要旨
過去に学校で集団予防接種等が行われた際に、問題点が指摘され大きな議論となり、その結果、学校での医療行為は廃止され、保護者の責任による個別予防接種等となった経緯がある。
現在、医療行為等を学校で行うに当たり、事故または健康被害があった場合の責任の所在がはっきりせず、養護教諭への負担も大きくなる。
このような中、賛否両論ある「フッ化物洗口」を学校に導入しようという流れが起きていることは非常に危惧されることである。フッ化物は劇薬に指定されており、劇薬を扱う医療行為等を学校で行うことは混乱を来す原因にもなる。また、虫歯予防は歯磨きが有効であり、学校では歯磨き指導の強化が必要である。さらに、新型コロナウイルスの検体採取業務を学校現場にさせようという動きもある。
学校で「医療行為」等を行うことによる弊害は数知れず、現場の混乱は避けられない。
ついては、下記事項につき配慮してもらいたい。
記
1 新型コロナウイルスの検体採取業務に教職員を従事させないこと。 |