要旨
米軍が2018年に作成した水路の地図に普天間基地内の消火訓練施設で高濃度のPFASが検出されていたと、2021年12月9日に地元紙が報道し、普天間第二小学校に近接する水路を使って当該廃水により汚染された可能性の高い基地内の汚水が基地外へ放出されていた事実が明らかとなった。
県は、米軍基地に由来する環境汚染が発覚した際の対応を明確化するため、2017年3月に「沖縄県米軍基地環境調査ガイドライン」(以下「ガイドライン」という。)を策定し、PFASなど法令等で規定された分析方法がない物質を分析する場合でも、適切な分析方法を検討するとしており、また、国はこれを支援するとしている。
ついては、下記事項につき配慮してもらいたい。
記
1 県は、ガイドラインに基づき、返還跡地である普天間第二小学校グラウンドの一部について、PFAS汚染土壌調査及び環境対策などを実施するよう沖縄防衛局に対して協力を求めること。
2 県は、ガイドラインに基づき、宜野湾市と協力して当該跡地周辺及びはごろも小学校における環境調査を実施するとともに、沖縄防衛局に対してこれを支援するよう協力を求めること。 |