要旨
南城市佐敷字津波古にある「天の浜」は、市民の憩いの場となっている人工ビーチであるが、約2年前から「入れ墨集団」が同所にばっこし、騒音被害、ごみ散乱等の問題を引き起こし、一般市民による安全・安心で自由・適正な利用が阻害されている。また、彼らの営業行為となっているマリンレジャーで使用される水上オートバイ等は、漁船等の間近を高速度で航行するなど遊泳者のみならず漁業従事者にとっても危険であり、海岸法に規定する「海岸の適正な利用」及び港湾法に規定する「秩序ある整備と適正な運営」が確保されていない状況である。
ついては、下記事項につき配慮してもらいたい。
記
1 天の浜の管理者である県は、違法行為を見逃すことなく、海岸法や港湾法等、あらゆる関係法令を駆使し、管理者としての権限を積極的に行使するとともに、他県の先行事例に学び水上オートバイの航行規制に係る条例を制定すること。
2 県は、天の浜における水上オートバイの利用の在り方について、「港長」である中城海上保安部長と連携し具体的な打開策を示すこと。
3 中城湾港長期構想について、次期計画の変更の際に、現行計画で「船だまりゾーン」に指定されている馬天地区(天の浜)を、市民等が「海や港を通じて交流し、にぎわい・憩うことができる空間」として安全・安心な「親水・交流ゾーン」に加えること。 |