陳情文書表

受理番号第28号 付託委員会経済労働委員会
受理年月日令和6年2月9日 付託年月日令和6年3月14日
件名 国際線定期便運航安定化及び出入国体制強化に関する陳情
提出者那覇空港国際線航空会社連絡会
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要旨


 那覇空港国際線は、新型コロナウイルス流行による入国制限措置を受け、約2年半もの長期間、全便運休を余儀なくされていたが、現在は韓国等6か国を結ぶ便が運航を再開している。
 しかし、コロナ禍でグランドハンドリングスタッフや保安検査員が離職し深刻な人手不足で、受入れ体制の問題から増便や新規参入ができていない。特に、保安検査場の大混雑は大きな課題であり、混雑により旅客に対し不便をかけているだけでなく遅延が発生するなど、那覇空港での国際線の運航は不安定な状態で、完全に復活しているとは言い難い。
 国際線航空会社は沖縄県内のインバウンド収益に貢献し、コロナ禍で弱った観光業界を復活させる一翼を担う立場であると自負している。
 ついては、沖縄県が目指す世界から選ばれる持続可能な観光地を達成するため、下記事項につき配慮してもらいたい。
                 

1 今年度実施している国際航空ネットワーク回復支援事業について、令和6年度においても全航空会社を対象として助成を継続すること。
2 国際線保安検査場の混雑緩和のため、保安検査員の人材確保・育成に取り組むこと。また、保安検査場入場前に案内係を配置し、各社が定時運航できるよう支援すること。