要旨
私たち連合会加盟幼稚園は、新型コロナ感染症の終息を願い、希望を持って2021年度をスタートさせたが、期待に反して新型コロナ感染症は拡大の勢いが止まらず、先月、まん延防止等重点措置に続き、4回目の緊急事態宣言が発令された。
一方では、新型コロナウイルスワクチン接種が始まり、その優先順位について検討され、既に医療従事者や高齢者を対象に全国的に接種が進められている。さらに高齢者の次に保育従事者の優先接種を決定している自治体もある。
沖縄では小・中・高の学校が休校となる中、幼稚園や保育園では預かり保育の必要があるため、保護者の協力を得ながら、危機感を覚えながらも保育を担っている状況である。子供たちへの感染も広がりつつあり、幼稚園や保育園での学級閉鎖やクラスターの発生なども起きている。
ついては、ワクチン接種が感染抑止の切り札と考えられる中、幼児教育・保育の使命が全うできるようにするためにも、幼児教育・保育従事者を優先接種者に加え、また、幼稚園や保育園などの職員へのワクチン接種は、不公平感がなく平等に扱うためにも、居住地に関係なく一律に行うよう配慮してもらいたい。 |