要旨
沖縄本島北部地域で、シークヮーサーの木の根元が腐り、約1年で枯れてしまうという原因不明の立ち枯れ被害が広がっている。原因として、ゴマダラカミキリムシやナガタマムシによる食害の他、病原菌の可能性も考えられるが、現時点で原因は特定できていない。
シークヮーサーは、生産農家をはじめ県内加工業者・販売業者の好調な売上げと、さらなる商品開発の可能性が期待され、沖縄県の産業発展に寄与する大変貴重な農作物である。この立ち枯れ被害への対策を行わなければ、シークヮーサーに関係する全ての業種の経営を脅かし、被害が拡大・長期化すると県経済にも多大な影響を及ぼすとともに、風評被害などの不安も懸念される。
ついては、下記事項につき配慮してもらいたい。
記
1 シークヮーサーの立ち枯れ被害の実態を把握し、原因究明及び対策を講ずること。
2 シークヮーサーの立ち枯れの原因究明に向けたプロジェクトチームを立ち上げ、研究予算及び人員を確保すること。
3 シークヮーサーの立ち枯れ被害からの早期の生産回復に向けた振興計画を策定し、緊急支援策を講ずること。 |