要旨
東部海浜開発地区は、スポーツコンベンション拠点を開発コンセプトに、ビーチフロント観光を目指すものとしてこれまで国・県・本市の相互理解と連携のもと取り組んできた事業であり、カーボンニュートラルの実現に向けた取組やスーパーヨットの寄港誘致、さらには令和５年度末の人工ビーチ部分使用に向けた取組が進んでいることから、市民・県民は当地区の開発にますます期待を膨らませ、早期完成を心から待ち望んでいる。
これまでも、東部海浜開発事業の早期実現に関しては、沖縄市議会議員連盟や地域の関係団体が沖縄県に対し積極的に要請し続けてきたが、県の埋立部分の完了年度について、突如、県がこれまで回答していた年度より４年も先送りしたことは、疑問に思うのと同時に憤りを感じる。
東部海浜開発事業は、新・沖縄21世紀ビジョン基本計画や実施計画の中でうたう、中城湾港における国際観光・交流拠点の形成等の実現に大きく寄与するものである。埋立整備の遅れは、早期完成を長年粘り強く推進してきた地域住民や市内関係団体はもちろん、産業振興を支え、沖縄の自立的発展を目指す経済界の方々を大いに落胆させるものであり、到底納得できるものではない。
ついては、東部海浜開発事業の早期実現に向け、これまで以上の財源確保と確実な県事業の実施について配慮してもらいたい。 |