陳情文書表

受理番号第220号 付託委員会経済労働委員会
受理年月日令和3年10月15日 付託年月日令和3年11月25日
件名 沖縄県内ブライダル業界に対する助成措置に関する陳情
提出者一般社団法人 沖縄ローカルウェディング協会
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要旨


 1年以上続く新型コロナウイルスの感染拡大は、第5波が収束しているものの、いまだブライダル関連業界は回復の兆しが見えず、経営危機に直面している。特に当業界は商いの性質上接客を余儀なくされ3密になりやすい環境にあるため、昨年は予約の大方がキャンセルされ、予約が激減した状態のまま1年以上が過ぎている。さらなる感染拡大の不安から新規顧客の申込みは激減し、来春披露宴を開催予定の顧客から延期の相談を受けるなど、緊急事態宣言解除後の現在でも回復の兆しが見えない。国は、新型コロナウイルスで厳しい経営状況にある業界に様々な補助制度を設けているが、当業界はその枠組みに該当しないケースが多く、結婚披露宴など顧客がブライダル施設等を利用するほか経営を根本的に改善することはできず、県内ブライダル需要喚起のための持続的な政策支援が急を要する。
 去る2月には県知事にも陳情したが、いまだ支援の手は行き届かず、廃業や事業縮小、従業員の解雇等がさらに加速している。他県では当該陳情と同様の支援や対策が始まっている自治体もある。
 ついては、GoToブライダル(仮称)といった政策の創設に関し、下記事項に配慮してもらいたい。
                 

1 披露宴開催に当たり、PCR検査等新型コロナウイルス感染症対策に要する費用や設備投資に対し、一定の助成措置を講ずること。

採択された請願・陳情の処理経過及び結果について(報告)

報告を求めた者知事
報告内容

(処理経過及び結果)
1について
 県ではこれまでコロナ禍における事業者支援として、幅広い業種を対象に県独自の助成事業や制度融資による資金繰り支援を実施してまいりました。
また、令和5年度にはコロナ関連融資の返済が本格化することから、借換えによる返済負担の軽減や、設備投資など追加の資金需要に対応する「伴走支援型借換等対応資金」を創設し、保証料をゼロとする県独自の支援策を講じるなど、引き続き中小企業者等の資金繰り支援を実施してまいります。
県としましては、商工会等の支援機関と連携し、引き続き、これら支援施策の活用促進を図り、県内事業者の事業継続を支援してまいります。