要旨
現在、学校をはじめとするほとんどの教育機関ではマスクの着用が事実上義務づけられている。しかし、厚生労働省の「「新しい生活様式」における熱中症予防行動のポイント」では、マスク着用が心拍数や呼吸数、血中二酸化炭素濃度、体感温度の上昇などの影響をもたらすことを指摘している。すなわち、もともと呼吸器疾患を持っている子供にとってはマスクをしていること自体が大きなリスクであり、実際、マスク着用が原因と疑われる子供の死亡事故も発生している。
ついては、下記事項につき配慮してもらいたい。
記
1 授業中や休み時間等における子供のマスク着脱は、子供の自己選択が優先されるべきであり、自らの意思で選択可能であると担任やスタッフ等に指導すること。
2 マスクのメリット・デメリットを正確に伝え、子供が自身の意思で選択できるよう指導すること。
3 子供の意思に反してマスクを着用するよう注意・指導をしないこと。
4 マスクを着用する場合は、激しい運動や負荷のある作業は控えさせること。
5 マスクを着用していないことで差別や偏見、いじめなどが生じないよう指導すること。
6 マスクを着用しない際に会話を禁じるなど、過度な感染対策を求めないこと。 |