要旨
今帰仁村道湧川運天線は、国道505号と県の重要港湾である運天港を連結しており、同港は、伊是名村及び伊平屋村の離島航路の玄関口として島民を中心に観光客等、コロナ禍以前は毎年14万人前後が利用していた。また、港内には沖縄北部連携促進特別振興事業により冷凍冷蔵庫が整備され、北部地域で生産された農水産物の物流施設として、産業振興の一翼を担っている。このように北部離島へのアクセスや物流の円滑化にとって重要な路線である村道湧川運天線は、全長が3725メートルで全線において幅員が狭小であり、交差点隅切りも未整備のためトラック等の大型車両の通行が厳しく、普通車両との擦れ違い時には危険性が高い状況にある。一方、連結する国道505号沿線には、国営沖縄記念公園海洋博公園や世界文化遺産の今帰仁城跡が立地し、嵐山ゴルフ場では2025年に開業予定の大型テーマパーク事業が進められている。
このため、今帰仁村道湧川運天線を県道へ昇格し、運天港を起点として隘路となっている区間を整備することで、重要港湾及び主要観光地へのアクセスの利便性や物流の向上等が図られ、伊是名村及び伊平屋村の振興、今帰仁村並びに北部地域の発展に大きく寄与するものである。
ついては、下記事項につき配慮してもらいたい。
記
１ 今帰仁村道湧川運天線を県道に昇格し、整備すること。 |