陳情文書表

受理番号第116号 付託委員会総務企画委員会
受理年月日令和4年7月6日 付託年月日令和4年9月30日
件名 武力攻撃事態等における八重山郡民の保護のための措置に関する陳情
提出者八重山市町会
会長 石垣市長 中山 義隆
要旨


 近年中国は、軍事力を広範かつ急速に強化し軍事活動を活発化する傾向が顕著であり、石垣市の行政区域である尖閣諸島周辺において中国公船による領海侵入もやまない状況にある。そうした中、本年2月24日に始まったロシアによるウクライナ侵略は世界の国々を震撼させ、国内で最も台湾に近い八重山諸島においても、中国が台湾に進攻した場合の懸念が日々高まりつつある。今後、万一の事態に備え、行政として万全を期す必要がある。仮に武力攻撃等により住民避難が必要となった場合、県内離島である八重山三市町においては、その手段として航空機及び船舶の適切な確保が必須である。また、台湾有事における台湾からの避難民等、不測の事態も予想され、基礎自治体での対応は極めて困難を伴う。
 ついては、下記事項につき配慮してもらいたい。
                 

1 万が一台湾有事等の事態が発生した場合における住民避難など必要とされる措置について、国及び県が適切かつ主体的な支援を実施できるよう、県において国等必要な関係機関との連携体制を早急に構築し、想定される事態が起きた場合に備えた実効的なシミュレーションを定期に実施すること。
2 住民避難の完了までに住民の生命・身体が守られるための適切な避難シェルター等施設及び十分な食料等物資備蓄の整備を支援(県における主体的な整備も含む。)すること。