陳情文書表

受理番号第44号 付託委員会総務企画委員会
受理年月日令和3年3月2日 付託年月日令和3年3月17日
件名 高江・県外機動隊派遣住民訴訟の口頭弁論に多数の県警警察官らを動員させた問題について全容解明を求める陳情
提出者沖縄から基地をなくし世界の平和を求める市民連絡会
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要旨


 沖縄県警が2016年、北部訓練場でのヘリパッド増設工事の際、県外から多数の警察職員の派遣を要請しその経費を県費から支出したことは違法として、私たちは那覇地裁に住民訴訟を提訴し、現在係争中である。本年1月20日の口頭弁論では、当時の県警警備部長ら県警幹部と公安委員の証人尋問が行われ、この訴訟の最大の山場であった。一般傍聴席はコロナ禍のために25席しかなく原告側の約30人が待機していたが、私服姿の警察官や警察職員と思われる人たちが多数現れ、傍聴希望者は93人にも上った。ところが開廷すると、傍聴席は空席が目立ち、午後の弁論終了まで常時10席前後、空いていた。警察官や警察職員と思われる人たちの多くは傍聴券の抽選に当選しても入廷しなかったのであり、これらの人員は、原告側支援者の傍聴を妨害するために動員されたとしか考えられない。
 ついては、下記事項に関して明らかにするよう配慮してもらいたい。
                 

1 県警は、本年1月20日の証人尋問期日の傍聴券の抽選に、県警の警察官や警察職員(以下「警察官ら」という。)が参加していたのか。
2 警察官らが傍聴券の抽選に参加していた場合、職務として参加していたのか。
3 傍聴券の抽選に当選した警察官らのうち、実際に口頭弁論を傍聴した者及び傍聴しなかった者の人数。また、事前に、傍聴券の抽選に当選しても、傍聴しないことを許容していたのか。