陳情文書表

受理番号第22号 付託委員会土木環境委員会
受理年月日令和4年2月4日 付託年月日令和4年2月15日
件名 闘鶏禁止条例の制定を求める陳情
提出者*****
要旨


 沖縄県では軍鶏(シャモ)を戦わせて勝負を競う闘鶏があり、戦前までは庭先や空き地等でよく行われ、2羽のうちどちらか一方が鳴いたり、逃げたり、闘志をなくすと負けとされていたそうである。負けたシャモは食べていたと聞いている。現在、闘鶏など動物を戦わせることは東京都ほか4道県で既に条例で禁止されているが、県内各地で行われている闘鶏は、行政も警察も把握すらできていない。今でも行われている闘鶏は以前のルールとは全く異なっている。戦わせる際に投薬するため食肉にならないとして生きたまま捨てたり、山林等に放置して野良猫や犬に捕食させたり、餓死させたりしている。また、下のくちばしやけづめを切り無抵抗にした上で五体満足のシャモと60分間戦わせ、ハンデをつけたシャモが倒されるか等でお金を賭けている。そのため下のくちばしやけづめがなく、時に両目、片目がなく頭蓋骨がむき出しになるほどの瀕死の状態で捨てられているシャモを何度も保護している。2017年から3年間で闘鶏用のシャモを180羽以上保護している。このように傷を負ったシャモを獣医に連れていかず適切な治療を施さないことは動物愛護及び管理に関する法律第44条に違反している。そして闘鶏後に捨てなければよいということではなく、闘鶏そのものが残酷過ぎる。
 ついては、県内全域で闘鶏を禁止し、闘鶏を行った者やそれに関わりある全ての者へ罰金を科し、シャモの飼育を登録許可制度とする条例を制定するよう配慮してもらいたい。