陳情文書表

受理番号第208号 付託委員会米軍基地関係特別委員会
受理年月日令和2年11月30日 付託年月日令和2年12月9日
件名 CV22オスプレイの飛来に関する陳情
提出者嘉手納町議会議長
徳里 直樹
要旨


 令和2年11月16日、米軍横田基地配備のCV22オスプレイ計3機が嘉手納基地に飛来した。同型機の飛来は、今年3月以来6度目となる。沖縄防衛局からの飛来に関する照会に対し、米軍は「CV22オスプレイは、今週行われる沖縄沖の公海上での捜索・救難訓練に参加する」と回答している。町民は、嘉手納基地を拠点に訓練を実施することで基地被害が増大することを懸念しており、同型機が飛来した翌日の早朝から戦闘機等の離発着及び飛行訓練などによる相次ぐ騒音の激化で、多くの苦情が寄せられた。さらには航空機の墜落など安全性を不安視する声も高まっており、町民の怒りは頂点に達しつつある。本町議会は、CV22オスプレイの飛来のたびに断固反対の意思を表明し、平成25年1月から計7回、同型機の嘉手納基地配備反対及び県内訓練場使用に断固反対する決議を全会一致で可決している。また、平成25年4月には「CV22オスプレイの嘉手納飛行場配備に反対する三連協住民大会」を開催してきた経緯を踏まえ、嘉手納基地の訓練拠点化につながる一切の動きを看過することはできない。
 ついては、下記事項につき配慮してもらいたい。
                 

1 嘉手納基地へのCV22オスプレイの飛来を中止すること。
2 CV22オスプレイの県内訓練場使用計画を撤回すること。

採択された請願・陳情の処理経過及び結果について(報告)

報告を求めた者知事
報告内容

(処理経過及び結果)
 嘉手納飛行場においては、F-15戦闘機等の常駐機に加え、F-18、F-35B、F-22など多くの外来機が飛来し、地元住民の我慢の限界を越える激しい騒音等が発生しております。
 政府は、沖縄の負担軽減のため、オスプレイの訓練等の約半分を県外で行うこととしておりますが、このような中、CV-22オスプレイの沖縄での訓練が実施されることは、負担軽減と逆行する状況であると言わざるを得ません。
 沖縄県としては、オスプレイの配備に反対であり、配備撤回を求めるとともに、CV-22オスプレイの訓練等により基地負担が増大することがないよう、三連協と連携し、今後ともあらゆる機会を通じ、日米両政府に対して、粘り強く働きかけていきたいと考えております。