要旨
新型コロナウイルス感染拡大の影響により、沖縄の観光産業はこれまでにない苦境に陥り、厳しい経営状況が続いている。また、秋口の重要な旅行形態である修学旅行は現状では予約人数べースで前年の約半数の落ち込みとなっており、さらに一般企業の社員旅行や周年旅行、MICE等の団体旅行についても、キャンセルや延期が増加し、今後の新規予約等についてもまだまだ弱含みの状況となっている。下期の団体旅行の減少は、付随する会議・宴会等のバンケットホールの利用売上げにも大きな影響を与えるため、その埋め合わせに、これから迎える年末年始の忘新年会等の宴会需要や、各種会議等の利用促進が特に必要である。
県内の各ホテルでは新型コロナウイルス感染拡大について、各団体や協会等の感染防止ガイドラインを基本に万全な対策を取っているが、会議、宴会等の主催者や幹事の心理的な負担が大きく、利用促進の足かせとなっている。
ついては、県内ホテルバンケットホール利用促進運動に関する下記事項につき配慮してもらいたい。
記
1 県行政機関における各種会議等のホテル利用を促進すること。
2 県行政機関における忘新年会等の宴会会場のホテル利用を促進すること。
3 各市町村行政機関や民間企業等へ、会議・宴会等における地域ホテルの利用促進を発信すること。 |