要旨
沖縄県のほとんどのマリンレジャー事業者は、新型コロナウイルス感染拡大防止策として4月初旬から、緊急事態宣言の全面解除後の6月初旬まで営業を自粛していた事業者も少なくなく、その間売上げゼロの状態が続いた。例年繁忙期となる夏休みシーズンの予約も極端に少ない状況が続き、今年度中の業績回復は見込めない厳しい現実となっている。
沖縄県は、新型コロナウイルス感染症拡大により落ち込んだ旅行需要の早期回復を図るため、旅行商品代金に対して県が補助する「おきなわ彩発見キャンペーン」を実施し大きな反響があったが、宿泊施設と旅行会社以外の観光関連業者には、その恩恵が及ばない側面がある。一方、本県には世界に誇れるすばらしい海があるが、県民の多くはその海のすばらしさを実感する機会は少なく、子供の頃から海は危険な場所だから近づかないようにと言われているため、自然豊かな海が身近にありながら遠い存在となっている。
ついては、下記事項につき配慮してもらいたい。
記
1 沖縄の海のすばらしさを体感してもらうことと、環境保全の大切さを考える機会を創出することを目的に、沖縄県内在住の小中学生を対象にマリンレジャープログラムを体験できるよう、新型コロナウイルス感染症対策の追加予算を措置すること。 |