陳情文書表

受理番号第64号 付託委員会土木環境委員会
受理年月日令和4年4月27日 付託年月日令和4年6月14日
件名 在沖米軍による有機フッ素化合物の汚染から県民の命を守ることを求める陳情
提出者沖縄県女性団体連絡協議会
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要旨


 県は、2017年度から毎年、夏季及び冬季に有機フッ素化合物環境中残留実態調査を行っていたところ、2021年度夏季調査の結果、PFASとPFOAの合計値が、49地点中38地点で国の暫定指針値(1リットル当たり50ナノグラム)を超えたと公表した。県は、嘉手納飛行場、普天間飛行場周辺の暫定指針値超過は基地からの影響である蓋然性が高く、飲用しないよう関係市町村に周知するとしている。また県は、2021年6月に発覚したうるま市の米陸軍貯油施設からの泡消火薬剤含有水流出事故により流出したとされるPFOS等の含有水が保管されている貯水槽のサンプルからPFOSとPFOAの合計で指針値の1660倍に当たる8万3000ナノグラムが検出されたと分析結果を公表した。さらに、金武町が2020年に実施した調査では、キャンプ・ハンセンに隣接する水源から指針値の8.2倍に当たる410ナノグラム、水道水からは1.4倍に当たる70ナノグラムのPFOSとPFOAが検出された。
 ついては、下記事項につき配慮してもらいたい。
                 

1 米軍基地内の有機フッ素化合物について国や県、市の立入調査を認めること。
2 国や県は、立入調査の結果を公表すること。
3 国や県は、乳幼児を含めた基地周辺の県民の血中濃度測定と疫学調査を早急に実施すること。