要旨
今年4月10日17時30分頃、宜野座村民間地域上空でつり下げ訓練が実施された。これまでの米軍機による被害の数々は村民の脳裏に深く刻まれており、本村においても1998年と2013年、2度のヘリ墜落事件やタイヤ落下事件が発生した。これまで幾度となく恐怖と不安を訴え、飛行訓練の改善を求めてきたにもかかわらず、米軍機の危険な飛行訓練は繰り返され、軍用地主である村民の声は無視され続けている。低空飛行や夜間飛行、それらに伴う不安や騒音、不快感に加え、オスプレイ、CH53大型輸送ヘリコプターによるつり下げ訓練が再開され恐怖は増大した。せめて基地内を飛んでほしいとの当然の要求さえ聞き入れられず、民間地上空を侵犯し村民の命や人権を顧みない訓練が展開されている。本議会は、日米両政府と関係機関に信頼構築を求めて働きかけを続けてきたが、飛行訓練に対する村民の不信、疑念、怒り、憤り、反感は強まるばかりである。
ついては、下記事項につき配慮してもらいたい。
記
1 4月10日16時30分から18時30分までの宜野座村におけるつり下げ訓練の有無、その飛行経路記録を書面で提供すること。
2 米軍機の飛行訓練は提供施設内で行い、民間地域上空を飛行しないこと。
3 宜野座村民の生命と人権、生活を尊重すること。
4 キャンプ・ハンセン内着陸帯ファルコン及びアウルを即時撤去すること。 |