陳情文書表

受理番号第106号 付託委員会土木環境委員会
受理年月日令和4年6月20日 付託年月日令和4年6月29日
件名 下地島農業利活用に関する陳情
提出者下地島での耕作の継続を希望する農家有志
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要旨


 私たちは、過去50年余にわたり、琉球政府と下地島地主会との確認書に基づき、下地島で耕作してきた農家である。現在、下地島空港及び周辺用地の利活用事業が進行しており、令和3年11月1日の住民説明会で県から令和6年度末に耕作地を明け渡すよう話が提示された。現在の計画は、観光リゾートコミュニティーゾーン279ヘクタールについて、1事業所が利活用事業候補となっており、ゴルフ場・ホテル棟などが提案事業となっているが、その大部分がこの50年間農業に利用されてきた。観光も重要な産業であるが、農業も重要な産業であり、バランスの取れた下地島利活用の推進をお願いしたい。また、農家の中には様々な理由で、下地島での耕作継続を希望しない農家も予想されるため、現在下地島で耕作する農家に対し賃貸による耕作の継続を希望するか意向調査を行う必要がある。
 ついては、下記事項につき配慮してもらいたい。
                 

1 県は、下地島利活用事業に伴う令和6年度末耕作地明渡しに際し、農業収入が絶たれて、特に困る農家でかつ耕作を希望する農家に対して、市有地と同様県有地においても、農業的利用ゾーンを設け賃貸契約を交わす等、農業的利用の継続を可能にする対策を講ずること。
2 県は、記事項1に関して検討、周知、説明会、意向調査、計画及び実施等を行い、対策を推進すること。