陳情文書表

受理番号第10号 付託委員会文教厚生委員会
受理年月日令和5年1月18日 付託年月日令和5年2月14日
件名 不登校児童生徒に対して多様な学習機会の確保のための経済的支援制度の確立を求める意見書の採択を求める陳情
提出者おきなわ子どもの多様な学びを考える会
********
要旨


 令和3年度における義務教育段階における不登校児童生徒数は、全国で8年連続で増加し、県内でも依然高水準で推移している。また、学校等の配慮により出席扱いになっている事実上の不登校児童生徒なども勘案すると、潜在的な数も多数に上る。このような中、フリースクール等の利用家庭には、月額3万3000円もの利用料がかかるという経済的負担や、身近に施設がない場合には遠方への通学のため身体的、時間的及び心理的負担もある。多様な学習機会を提供する民間施設への需要が高まっていることに対して、当該施設設立への支援制度は一部自治体が設けているにとどまり、資金不足により設立を断念するケースも少なくない。
 ついては、下記事項に係る意見書を可決し、政府及び関係省庁へ提出するよう配慮してもらいたい。
                 

1 教育機会確保法制定に際し、衆議院文部科学委員会と参議院文教科学委員会がそれぞれ附帯決議した内容である「不登校の児童生徒が、いわゆるフリースクール等の学校以外の場において行う多様な学習活動に対しては、その負担の軽減のための経済的支援の在り方について検討し、その結果に基づき必要な財政上の措置を講ずること」を進めること。
2 いわゆるフリースクール等民間施設の設立及び運営に対する補助金等の経済的支援制度を確立すること。