要旨
沖縄県においては昭和62年から24年間、学校図書館における職員採用試験が行われていない。そのため長期にわたり、県立高等学校・特別支援学校に配置される図書館担当事務職員の約６割が非正規職員で構成されている。就職氷河期世代に当たる30代及び40代の図書館担当職員は、非正規でありながら正規職員と同等の職務を遂行し、これまでの経験と専門的知識により図書館運営に貢献し、児童生徒のため県全体の学校図書館教育活動の中核を担っている。しかし、現状は、新規採用者が増加する一方、経験豊富な職員の任用が年々減少しており、本県の学校図書館教育の大きな損失となっている。
ついては、下記事項につき配慮してもらいたい。
記
１ 「県立学校事務Ⅱ」の採用試験開始時（平成23年）に既に受験年齢を超えていた者（昭和58年生以前）で、かつ県内の学校図書館担当事務職員６年以上の経験を有する者に対して、特別枠採用試験を早急に実施すること。
２ 「県立学校事務Ⅱ」の受験年齢を撤廃すること。 |