要旨
沖縄県では緊急事態宣言が延長され、ほとんどのパブリックビーチが閉鎖されているが、現実には3密を避けて屋外での活動を行う人が非常に多く、自然海岸の利用者が増加している。その結果、県内の水難事故は急増しており、その数は過去最悪のペースで、令和3年の死亡・行方不明者数は7月末時点で24名と、自然海岸の安全確保は待ったなしの状況である。このような状況で、沖縄ライフセービング協会は以前から自然海岸でのパトロールをボランティアで実施しており、本年6月からは月ごとにエリアを決め、毎週土曜日に2名体制で関係機関と連携し、本島と石垣島でパトロールを行っている。しかし、県内を2名のみでパトロールするには限界があり、予算も当団体からの持ち出しのため、継続的かつ広範な活動が厳しい状況にある。
ついては、下記事項につき配慮してもらいたい。
記
1 県、県警察本部、消防、海上保安庁及び市町村等との連携を強化し、海の安全に特化した連絡協議会を設置すること。
2 自然海岸での安全確保のため、沖縄ライフセービング協会が行うパトロール 活動の人員増強と、パトロール体制充実のための予算を措置すること。 |