陳情文書表

受理番号第140号 付託委員会土木環境委員会
受理年月日令和4年9月30日 付託年月日令和4年10月11日
件名 南部東道路整備事業を国道331号バイパス道路として国直轄の事業とし、早期に供用を開始するよう求める陳情
提出者南城市議会議長
中村 直哉
要旨


 南部東道路は、平成6年12月に南風原町(那覇空港自動車道)から旧知念村(国道331号)までの区間において地域高規格道路の計画路線として指定された。平成18年3月に現整備区間が指定され、平成30年度の供用開始を目指し、県が事業主体となり平成23年4月に事業着手された。しかし、その進捗は大幅に遅れ、未着手区間も多く全線開通時期は見通せず、また、東部地域(国道331号)への区間延伸の取組も全く動かない状況である。一方、国道331号は本島南部沿岸を一周するように5市町村を連結するが、他の幹線道路との接続がない東南部地域では、移動の時間的ロスによる人的・経済的交流や生活利便性の面で厳しく、就労人口の流出が止まらず地域振興の大きなネックとなっている。さらに、地形的要因から人口の3割が国道331号沿線の標高10メートル以下の低地で生活し、津波等の大規模災害時等の際に高台や避難施設へのアクセス道路がない地域が多く、南部東道路に連結した避難道路建設が求められている。合併後の南城市は、地域特性を生かしたまちづくり等によって人口が減少から増加に転じるなど進展しつつあるが、南部東道路の整備の遅れは、新たなまちづくりに影響を及ぼしている。
 ついては、下記事項につき配慮してもらいたい。
                 

1 南部東道路整備事業を国道331号バイパス道路として国直轄の事業とし、早期供用開始に向けて取り組むこと。