではありますけど、先ほどありますように、例えば新たなまちづくりとか区画整理とかいうような中でも無電柱化の整備は行っているところではあります。現在、我々がやっている無電柱化推進事業につきましては、既存の歩道の中でやっています。また新たに新設する道路の中でも推進しているところがございます。
○島袋恵祐委員 新しく造るところでも、初めからやれば、また最初から無電柱化していないところをまた無電柱化するとなると、2倍のコストもかかると思うので、そういう意味でもということで提言をさせていただきました。ぜひ頑張ってください、よろしくお願いします。
 次ですが、37ページの河川改修事業の中で、沖縄市の与那原川の河川工事についての進捗状況を教えてください。
○外間修河川課長 与那原川については、事業延長2.5キロメートルのうち、下流部の1.2キロメートルが米軍施設用地内となっております。令和3年2月時点の進捗状況については、現在、用地買収に取り組んでおり、約6割の買収を行っているところであります。県としては引き続き沖縄防衛局や米軍と協議を進め浸水被害の解消に向け、早期整備に取り組んでまいります。
○島袋恵祐委員 やはり大雨が降ったら、この与那原川地域は浸水被害が起こるというところで、本当に住民の皆さんも雨が降るたびに心配をされているということで、早期の工事を行ってほしいということを要望として伝えておきます。
 次ですが、続いて港湾改修費ですね。37ですが、津堅島の津堅港の台風被害における修繕が、次年度予算として組み込まれているかどうか教えてください。
○野原良治港湾課長 中城湾港の津堅地区における旅客待合所の修繕については、令和2年度予算において、利用頻度の高い北口出入口のシャッターの補修工事の発注準備を現在行っているところであります。待合所の修繕を要する残りの箇所についても、令和3年度予算においても配分を行っており、引き続き対処していきたいと考えております。
○島袋恵祐委員 シャッターの修繕が行われるということで、ターミナルのシャッターを早く直してほしいということで私のほうも要望をいただいて、動いてくれるということで少し安心しています。ぜひ取り組んで、またほかのところも引き続き修繕をやっていくよう、またお願いをしたいと思います。
 次ですが、38ページの県営住宅建設費の件ですけれども、沖縄市の県営高原団地、今、取壊し始めて建て替えをするということなんですけれども、計画の進捗状況を教えてください。
○與那嶺善一住宅課長 県営高原団地につきましては、平成29年度から団地再生計画の策定に取り組んでおりまして、平成30年から令和元年度にかけて建て替え基本計画、令和元年度から令和2年度にかけて実施設計を行っておりまして、令和2年度に建て替えの第1期のための解体を行いまして、令和3年2月末で解体工事が完了したところでございます。
○島袋恵祐委員 今後の進捗としては、どういう工事計画になっていますか。
○與那嶺善一住宅課長 今後、令和3年度につきましては造成工事を令和3年5月頃の着手予定となっております。
○島袋恵祐委員 既存の建て替え、既存のものと今回建て替えることに当たって、実際、戸数自体は増えるんでしょうか。
○與那嶺善一住宅課長 現在、既存の14棟、248戸ございますけれども、建て替えによりまして、団地を3団地、273戸に建て替えを行う計画となっております。
○島袋恵祐委員 分かりました。25戸数ですかね、増えるということが分かりました。先ほども上里委員からもありましたけれども、県営住宅自体が、やっぱり必要としている人たちというのは多くいると思います。そもそもやはり、県営住宅が県内全体、足りているのかどうか。特にどの地域に必要とされているのかというのを教えてください。
○與那嶺善一住宅課長 令和元年度の県営住宅の入居倍率の数字で申し上げますと、県営住宅の入居倍率の高い市町村としましては浦添市が22.1倍、宜野湾市が12.8倍、与那原町が12.1倍、那覇市が12倍などとなっております。築年数が浅い団地や立地のよい団地に応募が偏る傾向が見られております。
○島袋恵祐委員 本当に、20倍や10倍の倍率、高倍率ですよね。本当に必要とされている中で、やはりもちろん老朽化で建て替えも必要だと思うんですけれども、やはり新たに新築とかも必要だと考えられます。ぜひきちんと、必要とされている方がきちんと入れるような県営住宅の在り方とか推進の仕方とか、ぜひ頑張ってほしいなと思います。これも要望として送っておきます。
 質問は以上です。
○瑞慶覧功委員長 比嘉瑞己委員。
○比嘉瑞己委員 よろしくお願いします。
 資料は事項別積算内訳書でお願いしたいと思います。今通知しましたが、102ページになります。港湾計画基礎調査という項目になっていますが、聞き取りで教えていただきました。中城湾港の長期計画を策定している時期だと聞きましたので、その点について今回質問させていただきます。中城湾港といいましても、北は勝連半島から、南は知念半島まで7市町村をまたぐ大変大きな港となっておりますので、この港湾計画は大変重要だと思います。最初にこの長期構想計画の目的と今の進捗状況を教えてください。
○野原良治港湾課長 中城湾港においては、令和3年度の港湾計画の改定に向けて、現在、長期構想の策定に取り組んでおります。長期構想は、港湾計画を策定する上での総合的な港湾空間の在り方を構想、ビジョンとして取りまとめるものであり、令和2年度内の策定に向け、取り組んでいるところであります。
○比嘉瑞己委員 長期構想は大きなビジョンだということなんですけれども、もう一つ港湾計画というのがありますが、長期構想と港湾計画の関係をいま一度教えてください。
○野原良治港湾課長 長期構想とは、学識者、港湾利用者、行政機関、県民など、様々な港湾関係者の意見・要請を基に、おおむね20年から30年先の長期的視野に立った総合的な港湾空間の在り方を構想・ビジョンとしてまとめるものとなっております。港湾計画とは、港湾法に基づく法定計画であり、長期構想を導きとし、10年から15年後の港湾の開発、利用及び保全等の方針、港湾施設の規模及び配置計画等をまとめるものとなります。
○比嘉瑞己委員 ありがとうございます。
 今、那覇港も同じように長期構想と港湾計画を進めているわけですが、中城湾港も同じような状況だということが分かります。これから復帰50年を迎えて、次の10年、50年というときに港湾計画を決めていく、大変重要な時期だと思いました。それで、中城湾港の中でも、特に新港地区、うるま市と沖縄市がまたがるあそこの部分ですね。この新港地区の位置づけは、どのように今議論されているのでしょうか。
○野原良治港湾課長 現在、長期構想を策定中ではありますけれども、その長期構想の案においては、新港地区で取り組む主要施策として、効率的で生産性の高い物流ターミナルの整備・運営、既存施設の再編・強化、那覇港との機能分担、有機的連携の推進、両港の連携を強化する陸上・海上輸送ネットワークの構築、アフターコロナを見据えたクルーズ船寄港地形成などを位置づけております。
○比嘉瑞己委員 やはり物流の港としてが中心だと思うんですけれども、最後のほうにクルーズ船のお話もありました。中城湾港でも、新港のほうでも、ここ近年クルーズ船の寄港が増えていると思うのですが、今の実績についてはどのようになっていますか。
○野原良治港湾課長 中城湾港における直近3年間の寄港実績としましては、平成30年度に28回、令和元年度に21回、令和2年度はコロナの影響がありまして2回となっております。
○比嘉瑞己委員 コロナの影響で減りはしましたが、それまでは伸びているわけですよね。今後も見込まれると思います。一方で、ただこのクルーズ船の寄港というのは、今の現行計画では、当初は想定していなかったと思うんです。うれしい想定外の展開になったではあるのですが、このクルーズ船というのは、今後沖縄の観光産業や経済を考える上でも大きなポイントだと思うんですけれども、この中城湾港、新港のほうでクルーズ船を受け入れるに当たって、課題は何がありますか。
○野原良治港湾課長 中城湾港は産業支援港湾という位置づけでありまして、クルーズ船を受け入れている新港地区の西埠頭の岸壁は、貨物専用岸壁であり、ターミナルビルが未整備であることや、今後貨物船の寄港増によるさらなる予約制限が見込まれることから、現在検討を行っている中城湾港の長期構想の中で、西埠頭と東埠頭の間の新夢咲公園の全面にクルーズ船用のターミナルの整備などを位置づけています。
○比嘉瑞己委員 私、このクルーズ船のことに対して、まだ自分なりの答えをまだ持ち合わせていないんですね。ただ、那覇港でも第2バースの話もありますけれども、対処療法的にやっていくと長期構想としてどうなんだろうという問題意識を持っています。もともとは、流通をメインにした港だったのに、新港だったのに、整備していったと。今おっしゃったように、この護岸というのは、もともとは貨物用の護岸であって、クルーズ船専用ではないわけですよね。計画で今議論されていると思うのですが、このクルーズ船寄港というものを沖縄県全体でどう位置づけていくかというのは、しっかりと議論したほうがいいんじゃないかなと思いました。
 聞きたいのは物流なんです。新港地区の物流、取扱貨物量については、現在の港湾計画の目標と照らして、達成状況はどのような状況でしょうか。
○野原良治港湾課長 中城湾港新港地区における供用済み岸壁の取扱貨物量については、計画目標227万6000トンに対し、令和元年は120万7000トンであり、約53%の利用状況となっております。
○比嘉瑞己委員 ちょっと教えていただきたいんですけど、今目標227万と言ったのですが、私が調べたら351万になったんですけれど、当初の計画からいろいろ変更もあったみたいなんですけど、これ当初計画との比較ですか。
○野原良治港湾課長 今申し上げた数字は、整備済みで供用済み岸壁の計画目標数値ということで申し上げました。
○比嘉瑞己委員 今整備されている港の中でのが分母になっているんですけれども、私当初の計画から聞いているので、もう整備されている前提で、そこと照らすとどれくらいの達成になっていますか。
○野原良治港湾課長 港湾計画に定めた港湾施設整備完了後の計画目標は351万3000トンとなっておりまして、令和元年度の取扱貨物量との差は244万4000トンとなっております。
○比嘉瑞己委員 達成の数字でいうと、どうなりますか。
○野原良治港湾課長 計画目標351万3000トンに対して、令和2年度で120万7000トンとなっておりますので、パーセントでいうと約34%ということになっています。
○比嘉瑞己委員 ちょっとさらに詳しく見たいんですけれども、この新港地区は国際物流拠点として法的にも特区になりましたが、この貿易の中で、今のは合計の貿易ですが、外国貿易、国内貿易の内訳についても達成状況をお聞かせください。
○野原良治港湾課長 中城湾港新港地区における供用済み岸壁について、外貿貨物は計画目標の73万トンに対して、令和元年は3万6000トン、パーセントでいいますと約5%の利用状況となっています。内貿貨物は、計画目標154万7000トンに対して、令和元年は116万8000トンであり、約76%の利用状況となっております。
○比嘉瑞己委員 外国、外貿のほうが5%大変低いわけですね。なので、当初の計画がどうだったのかというのは、やはりちゃんと検証しないといけないと思います。この物流目標がなかなか達成できていません。現在の計画は、平成2年に策定されているんですよね。今言った目標値というのも、平成12年の目標だったんです。だから、今時点で考えると、30年以上たっても、まだその達成率というのはそれぐらいしかないというところでは、しっかりと、ここは検証が必要だと思います。この物流目標が達成できなかった課題というのは、どういったものが挙げられますか。
○野原良治港湾課長 計画目標における主な外貿貨物は、米・雑穀・豆や金属くず及び木製品となっております。今後は、バイオマス発電所の燃料や畜産飼料の輸入が予定されていることから、輸入貨物も増加が見込まれると考えております。なお、平成2年度の港湾計画改定から約30年が経過しておりまして、社会情勢の変化や背後の立地企業の状況、船舶の大型化による港湾利用形態の変化等も見られることから、令和3年度の港湾計画改定に向けて、改めて需要推計を実施し、今後の施設整備量、整備水準等を検討することとしております。
○比嘉瑞己委員 時代もどんどん変わっていくので、皆さんも大変だと思うんですけれども、僕も最初はコンテナターミナルがないなとか、ガントリークレーンはあそこに必要ないのかなとか、いろいろ問題意識持っていたんですけれども、担当する方や関係者の皆さんに聞くと、今はもうRORO船の時代なんだよとか、そういった時代の変化もあるみたいですが、ただ、やはり今計画をつくる段階ですから、しっかりとした需要予測というのが大切じゃないかなと思いました。
 ちょっと視点変えますけれども、現在の計画では、あとどれくらい貨物は取り扱うことが可能ですか。物理的な使用率というんですか。
○野原良治港湾課長 供用済みの岸壁の取扱貨物量についてですけれども、計画目標が227万6000トンに対して、令和元年は120万7000トンですので、その差が106万9000トンとなります。また、港湾計画に定めた港湾施設整備後の計画目標、351万3000トンに対しては、令和元年度の取扱貨物量との差が244万4000トンとなります。
○比嘉瑞己委員 これは現時点。先ほど言ったように、まだ未整備のところがあって、特に東埠頭の岸壁というのができると、かなりまた取扱量も増えるというふうに聞いていますが、これからさらに整備が進めば、どれぐらい取り扱うことはできますか。
○野原良治港湾課長 先ほど申し上げましたけれども、現計画で港湾施設の整備完了後の計画の目標値ですけれども、351万3000トンということの推計になっております。
○比嘉瑞己委員 ありがとうございます。
 ちょっと回りくどくなったのですが、中城湾港もちゃんと整備をしていけば取扱貨物というのがもっと増えるということが分かったかと思います。今、本会議でも那覇港の浦添埠頭のことについて系統的にやっているつもりなんですけれども、あそこの民港部分、物流部分についても、本当に埋立てが必要なのかどうか、これをしっかりと私は検証すべきだと思うんですね。那覇港の計画だけ見ていると視野が狭いんじゃないかな。やはりこの東側の中城湾港の長期構想の中でも、那覇港等との関わり合い、また那覇港だけじゃなくて沖縄県全体の港湾計画というのを持って、本当に浦添の美しい自然を埋め立ててまで物流の埋立てというのは必要なのかというのを、ちゃんと検証すべきだと思います。中城湾港の長期構想計画でも那覇港との連携であったり、役割分担というのは議論されると思いますが、そこら辺の考え方をお聞かせください。
○野原良治港湾課長 那覇港の貨物事業については、那覇港管理組合において、中城湾港との機能分担を踏まえながら、現在、推計作業を進めており、港湾計画改定を進めていく上で適切な検討がなされていくものと考えております。したがいまして、両港が適切な機能分担や連携を図りながら、それぞれの港湾において機能の強化、拡充を目指す必要があると考えております。
○比嘉瑞己委員 最後に卒業される上原部長にお聞きしたいと思います。長年お疲れさまでした。港湾のことについてもたくさん議論されたと思うんですけれども、復帰50年を迎える、そして次の次期振計を今考えているところですけれども、やはりこの港湾というのが次の沖縄の振計にとっても大変重要な役割を果たすと思います。今、さっき私の思いを述べましたが、沖縄県全体としての港湾の在り方というのを、しっかりと今議論する時期だと思いますので、長年歩んできた部長の思いとして、最後見解をお聞かせください。
○上原国定土木建築部長 港湾の整備は、地域の振興を図る上で、非常に重要な施設だと思います。沖縄本島でも那覇港、中城湾港、あと本部港ですね。県のほうでは、この3港について責任を持って、しっかり整備をするということで、長期構想も立てながら推進しているところだと。あと、宮古、八重山についても、国と宮古島市、石垣市が連携して、重要港湾の整備をしておりますので、その地域の振興発展のために、どうしてもしっかりとやっていかなければならないということは変わらないと思いますので、今後の沖縄振興の礎となるように、しっかり取り組まれるべきだというふうに思います。
 以上です。
○瑞慶覧功委員長 玉城健一郎委員。 
○玉城健一郎委員 よろしくお願いします。
 まず、当初予算案の説明資料の36ページをお願いいたします。社会資本整備総合交付金というものがございますけれども、こちら、どのようなものなのかを教えていただければ。お願いします。
○砂川健土木総務課長 お答えします。
 社会資本整備総合交付金は、国土交通省所管の道路、港湾、下水道などの個別補助金を一つにまとめ、地方公共団体の創意工夫が生かせる総合的な交付金として平成22年度に創設されたものです。
○玉城健一郎委員 ありがとうございます。
 こちら220が社会資本整備総合交付金なんですけれども、沖縄振興公共投資交付金と、この両方とも事業概要として、道路新設改良を行うために必要な経費というふうに書かれているんですけれども、この違いってどういった違いがあるんでしょうか。
○前川智宏道路街路課長 沖縄振興公共投資交付金と社会資本整備総合交付金の違いについてお答えをいたします。これは道路事業においてということになりますが、道路事業におきましては、沖縄振興公共投資交付金は沖縄の振興に資する道路として、地域生活の利便性向上や地域間のアクセス機能の強化等を目的に行う事業であります。一方、社会資本整備総合交付金は、国の直轄事業と密接に関連し、幹線道路として道路交通の円滑化や経済基盤の強化等を目的に行う事業であります。
 以上でございます。
○玉城健一郎委員 これ、ちょっと今何かイメージがあんまり湧かないんですけれども、社会資本整備総合交付金の場合だったら、主に国道とかそういったところの整備になるっていうイメージでいいんでしょうか。
○前川智宏道路街路課長 お答えいたします。
 社会資本整備総合交付金は、国の事業と関連している道路―例を挙げますと、ハシゴ道路の東西軸を結ぶような基幹的な道路というふうにイメージをしていただければ、御理解いただけるかと存じます。
 以上でございます。
○玉城健一郎委員 ありがとうございました。
 では、社会資本整備総合交付金についてなんですけれども、こちら令和3年度の計画ってどのような計画になっているのか、御答弁をお願いいたします。
○前川智宏道路街路課長 令和3年度につきましては、那覇北中城線等のハシゴ道路の一環として整備いたします事業に計上しておりまして、令和3年度予算としましては26億3600万余りを計上しているところでございます。
○玉城健一郎委員 ありがとうございます。
 次なんですけれども、今、いわゆる一括交付金と言われているハード交付金なんですけれども、毎年毎年減らされているという状況があって、だけど座波委員からもお話がございましたが、市町村からのやっぱり要望というのがかなり高いと思うんですよ。その中で、以前は減らされている要因の中に執行率が低いからというお話がございましたが、一括交付金、ハード交付金の令和元年、もしくは令和2年度の執行率は幾らぐらいなのかということと、この執行率はこのハード交付金以外での事業と比べた場合、ほかの事業と比べた場合、執行率は高いのか低いのか、答弁をお願いいたします。
○砂川健土木総務課長 国庫ベースでお答えしたいと思います。ハード交付金の令和元年度の執行率は74.0%。それから、ハード交付金以外の同じく令和元年度の執行率は59.8%ということで、ハード交付金が高いものとなっております。それから、令和2年度につきましては、現在精査中というところであります。なお、ハード交付金の執行率につきまして、平成24年度の50.8%からおおむね改善傾向にありまして、平成27年度以降、おおむね70%前後で推移している状況です。
○玉城健一郎委員 ありがとうございます。
 県としては、この国の指摘を受けてハード交付金の執行率というのをかなり高めてきたという、ほかの事業に比べてハード交付金の執行率というのは高い状況の中で、毎年いわゆる減らされている状況というのは、国から説明はあるんでしょうか。
○砂川健土木総務課長 ちょっと一般的なお話で恐縮ですけれども、一括交付金は積み上げではなくて、国が需要を見込んで交付するという建前になっておりまして、特に減らされるとかそういうお話はなく、内示額で承ると。我々連絡を受けるという状況だと理解しています。
○玉城健一郎委員 このハード交付金、一括交付金に関して、この市町村からも、そして県からもやっぱり重要度が高い、需要というか、ぜひ使いたいという要望が多い中、県として国にどういった要請とか行ってきたのか。市町村と一緒になって要請とか行っていたら、そのこともお願いします。
○砂川健土木総務課長 お答えします。
 ハード交付金をはじめとした沖縄振興予算の確保について、県は例年5月頃、県内全市町村と沖縄振興予算の要請に向けた市町村意見交換会を実施し、市町村からの要望を踏まえ、知事を先頭に国の関係要路へ増額要望を行ったところです。例年12月下旬頃―これハード交付金のお話になりますけれども、国の予算内示がありまして、それから土建部におけるハード交付金の配分通知を受け、これを踏まえまして、今年度配分額は前年度から減額となりましたけれども、市町村事業への配分割合を今年度より上回るように措置したところです。
○玉城健一郎委員 これはやはり市町村からの要望が大きかったということで、沖縄県の県の事業よりも市町村の予算のほうを高くしたということですよね。分かりました。
 次の質問に移ります。当初予算の部局別の概要の中の30ページ。公営住宅整備事業ということで、今回令和3年度、約20億かけてやっていて、県事業、市町村事業にお互い建て替えを行っているんですけれども、この中でちょっとお尋ねしたいのは、先ほど建て替え―低い公営住宅については建て替えということで、現在ある県営住宅の中で整備、長寿命化というのはどのように行っているでしょうか。
○與那嶺善一住宅課長 県営住宅では、長寿命化や耐震化を図るため、沖縄県公営住宅等ストック総合活用計画において、各団地の立地環境とか老朽化に対する安全性確保、あるいはライフサイクルコストなどを勘案して、計画期間内に建て替えまたは改善を実施する県営住宅について決定しております。なお、この計画につきましては、平成28年度から令和7年までの10年間の住宅施策を定めた沖縄県住生活基本計画の令和3年度の改定に併せて見直しを行う予定となっております。
○玉城健一郎委員 ちょっとこの修繕のところで、少し地元の話になるんですけれども、大山高層住宅。あちらのほうが大分少しコンクリートが剝がれていて、中の鉄筋が出ている状況とかってなっているんですよ。あそこって海から近いので、やはりほかの高層住宅よりも大分劣化が早いのかなというふうに私は考えていて、こういった鉄筋とかが出ている、かつコンクリートがもう剝がれている状況というのは、これは修繕の対象にはならないんでしょうか。
○與那嶺善一住宅課長 県営住宅でコンクリートが剝離したとかそういったものにつきましては、指定管理のほうで日常的に点検をしまして、応急的な措置を行っているところであります。さらに老朽化が進んでいかないように、長寿命化の観点から計画的に外壁の改修事業を立てて実施しているところでございます。
○玉城健一郎委員 分かりました。ぜひ、よろしくお願いいたします。
 では、次の質問に移ります。沖縄都市モノレールの輸送力増強事業ということで、今回3両化にするということなんですけれども、これは3両化が完了するのはいつ頃を予定しているのか。これの事業期間は令和2年度から令和7年度ということなんですけれども、3両になって実際に県民が利用できるのは令和7年度以降ということでよろしいでしょうか。
○瑞慶覧功委員長 休憩します。 ○瑞慶覧功委員長 再開いたします。
 仲嶺智都市計画・モノレール課長。
○仲嶺智都市計画・モノレール課長 お答えします。 沖縄都市モノレール株式会社においては、昨年9月に4編成の製造契約を締結し、令和4年度中に3両化車両の2編成を完成させる工程に取り組んでおり、令和7年度までに9編成の3両化車両を完成させる予定となっております。
○玉城健一郎委員 来年から一部使えはするんですね。
○仲嶺智都市計画・モノレール課長 令和4年度中に3両化の2編成を完成させるということになっておりますので、その後に4年度に来まして、それから試験運行とかをやりますので、その後にということになります。
○玉城健一郎委員 ありがとうございます。
 次、質問移ります。海岸保全施設整備事業の中で、老朽化対策緊急事業―こちら宜野湾の伊佐の海岸のほうなんですけれども、こちらの計画について伺います。
○新垣義秀海岸防災課長 お答えします。
 まず、老朽化対策事業についてなんですけれども、老朽化により防護機能が確保されていない、または機能低下のおそれのある海岸保全施設について、その機能回復を図るため、老朽化対策工事を実施するものであります。宜野湾市伊佐海岸につきましては、既設の護岸コンクリートのひび割れなど、経年による劣化が顕著に見られ、施設の防護機能の低下が著しいことから、平成27年度に老朽化対策工事に着手をしております。令和元年度末までで40%の進捗となっております。
○玉城健一郎委員 ありがとうございます。
 こちらは、ちなみに完成する予定というのはいつでしょうか。
○新垣義秀海岸防災課長 令和5年度を予定しております。
○玉城健一郎委員 分かりました、ありがとうございます。
 すみません、では最後に、36ページの沖縄フラワークリエーション事業というものについて伺います。こちら、県庁の県警の前のほうもちょうどその事業で今日花を植えていたんですけれども、このフラワークリエーション事業の内容と、これどういった地域が対象になっているのかということをお聞かせください。
○上原智泰道路管理課長 沖縄フラワークリエーション事業につきましては、沖縄らしい風景、まちづくりの観点から、国際通りや観光地へのアクセス道路等に花木を設置して、花と緑をあふれる道路空間を形成することで、観光地沖縄をアピールすることを目的として植栽を行っているところでございます。
○玉城健一郎委員 分かりました、ありがとうございます。ちょうど今日、こちらの目の前で見かけて、きれいな花がやっていたのでこの事業かと思ってびっくりしたんですけれども。
 すみません、ちょっとこっちの予算書のほうで私ちょっと分からなかったんですけれども、今、いわゆる県民からの声の中で一番正直声を結構よく聞くのが、県道とかだったりの除草というものに関して、あまりにも回数が少なくないかという声があるんですね。今年度の予算って、大体どれぐらいの予算を見積もっていて、かつ、これって年何回ぐらいの積算の根拠になっているのか。年何回除草をするということで積算になっているのか、御答弁お願いいたします。
○上原智泰道路管理課長 道路の雑草対策については課題となっているところではあるんですけど、亜熱帯気候となっている本県では雑草の成長が早くて、その対策について課題になっているところです。雑草等の植栽に関する予算については、近年は約6億程度の予算を確保して実施しているところであり、県管理道路においては、路線のそれぞれの性格、位置づけなどにより、除草の回数が異なるところではあるんですけど、1回から4回の間で除草をやっておりまして、一番多いのが2回というところが多いです。
○玉城健一郎委員 これよく県だけではなくて、日本の国道の中で、日本の中で北海道と沖縄を比べると、年の半分くらい雪の積もってる地域と、正直ずっと太陽が出ている沖縄だったら、やっぱりこの除草のものに関して全然やっぱり差があると思うんですよ。沖縄県ってやっぱり観光立県と言われている中で、年中観光客を呼ぶということを考えれば、やはりこの除草というものにもう少し、これ要望ですけれども、ちょっと力を入れてほしいなということを要望としてさせていただきます。
 以上です。ありがとうございました。
○瑞慶覧功委員長 新垣光栄委員。
○新垣光栄委員 よろしくお願いいたします。昨年度は予算執行に当たって、部長をはじめ、職員の皆様の御尽力大変ありがとうございました。また、今年も予算執行に当たってよろしくお願いいたします。その予算の中で、私は当初予算案説明書、そして当初予算案の概要から質問をさせていただきます。
 まず初めに、先ほども照屋委員からありましたように、コロナ禍で観光業が痛手を負っている中で、この土木関連の予算が、今、沖縄県の経済の下支えをしていると思っております。そのような中で予算を増やすために、政府が国土強靱化緊急対策で5年間の前倒し事業で、15兆円の予算組みをしております。そういう予算を今活用して、事業を積極的に進めるべきではないかなと思っておりますけれども、どうでしょうか。
○砂川健土木総務課長 お答えします。
 国は国民の生命・財産を守り、社会インフラ等の重要な機能を維持するため、防災・減災、国土強靱化のための5か年加速化対策を策定し、令和3年度から7年度までの5か年間に追加的に必要となる事業規模を定め、その概要は123対策、おおむね15兆円程度としております。土木建築部におきましては、国の方針を踏まえ、国庫補助事業として令和2年度第3次補正予算に23事業、約23億円を計上したところであり、国費ベースでは約18億7000万円、県の裏負担分は約4億5000万円となっております。県としては令和3年度以降も必要な予算の確保に努め、県民の安全・安心等の確保に取り組んでまいります。
○新垣光栄委員 ありがとうございます。
 ぜひ、予算規模を大きくするために、ぜひ積極的に取り組んでいただきたいと思います。その中で、地域計画の策定があると思うんですけれども、今どのようになっていますか。
○上原国定土木建築部長 国土強靱化計画、県はもう既に計画立案していまして、地域計画として市町村ごとに国土強靱化計画を立てなければ、今後予算の確保が難しくなるというふうに言われております。市町村ごとに国土強靱化計画をしっかり立てるように指導、助言、防災危機管理課が窓口でございますが、土木建築部としてもフォローしながら計画を立てるように助言をしているところでございますが、市町村ごとに、まだ立案に至っているところがあまりないと。今聞きますと、北中城ぐらいだというお話がありました。
 以上です。
○新垣光栄委員 ありがとうございます。
 ぜひ予算確保の上からも、防災だけじゃなくて、やはり土木部の技術者の皆さんの力添えがないとできないと思いますので、北中だけですと、ちょっと予算確保も難しいと思いますので、ぜひ皆さんの御協力、よろしくお願いします。
 続きまして、そのような中で、座波委員からもありましたように、一括交付金が削減されている中で、市町村の事業があまり進みが遅いということもありますので、その市町村の事業確保に対して、決められた枠内で県はしっかりフォローさせていただいていると思うんですけど、どのような施策でフォローしていますでしょうか。よろしくお願いします。
○砂川健土木総務課長 ハード交付金の減額が続く中での県の取組としてお答えしたいと思います。ハード交付金をはじめとした沖縄振興予算の確保について、県としては例年5月頃に、県内全市町村と沖縄振興予算要請に向けた市町村意見交換会を実施し、市町村からの要望を踏まえ、知事を先頭に国の関係要路へ、増額要望を行っているところです。また土建部におきましては、市町村事業の予算について、限られた予算の中で市町村の事業計画の変更に柔軟に対応し、効果的な予算執行ができるよう土木管理費に一括計上し、機能的な運用に努めております。
○新垣光栄委員 ぜひ、市町村に影響がないように、今、県でその負担分を県持ち分から出しているということで、とてもいいことだと思いますので、これもまた続けていただきたいと思います。
 そして3番目に、雑草対策であります。先ほども次呂久委員からもありましたように、包括管理だけではやはりスムーズにいかないと思います。ここに性能規定を入れていただければ、こういう企業との問題、下請の問題も解決すると思いますので、前倒しで今回進めていただいたことは大変評価いたします。それをしっかりやっていただきたいと思いますので、よろしくお願いします。
 私たち会派では、新型コロナウイルス対策で那覇空港ビルディング株式会社さんに、コロナ対策で病院の設置、それからPCR検査場の設置等でお願いしに行ったら、そのときに予想もしなかった課題提供をいただきました。それが空港周辺のアクセス道路の美化についてであります。同じように雑草の対策をやっていただきたいと。その管理者である国及び県と、そして関係機関が連携して持続的に観光アクセス道路の美化を行う必要があると訴えられました。この辺はどのように今県は考えておりますでしょうか。
○上原智泰道路管理課長 那覇空港周辺の県管理道路については、県道那覇空港線がありまして、雑草対策として防草シート等による対策を行っているほか、花木等による修景を実施しているところであります。また空港周辺道路の良好な沿道景観の形成については、沖縄総合事務局が主体となって、国、県、関係団体及び学識経験者で構成する会議を毎年度開催しており、このような場を活用して意見交換等を行っております。今後とも国と連携して、良好な沿道景観の形成に努めていきたいと考えております。
○新垣光栄委員 ぜひそういう協議の中でしっかり問題提起をしていただいて、市町村も一緒になって取り組めるように、問題提起を県のほうからやっていただきたいと思います。よろしくお願いします。
 続きまして、ページ37のナンバー229、河川改修工事でありますけれども、小波津川の改修工事に当たっては、中州のほう―河川の工事の中州のほうの土砂を取っていただいて、去年は氾濫することなく、住民も安堵しておりました。本当にありがとうございます。その中で私が気になるのが、いつも県庁に来るときにその道を通っているんですけれども、その中で橋梁のピアが2メートルぐらい高いんですよ。このすりつけがうまくいくのかどうか、私心配しているんですけれども、どうでしょうか。
○外間修河川課長 小波津川の両サイドに町道が整備されることになっています。あと、河川をまたぐ橋梁についても、橋梁の河川の関連の施設ということで、県が負担して町のほうで整備を行っているところでございます。委員のおっしゃる、橋梁のアバットと現道の差が大きいということだと思っていますけれども、今、町のほうから道路の縦断設計等を確認したところ、現在よりもちょっとかさは上がるんですけれども、すりつくような図面となっておりまして、今後、河川としても状況を確認したいと思っております。
○新垣光栄委員 この橋梁のピア、パラペット部分がちょっと2メートルぐらい出ているものですから、これすりつくのかなと思ってやっておりますので、せっかく100%、西原町に事業費を協力してやっているので、ぜひしっかり協議をしながら進めていただきたいと思います。よろしくお願いします。
 それでは次、230番、緊急浚渫推進事業についてですね。この事業も今、北中城村、嘉手納町で進められております。それで今、嘉手納町のほうでは上部のほうで工事をしていて、しゅんせつをすることによって、より効果的になると思っておりますし、北中に関しても今土砂がたまっておりますし、住民の方は、今であればこの土の置き場も地域で話し合ってできると言っておりますので、地域の皆さんとしっかり協力しながらやれば、工事費も抑えられると思いますので、しっかり地域の方々と相談しながらやられることを、早めに打合せしてほしいなと思っていますけど、どうでしょうか。
○外間修河川課長 今、委員のおっしゃる事業というのは、緊急浚渫推進事業ということで、緊急浚渫事業は地方公共団体が緊急的にしゅんせつ事業に取り組み、危険箇所を解消することを目的とした起債事業であります。対象施設は河川、ダム、砂防、治山に係るしゅんせつ等で、事業年度が令和2年度から令和6年度までとなっております。県管理河川においては、令和2年度に比謝川の測量設計を行い、令和3年度からは比謝川含め汀間川、普天間川、報得川、石垣新川川のしゅんせつ等を予定しております。県としては、引き続き事業の必要性及び緊急性を踏まえて、事業化に向け調整を行うとともに、早期の防災・減災に取り組んでいきたいと考えております。
○新垣光栄委員 しっかり地域の方、今、協力したいと言っていますので、しっかり協力してやっていただければいいと思いますので、よろしくお願いいたします。
 そしてナンバー232ですね。地すべり対策事業に関してですけれども、こちらも仲順のほうで地すべり終わられて、今年度は何で予算があるのかなと思ったら、用地買収ということだったので、地域のフジワラさん、とっても喜んでおります。しかしこの取り合いが、今、県の工事部分と市町村の取り分が、今、本人が把握していないように感じますので、その辺をしっかり説明することによって、県のやっている事業、そして市町村が行う側溝事業を区別できると思いますので、その辺の住民への説明をしっかりやっていただきたいんですけれども、どうでしょうか。
○新垣義秀海岸防災課長 お答えします。
 仲順地区につきましては、委員御指摘のとおりで、工事についてはこの3月で完了しております。地すべり事業の場合には、通常は工事着手する前に地主さんの同意を得て―災害とかそういった緊急性が高いものですから、用地買収を行わずに、まず地権者の同意を得て、そこに工事を行います。工事が完了した後に、その工事が完了しますと、今度は県のほうで施設を維持管理してまいりますので、維持管理に必要な用地、土地については令和3年度、次年度やるという予定にしております。それについては事前に了解を得ているというふうに認識しておりまして、今回の御指摘のありました側溝については、これは今回のその地すべりの対象外でもありますし、しかもその施設は北中城村の村道ということで、そういったここも工事をやるという認識はちょっと持ち合わせておりませんで、その辺、お互いの話合いが不十分だったのかなという気がしますので、北中城村を交えまして、その地権者についてはその話合いの機会を持てるように検討してまいりたいと思います。
○新垣光栄委員 ありがとうございます。
 続きましてナンバー234、港湾改修なんですけれども、ちょっと港湾の部分がそれだけしかなかったものですから、それに付随して新港地区ですね。中城湾新港地区新夢咲公園についてなんですけれども、今、動物の遺棄、虐待が激しくて、この公園を何とかしてほしいということなんですけれども、港湾のほうではどういうふうに考えていらっしゃるでしょうか。
○野原良治港湾課長 新夢咲公園などで新港地区内の公園などに猫を捨てる人がいて、結果として公園内に野良猫が住み着いている現状があると。県では環境部において、飼い主に対する犬猫の遺棄、虐待防止の普及啓発を実施するほか、野良猫に対しては不妊、去勢手術を行うなどの推進をしております。新港地区での取組としては、管理する公園内に遺棄防止啓発ポスターを設置するほか、公園内で餌やりを希望する愛護団体代表等と話合いを行い、餌やりの場所を限定をすること、餌やりは団体名を記した皿を使い、食後、回収すること。愛護活動として、夜間パトロールの公園の清掃活動をボランティアで実施することなどを行っているところです。
○新垣光栄委員 そうですね、そのとおりなんですけど、やっぱり管理する公園をきれいにするとか、そういうのも必要ではないかなと。そういうことをすることによって減ってくるのではないかなと思っていますので、その中で両市にまたがっているものですから、県が各種団体から、沖縄市とかうるま市から要請があったら、そういう協議会をつくったり、通り会をつくったりという、指導的な取組のまとめ役として、なっていただきたいなということがありまして、質議をさせていただきました。どうでしょうか。
○野原良治港湾課長 中城湾港の新港地区においては、立地企業やボランティアによる区域内清掃等が行われていることから、より一層環境美化の活動が広がるよう、区域内企業の意識醸成を図り、立地企業の協力が得られるよう、実施体制の構築については関係市町村等と意見交換を行っていきたいと考えております。
○新垣光栄委員 ぜひ、よろしくお願いします。両市にまたがっているものですから、なかなかお互いに、自分たちがやろうとならないものですから、県のほうで、指導的な立場でやっていただきたいと思います。
 そして改修工事に関してなんですけれども、中城村久場地区、北中城村熱田地区の防波堤が老朽化しております。現状について認識しているのか、伺います。
○新垣義秀海岸防災課長 中城村久場から北中城村熱田にかけての海岸については、現在海岸保全区域の指定等はなされておりません。中城村からの情報によりますと、既設護岸は民有地に築造されていて、老朽化が進行しているというふうには聞いております。現在のところは、それを県としての改修計画とか、そういったものはございません。
○新垣光栄委員 各市町村から要請があったら、そういう区域指定とかできるんですか。各市町村から、こういう指定区域にしてくれということが要請があればできるのか。
○新垣義秀海岸防災課長 一般的に港湾区域内、海岸管理者が老朽護岸対策などを実施する場合には、まずは、海岸保全区域の指定、あるいは港湾法に基づく港湾隣接地域の指定など、そういった法手続が必要となります。現況が、先ほど申し上げましたとおり、海岸保全区域の指定などはなされていない状況で、中城村のほうからは、一応老朽化しているということで、そういった要望といいますか、改築の要望はございますけれども、現状としましては、その既設の構造物が民有地に設置されているという状況もあるし、まずは、その権利関係を、まずは、そういった情報収集を行っているという段階で、それにつきましては、村と一緒に協力しながら、その辺の情報収集を進めてまいりたいと思っています。
○新垣光栄委員 よろしくお願いします。それの延長として熱田地域もありますので、また、御指導よろしくお願いします。
 次、238番、モノレール輸送力増強事業から、今現在、企画部のほうで延伸調査について答弁をいただきました、今議会でですね。ぜひ、この延伸計画の事業を調査を行うということですので、ぜひモノレール課の技術力、そういう組織力が必要だと思います。これをぜひ活用させていただきながら進めていきたいと思うんですが、どうでしょうか。
○仲嶺智都市計画・モノレール課長 延伸計画については、企画部が平成30年において、モノレール延伸した場合の影響等について検討を行っております。今議会においても、その検討結果を踏まえ令和3年度において、需要確保に向けた利用促進策やその効果についての調査分析を行うということで答弁がありました。そういうこともありますので、土木建築部としては、検討結果を踏まえて、企画部や関係機関と連携していきたいと考えております。
○新垣光栄委員 よろしくお願いいたします。
 続きまして、239です。公園費についてなんですけれども、今回総合運動公園、北中城公園の整備費が結構ついております。その中で、どういう概要なのか教えていただきたいと思います。よろしくお願いします。
○高嶺賢巳都市公園課長 公園費の県総合運動公園と中城公園ということでございますけれども、令和3年度の予算としまして、県総合運動公園が5億1730万を予定しておりまして、事業の内容としましては、園路広場の整備とか、遊具施設、遊戯施設の整備等を予定してございます。あと、中城公園につきましては、予算としては6億4600万の予定で、園路広場の整備を予定してございます。
○新垣光栄委員 総合公園、中城公園は中部のまちづくりに大変重要な役割を担っていると思いますので、しっかり地域の皆さんの要望も踏まえながら、ぜひ計画を進めていただきたいと思います。
 最後に、県営住宅の建設費についてなんですけれども、長寿命化、耐震化をどのように考えているのかお答え願います。
○與那嶺善一住宅課長 県営住宅の長寿命化耐震化につきましては、沖縄県公営住宅等ストック総合活用計画におきまして、計画期間内における建て替え、改善等を実施する県営住宅を決定しているところでございます。現在平成28年度から令和7年度までの10年間の沖縄県住生活基本計画の見直しを令和3年度に行う、改訂する予定としていますので、そのときに併せてストック総合活用計画も見直しを行っていく計画となっています。
○新垣光栄委員 私は、この今スイスやスウェーデンなどでは、今後100年以上の資産価値のある建物を建てようというふうに進んでいると思いますけれども、私たち沖縄県もそうあるべきだと思っています。そのような中で、公営住宅であっても耐候性とか、耐震性が重要な視点だと思っていますけれどもどのようにお考えでしょうか。よろしくお願いします。
○與那嶺善一住宅課長 県営住宅におきましても建物の耐久性は非常に重要であると考えております。しかしながら現在の公営住宅につきましては、昭和56年の新耐震以前の建築物でありますとか、あとは、コンクリートの中の塩分が高い建物ということで、耐久性が低い状況となっております。そのため、こういった老朽化した県営住宅を建て替えしますと、委員おっしゃいますように、耐久性の高い建築物に現在建て替えているところでございます。
○新垣光栄委員 ありがとうございます。
○瑞慶覧功委員長 金城勉委員。
○金城勉委員 たくさん通告してあったんですけれども、絞り込んでお願いします。まず、県道20号線の整備計画ですけれども、当初計画と現在の進捗率といいますか、その辺のスケジュールの違いありますか。
○前川智宏道路街路課長 県道20号線につきましては、胡屋交差点から高原交差点までの延長3460メートルを街路事業の胡屋泡瀬線といたしまして、3工区に分けて整備を行っております。現在、用地取得を優先的に進めているところでございます。令和2年度には、胡屋交差点の沖縄税関所の撤去を行いまして、令和2年度末の進捗率といたしましては、事業費ベースで約52%となっております。令和3年度も引き続き、用地取得を優先的に進めてまいります。
○金城勉委員 一部の地主からは説明会を受けたときの話とスケジュールが違っているんではないかと指摘があるんですが、そこはどうですか。
○前川智宏道路街路課長 事業着手時期の事業期間と、多少伸びているところもあろうかと思いますが、胡屋交差点から高原交差点までにつきましては、現時点の予定といたしましては、令和6年度までに完成したいというふうに考えているところでございます。
○金城勉委員 沖縄市の中でもメイン通りの一つになりますので、鋭意努力をお願いいたします。
 それと県道85号線、これ一般質問でも取り上げたんですけれども、沖縄アリーナが今月28日に落成式を迎えます。これで様々な企画もイベントも予定されておりまして、琉球ゴールデンキングスのホームタウンというだけじゃなくして、いろんなコンサートや様々なイベントを計画しておりまして、そのたびに、この交通事情が渋滞を引き起こして大変厳しい環境にあるんですけれども、そういう状況を緩和するための協議というのは、沖縄市と県とではどういうふうになされていますか。
○前川智宏道路街路課長 沖縄市の多目的アリーナ建設地に近接しております沖縄自動車道の沖縄南インターチェンジの接続交差点につきましては、沖縄中央渋滞対策推進協議会において、主要渋滞箇所として選定をされているところでございます。県では、渋滞ボトルネック対策として、県道における右折帯の延長及び2車線化を行ったところであります。また、NEXCO西日本において、沖縄南インターチェンジ内の右折2車線化について、既に工事を発注していると聞いているところでございます。
○金城勉委員 この西日本が発注している出口の2車線化については、いつ完了しますか。
○前川智宏道路街路課長 NEXCO西日本に確認いたしましたところ、多目的アリーナのオープン時期には間に合わないというふうに現時点では聞いております。
○金城勉委員 具体的なスケジュールは聞いていないですか。
○前川智宏道路街路課長 失礼いたしました。7月に完成する予定と聞いております。
○金城勉委員 それと、この歩道整備ですね、やっぱり米軍基地が絡むということがあって、何十年も前からこの件は指摘されているんですけれども、一向に事が運ばないということで、地元からは非常に多くの苦情があるんですね。皆さんも鋭意努力はしていると思うんですけれども、僅かあれだけの数百メーターの区間を開通させるだけでも全然違うしね。さらには、私一般質問でも提起したんですけれども、その後背地の米軍基地、小学校跡地等も含めて、その返還交渉、あるいは、また共同使用交渉というものをやって、このアリーナの機能を高めるためにも、そういう施策が必要ではないかと思うんですが、その辺のところ、知事公室も含めてのことでしょうけど、どうですか、部長。そういう交渉というのは、今までやったことはどうですか。
○上原国定土木建築部長 沖縄環状線の歩道整備については、毎年度沖縄防衛局、米軍ともかなり以前から返還なり、共同使用ができないかということで交渉してきていますけど、米軍のほうで、その背後地に何らかの施設計画があるようなイメージで話が聞こえてきます。それで、その施設からの離隔距離というんですかね、距離を離さないといけないので、そこに歩道の計画がいまだ、まだ許可できないような話がありますので、その辺しっかりもうちょっと詰めながら早めに交渉するべきかなというような印象ですね。
○金城勉委員 余計遠くなりそうですね。これ本当に僅かな距離ですからね、もっと強力な交渉ができないものですかね。
 それと、その米軍基地との絡みでは24号線、これは間違いない―私の記憶違いだったら直していただきたいんですが、北谷、山里の県道の整備の進捗について御説明お願いします。
○前川智宏道路街路課長 県道24号線バイパス街路事業は、北谷町桑江から沖縄市山里までの延長3140メートルのうち、北谷町桑江から吉原までの延長1720メートル区間において、キャンプ桑江の区域外を優先的に整備をしております。令和2年度末の進捗率は、事業費ベースで約40%となっており、令和3年度は、ポリテクセンター付近の一部区間の工事を予定しております。また、キャンプ桑江の区間については、早期に立入調査を実施できるよう、引き続き沖縄防衛局を通じて米軍と調整を進めてまいります。
○金城勉委員 このキャンプ桑江の共同使用については、状況は変わっていますか。
○前川智宏道路街路課長 毎年米軍基地に絡みましては要請を行っているところでございまして、この24号線バイパスの終点付近にございますアッパープラザ跡の関連の説明を今回の事業区間とは切り離して説明したらどうかというところで沖縄防衛局から助言をいただいておりまして、その線に沿って防衛局を通じて米軍と調整しているというところでございます。
○金城勉委員 ぜひ、この件も速やかに開通できるようによろしくお願いをいたします。それと、中城湾港の港湾整備についてですけれども、東埠頭整備の進捗状況について御説明をお願いします。
○野原良治港湾課長 中城湾港新港地区については、現在国直轄事業として、岸壁整備や泊地のしゅんせつ工事、県事業として、上屋及びモータープール等の港湾機能施設の整備を行っております。東埠頭整備事業の進捗状況については、岸壁については、令和元年度末までに延長1780メートル、11バースの整備計画のうち、延長975メートル、7バースの整備が完了しております。上屋については、平成29年度までに2棟の整備が完了し、モータープールについては、令和2年10月に1ヘクタールの供用開始を行っております。航路、泊地しゅんせつ事業の進捗については、令和元年度末までに、計画面積約277ヘクタールのうち、暫定水深での供用範囲も含め、約176ヘクタールの整備が完了しております。
○金城勉委員 これ、最終的に完成のスケジュールはどうですか。埠頭等しゅんせつの事業、岸壁の整備。
○野原良治港湾課長 中城湾港においては、令和3年度に港湾計画改定を予定しておりまして、引き続き国直轄事業として実施される岸壁整備、しゅんせつ事業計画については、改定された港湾計画や泡瀬地区の土地造成事業の進捗等も踏まえて、国において検討がなされるものと考えております。
○金城勉委員 それと、中城湾港の泡瀬地区の事業ですけれども、その土地利用計画については、当初計画と沖縄市の利用計画と変化があるんですけれども、その辺の県と市の協議は今どんな状況ですか。
○野原良治港湾課長 市が策定しました土地利用計画については、昨年度から委員会など沖縄市のほうで立ち上げておりまして、今年度も引き続き協議を行っておりまして、市と県の間では、土地利用の方針というのは決まっております。今後は市の内部において、整理がなされるものと考えております。
○金城勉委員 市のほうから、その土地利用計画の場所の見直し、公園の位置の見直しとか、そういう要望があったんですけれども、その辺は、じゃあ合意に至ったというふうに理解してもいいですか。
○野原良治港湾課長 県との協議は一応調っています。調っているというか、双方で協議をして終了しております。
○金城勉委員 分かりました。
以上で終わります。
○瑞慶覧功委員長 以上で、土木建築部関係予算議案に対する質疑を終結いたします。
 説明員の皆さん、大変御苦労様でした。
 休憩いたします。 ○瑞慶覧功委員長 再開いたします。
 以上で本日の日程は全て終了いたしました。
 委員の皆さん、大変御苦労さまでした。
 次回は、明 3月12日 金曜日 午前10時から委員会を開きます。
 本日の委員会は、これをもって散会いたします







沖縄県議会委員会条例第27条第1項の規定によりここに署名する。