要旨
近年、全国的に街路灯鋼管柱の老朽化問題が深刻化している。特に塩害や台風被害が多い沖縄県では、住民の安全が脅かされている。目視による調査でも学校・保育園周辺で灯鋼管柱の老朽化が発見され、子供たちの通学路は決して安全が確保されているわけではない。
札幌市では、札幌市小規模附属物維持管理計画において、20年間で約3万基を計画対象とし、計画的かつ効率的に点検及び補修等に取り組むとしている。
一方、政府でも令和2年閣議決定で防災・減災に取り組むため、国土強靭化を目指し、インフラ強化整備事業を進めている。
ついては、下記事項につき配慮してもらいたい。
記
1 県内の街路灯鋼管柱の老朽化状況を把握するため、定期的な点検と詳細なデータ収集を実施すること。
2 地域住民と協力し、街路灯の安全維持を目的とした情報通報が簡単に行える仕組みを構築すること。3 札幌市小規模附属物維持管理計画を参考に、沖縄県独自の鋼管柱老朽化対策を策定し、効果的な対策を実行すること。 |