陳情文書表

受理番号第173号 付託委員会土木環境委員会
受理年月日令和4年12月5日 付託年月日令和4年12月13日
件名 国道329号与那原バイパス立体交差への変更及び早期開通を求める陳情
提出者与那原町議会議長
喜屋武 一彦
要旨


 国道329号与那原バイパス(以下「与那原バイパス」という。)は、平成16年度より工事に着手し、現在整備中の道路である。過去には沖縄総合事務局による事業再評価の結果、費用便益分析が0.9と継続の前提となる1.0を下回ったために事業の凍結が発表されたが、本町含む地元関係者、県内各方面から事業の凍結解除及び整備促進を求める要請が相次いだことから、その後、平成21年度に事業の再評価が実施され、凍結解除、継続となった経緯がある。その再評価において、コスト縮減のため、当初計画の与那原バイパスと国道329号との立体交差が平面交差に変更された。交通面への影響として、MICE施設の供用開始に伴い当該地区へ多くの来訪者や観光客が見込まれ、周辺地域での大規模な交通渋滞の発生が予想される。しかし、現状の与那原バイパスと国道329号との平面交差では予想される交通渋滞の解消は難しく、また計画が変更された平成21年度とMICE施設供用開始で予定される交通量も大きく異なり、費用対効果も上がると予想される。
 ついては、下記事項につき配慮してもらいたい。
                 

1 与那原バイパスと国道329号との交差を現在の平面交差から、事業当初の計画であった立体交差に変更すること。
2 与那原バイパスの全面供用開始時期について、MICE施設供用開始への影響がないよう当初の計画どおり工事を進めること。

採択された請願・陳情の処理経過及び結果について(報告)

報告を求めた者知事
報告内容

1 国においては、今後、周辺道路の整備状況や交通状況を踏まえつつ費用対効果の検証を行い、立体交差の必要性も含め検討していくとのことであります。
2 国においては、令和4年3月に暫定2車線で与那原バイパスが全線開通したところであり、引き続き、完成4車線化に向けた整備を推進しているとのことであります。