陳情文書表

受理番号第72号 付託委員会文教厚生委員会
受理年月日令和3年3月25日 付託年月日令和3年6月15日
件名 沖縄本島南部地域の土砂採取計画の断念を求める陳情
提出者中城村議会議長
新垣 博正
要旨


 県民の民意を無視して名護市辺野古の新基地建設を強行する国の姿勢は、民主主義を軽視する深刻かつ重大な問題である。この状況の下、2020年9月8日に沖縄防衛局の設計変更承認申請書が公表され、幾多の戦没者遺骨が残る南部地域を新基地建設に係る埋立用土砂の供給地として計画していることが明らかになった。悲惨で熾烈を極めたさきの大戦で県民の4人に1人、20万余の貴い命がこの地で奪われたことを県民は決して忘れない。祖先を崇敬し、親愛の情念が深く、死者の魂を大切にする県民の思いがある。戦争で多くの血や遺骨を含んだ土を新基地建設の土台となる埋立てに使用することは戦没者への冒瀆であり、断じて容認できるものではない。
 ついては、下記事項につき配慮してもらいたい。
                 

1 遺骨収集を国の責任によって早急に行うこと(戦没者の遺骨収集の推進に関する法律)。