陳情文書表

受理番号第149号 付託委員会文教厚生委員会
受理年月日令和5年10月13日 付託年月日令和5年11月28日
件名 徳洲会伊良部島診療所を拠点とした伊良部島の医療・診療に係る課題解決及び体制強化を求める陳情
提出者宮古島市議会議長
上地 廣敏
要旨


 伊良部島唯一の診療所である徳洲会伊良部島診療所は、令和5年6月より、管理者(医者)の常勤配置が困難との理由により、診療日を週5.5日から1.5日まで短縮したことで、対応力が大きく低下している。開所当初は医療機関として病床を有し、外来診療や各種検査の実施、24時間体制の救急診療を行っていたが、現在では医療機能が市内の病院へ集約され、診療のみとなっている。診療日数の短縮により、利用者の多くは伊良部大橋を渡って市内で診療を受けることを余儀なくされ、通院コストや身体的な負担が増加し、利用者の大部分を占める高齢者の中には受診や薬の受け取りを先延ばしにする者もおり、病状の悪化につながることが懸念される。
 宮古島市の調査では、本市は約4人に1人が高齢者であり、地域別で高齢化率が最も高いのは伊良部地域となっている。今後もますます独居老人や老々介護世帯が増加していくことは明らかであり、このような超高齢化社会で地域住民がいつでも安心して地元地域で診療を受けられる拠点が必要不可欠である。
 ついては、下記事項に関して配慮してもらいたい。  
                 

1 宮古島市及び県が主体となり、徳洲会伊良部島診療所をはじめ各医療機関や関係者と連携し、住民や地域介護事業者等の意見やニーズを基に、伊良部島の医療・診療に係る課題の早期解決及び体制強化に迅速に取り組むこと。