要旨
近年、沖縄県内では養蜂が盛んになっており、花粉交配用蜜蜂の育成に係る養蜂が主である。特に冬期における国内唯一の生産地として、イチゴ農家等の施設園芸での受粉用資材としての重要度が高まっている。
県内での交配用蜜蜂の育成には砂糖飼料の給餌が欠かせないが、その飼料価格が高騰し、3年前と比べて約1.4倍となっている。もともと飼料コストの割合が3割から4割前後と高いのが沖縄の養蜂の特徴であるが、最近の飼料価格高騰により、経営の危機を感じている。
県や市町村の畜産関連の補助事業には対象畜種として養蜂が含まれていないことが多く、困っている。養蜂は法的にも畜産に分類されており、県行政においても県畜産課が所管している。
ついては、県及び市町村における畜産関連の補助事業の対象畜種に養蜂を含めるよう配慮してもらいたい。 |