陳情文書表

受理番号第44号 付託委員会文教厚生委員会
受理年月日令和4年3月9日 付託年月日令和4年3月16日
件名 離島・僻地の患者・妊産婦等の経済的負担軽減を図るために宿泊支援策を急ぎ行うよう求める陳情
提出者ゆうかぎの会(離島のがん患者支援を考える会)
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要旨


 私たち患者会及び患者支援会は、離島・僻地患者の滞在費負担軽減策として、がん診療拠点病院及びがん診療病院のそばに安価な宿泊施設を設置するよう県議会に陳情し、2016年に採択されたものの、5年たってもなかなか形が見えてこない。離島・僻地患者が本島の病院で治療する際には、重症、長期になるほどその家族は病院近くのウイークリーマンション等を借りて看病する実態があり、支援を待つ家族はたくさんいる。琉大病院前のウイークリーマンションだと1か月契約で11万円にもなり、平均年収200万円にも満たない社会背景や治療費以外に生活費を捻出することを考えると、驚かざるを得ない。年度内2回までの宿泊支援があるが不十分である。島嶼県沖縄において、どこに住んでいても命が平等と言えるように、離島のがん患者等が安心して治療できる環境を整えてほしい。
 ついては、下記事項につき配慮してもらいたい。
                 

1 予算を確保し、がん診療拠点病院(琉大病院、中部病院及び那覇市立病院)、がん診療病院(宮古病院、八重山病院及び北部病院)のそばに安価な宿泊施設のファミリーハウスを設置すること。
2 ファミリーハウス設置までの間、徒歩圏内の病院近くにある公営住宅の空き室またはアパートやマンションを利用して、ファミリーハウス並みの安価で宿泊させること。