陳情文書表

受理番号第97号 付託委員会米軍基地関係特別委員会
受理年月日令和3年5月19日 付託年月日令和3年6月15日
件名 パパループの使用禁止を求める陳情
提出者嘉手納町議会議長
仲村渠 兼栄
要旨


 嘉手納基地内にある第353特殊作戦群の駐機場近くに建設予定の整備格納庫については、米軍の予算不足のため未着工であり、格納庫が完成するまでの間、住民居住地に極めて近接している通称「パパループ」地区を継続使用することが、令和3年4月28日の米軍発表で明らかになった。発表によると、格納庫の完成時期は未定で、できるだけ早期に整備するとのことである。これまで米軍及び日本政府からは、パパループを駐機場として使用する期間は工事完了までの2年間との説明を受けている。この間、周辺住民は我慢に我慢を重ねてきており、米軍の一方的な理由による継続使用は明らかに約束違反で断じて容認できない。米軍は、騒音が発生しない最大限の措置を講ずるとし、事前に計画できる整備に関しては騒音緩和のため格納庫内で実施する等、種々の負担軽減策を発表したが、5月の大型連休中もパパループ周辺では、深夜・早朝構わず地上騒音及び悪臭被害が増大し、町民から苦情が多数寄せられ、町民の怒りは頂点に達しつつある。パパループに駐機しているMC130特殊作戦機等から発生する地上騒音被害等の深刻な問題を一日も早く改善するため、整備格納庫の完成に向け、日米両政府は英知を結集し、対策を講ずることを強く求める。
 ついては、下記事項につき配慮してもらいたい。
                 

1 パパループの使用を即刻禁止すること。