要旨
伊是名村には県立北部病院附属伊是名診療所があり、県立北部病院から医師、看護師各1名が派遣されている。診療については、平日の外来診療のほか、地域の訪問診療、学校健診、予防接種、特別養護老人ホーム「チヂン園」の訪問診療、村内保健事業への協力に加え、夜間の救急診療等、医師は24時間村内の医療に尽力しており、心身ともに大変な負担をかけている。看護師についても、診療の補助以外に健康指導、採血、創傷処理、調剤業務まで補っている状況にある。
このような中、診療所は築45年、医師住宅は築46年と県内で最も古く、老朽化が著しい建物となっている。特に医師住宅は数年前からトイレ等の水回りの詰まりが頻繁にあり、隣接する診療所で用を足すこともしばしばあった。また、看護師の住宅について、現在は村出身の看護師が自宅から通勤しているが、専用の住宅がないことから、今後、異動等で村外の看護師が派遣された場合、村内に民間アパートが少なく常に満室の状態であることを踏まえると、専用住宅はぜひとも必要である。
ついては、島の医療を支え、医師及び看護師が安全で安心して働きやすい環境を確保するため、医師住宅及び看護師住宅を整備するよう配慮してもらいたい。 |