要旨
去る7月9日、在沖米軍はキャンプ・ハンセンで複数の関係者が新型コロナウイルスに感染したと発表したが、ここでは同基地所属の隊員だけではなく、県内の各部隊に所属する兵士が訓練を行っており、村民への感染防止の観点から、在沖米軍の感染防止対策の徹底はもとより、感染状況の公表は重要事項である。
ついては、下記事項につき配慮してもらいたい。
記
1 在沖米海兵隊の県外及び国外からの人事異動者を対象とした経過観察は基地内で行うとともに、感染者の基地内隔離及び外出禁止を徹底すること。
2 県外及び国外から沖縄への軍人・軍属の移動を中止すること。
3 基地内の警戒を最高レベルに引き上げ、キャンプ・ハンセンと全ての在沖米軍基地の閉鎖及び感染拡大防止策を徹底すること。
4 米軍関係者の感染者数、基地内の医療体制、検査体制、濃厚接触者数及び行動履歴など具体的な情報を直ちに開示すること。
5 基地内従業員、濃厚接触者に対する新型コロナウイルス感染に関するPCR検査を速やかに実施すること。
6 キャンプ・ハンセン内での日米共同訓練をコロナウイルス感染が終息するまで中止すること。
7 日米地位協定を抜本的に改定し、検疫法などの国内法を適用すること。 |