陳情文書表

受理番号第5号 付託委員会総務企画委員会
受理年月日令和3年12月22日 付託年月日令和4年2月15日
件名 水源基金創設に関する陳情
提出者金武町議会議長
嘉数 義光
要旨


 金武町は、総面積3784ヘクタールの内、2021ヘクタールが森林区域、約1460ヘクタールが金武ダムの集水域となっている。この自然豊かな山林を源とする北部のダムは、中南部への主要な水源地域として大きな恩恵を与えているが、北部ダム所在市町村は受益市町村の中南部と比べ、生活環境や基盤整備等の格差が拡大している。本島の生活や経済活動は、安定的な水の供給の確保を前提に成り立っており、良質な水の供給を続ける上でも水源地の自然を良好に保つことは重要であり、県全体としてこれまで以上に水源地域へ目を向ける必要がある。平成24年度をもって財団法人沖縄県水源基金が解散し助成金が打ち切られ、財源の乏しい水源地域は、広大な水源涵養等の機能維持に苦慮している。県は平成28年度から水源地域環境保全事業により水源地域市町村に助成金を交付しているが、永続的な財政支援の拡充が必要である。
 ついては、下記事項につき配慮してもらいたい。
                 

1 水源地域環境保全事業等の一時的な助成措置によるのではなく、永続的な水源地域の振興策を講ずるため、受益市町村に水道使用量1立方メートルにつき1円を負担してもらい、これを原資として水源基金を創設すること。