陳情文書表

受理番号第147号 付託委員会文教厚生委員会
受理年月日令和5年10月2日 付託年月日令和5年10月10日
件名 児童相談所職員によるわいせつ事件に関わるあらゆる余罪の実態調査、この者と保護所で生活させられた子供たちの救済、賠償を求める陳情
提出者NPO法人 子どもの人権を守る会
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要旨


 県中央児童相談所の職員が起こした学校でのわいせつ事件は、9月27日に有罪が確定したが、児童相談所の業務記録には事件の詳細がなく、警察による児童相談所内部の家宅捜索、事情聴取すら行われていない。この職員は令和2年から同児童相談所の保護所に勤務しており、同保護所は外部からの出入りがなく密室で、虐待、事件、事故の温床であるが、同職員と寝食を共にしていた子供たちや職員
への聞き取り、全保護者への説明、調査の進展が一切ない。今回の事件だけではなく、親子の面会は無視し一時保護中の児童がドライブに連れ出された不適切な事案もある。事件の裁判が進む中で同職員は「ばれないと思った」と繰り返し証言しており、組織ぐるみで余罪を隠蔽しているとしか思えない。
 ついては、事件の全容解明に向けて下記事項につき配慮してもらいたい。
                   

1 令和2年当時、この職員と保護所で生活をしていた子供たち及び職員からの聞き取り調査を早急に行い、再発防止の説明会を開き、保護者、関係者を呼ぶこと。
2 事件を起こした職員と生活させられていた子供たちの救済、家庭復帰の措置、一時保護、里親、施設入所の27条措置の徹底した見直しを図ること。
3 一時保護理由が誤認保護、調査目的、違法な保護継続となっていたり、面会通信制限を受けた親子へ賠償すること。
4 一時保護所が安心安全なのか、事件の余罪以外も全て明らかにすること。
5 報道を知らされず面会通信制限されている一時保護所の子供たちに今回の事件を丁寧に説明すること。
6 警察による児童相談所内部、学校現場の事情聴取と家宅捜索を行い、業務記録の隠蔽、改ざんの事実を明らかにすること。
7 児童相談所が行う面談、会議は全て録音、録画すること。