要旨
これまで経済的な理由で生理用品を購入できない事例が主にクローズアップされてきたが、その理由以外にも生理用品を購入できない女性が多い。父子家庭の思春期の子供たちは、父親に生理用品を買ってほしいと言葉にするのが精神的に非常に難しく、それ以外でも生理や性教育に関する話題がタブーとされている家庭では、子供から買ってほしいとは言いづらい。現在、学校では保健室配布が基本であるが、次の授業に間に合わないからとして保健室でもらうケースは極めて少ない。周期が整っていない児童は生理がいつ始まるか予想がつかないことが多く、休み時間10分で保健室に行き、生理用品をもらいトイレでつけて、次の授業の準備をするのは非常に難しい。トイレに生理用品を設置することでいつ生理になっても安心して使うことができ、学校生活でのストレスが緩和されるとともに学業にも専念できる。また、貧困対策だけではなくSDGsの観点からも必須である。現在、那覇市をはじめ複数の市町村で設置等の取組が進んでいるが、市町村によって取組に差があることで子供たちが不利益を被る。
ついては、下記事項につき配慮してもらいたい。
記
1 県内の学校の個室トイレ内に生理用品を設置すること。
2 継続的な予算をつけること。
3 サニタリーショーツを返却不要とすること。 |