陳情文書表

受理番号第37号 付託委員会文教厚生委員会
受理年月日令和3年2月18日 付託年月日令和3年3月17日
件名 認可外保育施設利用者への新型コロナ感染症対策支援及び認可保育所との保育格差の是正を求める陳情
提出者沖縄県認可外保育施設連絡協議会
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要旨


 新型コロナウイルスの脅威は続き、その対策に係る負担も増している。
 また、県の待機児童問題は、毎年、解消を先送りし続けている上に、認可外利用者への負担軽減策にも進展がない。さらに、園児の成長を支える保育者の処遇格差も拡大している。
 ついては、下記事項につき配慮してもらいたい。
                 

1 県による認可外利用者への支援は限定的であることから、継続的な保育の利用を維持するため、利用料の減免措置や休業補償、ワクチンの優先接種など感染症対策の実施及び感染症防止対策支援金を追加実施すること。
2 認可園利用者との保育格差を是正し、待機児童問題を終わらせるため、県独自の認可外保育者への福利厚生の充実を図る処遇改善を含めた準認可制度の実施または県3分の1、市町村3分の1とする施設運営費補助を行うこと。

採択された請願・陳情の処理経過及び結果について(報告)

報告を求めた者知事
報告内容

1について
 県では、認可外保育施設を含む児童福祉施設等における感染防止対策のための、マスクや消毒液などの衛生用品購入費用や、職員の感染症対策実施手当等に要する経費への支援に取り組んでおります。
 また、新型コロナウイルス感染拡大防止に協力頂いた認可外保育施設に対し、県独自の取組として、1施設あたり10万円の支援金を給付したところです。
 新型コロナウイルス感染症による登園自粛に伴う利用料減免等への助成につきましては、保育の実施主体である市町村において、感染状況などの地域の実情に応じ取り組まれているところです。

2について
 県では、認可外保育施設に対し、認可化に向けた運営費や施設整備への支援を行うほか、児童の処遇改善、指導監督基準の達成による保育の質の確保・向上に取り組んでいるところです。