陳情文書表

受理番号第72号 付託委員会土木環境委員会
受理年月日令和4年5月23日 付託年月日令和4年6月14日
件名 県道伊計平良川線(宮城島区間)の早期整備に関する陳情
提出者桃原自治会
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要旨


 宮城島の住民は、通常、島の東側を走る一般農道宮城線を利用しているが、当該農道は平成19年及び平成22年に土砂崩れによる全面通行止めとなったこともあり、大雨時には未整備の県道伊計平良川線を利用せざるを得ない。しかし、本県道は幅員が狭く、ヘアピンカーブや道路勾配が極端にきつい区間があり、バスやトラックの通行が困難で、学童を含む地域住民の生活や農作物の運搬等に大きな支障を来している。当初、宮城島区間の県道整備は早い段階で完了すると聞いていたが、起点側の桃原橋の工事が完了しているものの、全体としてかなり遅れている。
 また、県道伊計平良川線が通る宮城島は高離島(たかはなりじま)と呼ばれ、「シヌグ堂」からの見事な眺望や、北山王の家臣団が築いた「泊グスク」、南山王国最後の国王他魯毎を祭った「南山お宮」、平敷屋朝敏の妻の残した琉歌「高離節歌碑」、湧き水の豊富な石積みの「万川泉(ヤンガー)」など地域の歴史文化資源が豊富にある。
 ついては、宮城島区間の県道整備について下記事項につき配慮してもらいたい。
                 

1 一日でも早く完了するよう予算措置すること。
2 県とうるま市が共同し、地域の歴史文化資源を生かして快適で魅力ある地域振興に寄与する道路として整備すること。

採択された請願・陳情の処理経過及び結果について(報告)

報告を求めた者知事
報告内容

1及び2 県道伊計平良川線(宮城島工区)は、うるま市与那城池味から桃原までの延長4.3キロメートルについて、平成24年度から事業に着手し、令和元年度に桃原橋の架け替え工事が完了しております。
 現在、実施設計を進めているところであり、引き続き、うるま市と連携しながら事業推進に努めていきたいと考えております。