陳情文書表

受理番号第6号 付託委員会土木環境委員会
受理年月日令和3年12月24日 付託年月日令和4年2月15日
件名 伊平屋空港の早期事業化に関する陳情
提出者伊平屋村長
名嘉 律夫外1人
要旨


 伊平屋村は沖縄県の最北端に位置する離島で、那覇市から100キロメートル以上の距離があり、那覇空港から本島北部の運天港へ車で約2時間、運天港からフェリーで80分を要する。伊平屋島と本島を結ぶ交通手段はフェリーのみであり、台風の時期や冬場の荒天時などには欠航が多く、生活物資の配達や海産物等の出荷の停止、青少年のスポーツ・文化活動の制限、観光客等の宿泊キャンセル、イベント等の中止など、欠航による影響は甚大なものとなっている。また、今年11月から運天港に大量の軽石が漂着しているため、フェリーの欠航が相次ぎ、島民の日常生活に影響が出ており、欠航の長期化による観光産業等への影響が懸念される。一方、本村は、海の透明度は30メートルを誇り、陸では手つかずの豊かな自然が多く残っており、「原風景の島」としてその魅力は県内外に広く知られている。村は、このような貴重な自然環境を今後とも保護、保全し、魅力的な島の景観を生かした観光振興を地域活性化の柱として取り組んでいるところである。
 以上のことから、村民の安全・安心な生活の確保、地場産業及び観光産業の発展には、海上交通に加えて空路による交通手段の確保は必要不可欠である。
 ついては、下記事項につき配慮してもらいたい。
                 

1 伊平屋空港を早期に事業化すること。
2 伊平屋空港の整備に向けて、伊平屋村に県職員を派遣すること。