要旨
新型コロナウイルスの感染拡大を受け、令和3年6月に急遽県内学校の臨時休校が決定となり、毎日、学校給食用牛乳として製造されていた牛乳の供給がストップした。そのため、県内の酪農家が生産した生乳の行き先が不透明になり、酪農生産現場では明日の酪農経営の存続にまで影響を与えかねない状況になっている。現在、各乳業メーカーの協力により、余剰乳となった学校給食用牛乳を加工乳にも使用しているが、その価格には大きな差がある。また、それでも余剰乳が発生した場合、県外にも移出をするが沖縄県は離島県のため輸送代がかかり、さらに学校給食用牛乳との価格差が広がるばかりである。そのような状況下、上記の補塡はまだ実施されていない状況であり、加えて令和3年8月に夏休み延長、令和4年1月に分散登校等の措置が追加で取られた。引き続き、酪農経営を安定して継続するためには、学校給食用牛乳との差額の補塡が必要である。
ついては、下記事項につき配慮してもらいたい。
記
1 これまで取引していた学校給食用牛乳と現在の別用途での取引額との間に大きな差があるので、学校の臨時休校期間中に加え、夏休み延長、分散登校等の影響によるその差額について補塡すること。 |