陳情文書表

受理番号第32号 付託委員会土木環境委員会
受理年月日令和4年2月14日 付託年月日令和4年3月16日
件名 ダイビング船係留ブイの設置に関する陳情
提出者NPOコーラル沖縄
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要旨


 ダイビング船をサンゴ礁に安定して係留するためには3本のアンカーで固定する必要があるが、沖縄では1日に3か所を回る営業形態が一般的であることから、1日当たり9か所のサンゴ礁にダメージを与えている可能性がある。県は、令和3年に策定した沖縄県SDGs実施指針でゴール14「海の豊かさを守ろう」を優先課題とし、2020年までに、海洋及び沿岸の生態系に関する重大な悪影響を回避するため、持続的な管理と保護を行い、海洋及び沿岸の生態系の回復のための取組を行うとしているが、達成すべきゴールの達成度が可視化されていない。また、平成20年に県が公表した「サンゴ礁保全のための観光レジャープログラム」には、先進的事例としてフロリダで行われているサンゴ礁保全のダイビング船係留ブイ設置について、奨励事項や奨励制度を作成するとしているが、現時点で具現化されていないと感じる。世界各国のダイビングリゾートでは、ダイビング船のアンカーによるサンゴ礁へのダメージ削減を目的にダイビング船係留ブイが設置され、法律でサンゴ群集へのアンカリングを禁止している国や地域もある。
 ついては、下記事項につき配慮してもらいたい。
                 

1 サンゴ礁のダメージの削減と海域の総量規制が可能となるダイビング船係留ブイ設置について、沖縄復帰50周年事業としてスタートし「沖縄県SDGs実施指針」にある「海の豊かさを守ろう」のゴール達成を可視化すること。