陳情文書表

受理番号第1号 付託委員会米軍基地関係特別委員会
受理年月日令和3年12月17日 付託年月日令和4年2月15日
件名 嘉手納基地におけるヘリ用新格納庫建設計画に関する陳情
提出者嘉手納町議会議長
仲村渠 兼栄
要旨


 令和3年9月末、嘉手納基地内におけるHH60救難ヘリの運用整備格納庫の建設計画が地方紙にて報じられた。記事によると、既存9施設を解体して整備した敷地に救難ヘリ9機の格納庫や航空機整備等の支援施設などを新設する。また、これまで給油や整備用の駐機場として使用してきた敷地に6機分の外部駐機場と機体洗浄施設も新設するとしており、令和4年6月着工予定との内容だが、米軍から具体的な説明はない。既存施設は住宅地に近接し、これまでも同機によるホバリング訓練等による騒音被害が発生しており、外部駐機場が新設され外来機も使用すれば騒音の増大は明白である。また、機体洗浄施設の新設により、洗機時の騒音や洗浄水の住宅地への飛散が懸念される。さらに、工事期間中の暫定駐機場所は明らかでないものの、パパループ地区や大型駐機場を使用するのではとの疑念や夜間・早朝の騒音が激化するのではとの不安の声が高まっている。
 ついては、下記事項につき配慮してもらいたい。
                 

1 嘉手納基地におけるヘリ用新格納庫建設計画の具体的内容を早急に明らかにすること。
2 新格納庫建設に当たり、住宅地から離れた場所への移転を図ること。
3 工事期間中、パパループなど住宅地近傍への駐機を避けること。
4 機体洗浄施設からの飛沫被害を発生させないこと。