陳情文書表

受理番号第117号 付託委員会経済労働委員会
受理年月日令和2年7月7日 付託年月日令和2年7月13日
件名 マリンレジャー産業に対する新型コロナウイルス感染症対策に係る追加予算措置を求める陳情
提出者沖縄県マリンレジャー事業者団体連合会
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要旨


 沖縄県のほとんどのマリンレジャー事業者は、新型コロナウイルス感染拡大防止策として4月初旬から、緊急事態宣言の全面解除後の6月初旬まで営業を自粛していた事業者も少なくなく、その間売上げゼロの状態が続いた。例年繁忙期となる夏休みシーズンの予約も極端に少ない状況が続き、今年度中の業績回復は見込めない厳しい現実となっている。
 沖縄県は、新型コロナウイルス感染症拡大により落ち込んだ旅行需要の早期回復を図るため、旅行商品代金に対して県が補助する「おきなわ彩発見キャンペーン」を実施し大きな反響があったが、宿泊施設と旅行会社以外の観光関連業者には、その恩恵が及ばない側面がある。一方、本県には世界に誇れるすばらしい海があるが、県民の多くはその海のすばらしさを実感する機会は少なく、子供の頃から海は危険な場所だから近づかないようにと言われているため、自然豊かな海が身近にありながら遠い存在となっている。
 ついては、下記事項につき配慮してもらいたい。
                  

1 沖縄の海のすばらしさを体感してもらうことと、環境保全の大切さを考える機会を創出することを目的に、沖縄県内在住の小中学生を対象にマリンレジャープログラムを体験できるよう、新型コロナウイルス感染症対策の追加予算を措置すること。

採択された請願・陳情の処理経過及び結果について(報告)

報告を求めた者知事
報告内容

1について
 県では、新型コロナウイルス感染症拡大等により、経済的な影響を受けている事業者を対象として、「うちなーんちゅ応援プロジェクト」を実施するとともに、休業要請に応じたダイビング事業者等に対し20万円の協力金の支給などを行いました。   
 また、新型コロナウイルス感染症拡大防止対策を奨励するため、「安全・安心な島づくり応援プロジェクト」を実施し、「うちなーんちゅ応援プロジェクト」の対象外となっていたマリンレジャー事業者を含めた幅広い事業者等を対象として、一事業者当たり一律10万円の奨励金を給付しております。
 沖縄の海の素晴らしさを体感してもらうことと、環境保全の大切さを考える機会を創出することは重要である考えており、各事業者においては、本奨励金や協力金等を活用し、事業の実施に必要な感染症拡大防止対策に取り組んでいただきたいと考えております。