要旨
離島を中心にGoToキャンペーンの恩恵を受け、業績に明るい兆しが見えてきた矢先、全国的に新型コロナウイルス感染症の第3波が到来した。また、沖縄県は医療体制が脆弱でコロナ感染者の急増が医療崩壊に直結することが認知され、沖縄旅行をすることが悪いことのような風潮も広がっている。
一方、三菱総研が2020年6月に実施した意識調査では、コロナ収束後に一番したいことは圧倒的多数で旅行が選ばれており、この結果は、旅先での体験はデジタルでの代替が難しいためのものと考えられる。
沖縄にはデジタル体験では経験できない五感を刺激する体験が多く、その体験や感動を観光客がSNSで発信したことで、注目されていなかった場所や店の集客につながっている例も珍しくない。消費者はSNS上の多くの情報の中から興味を持ったものを検索し、自分も体験し発信するために商品購入する消費行動が近年注目されており、興味を持ってもらうためにはSNS上で注目を集める必要があり、そのためには最新で熱量のある情報を毎日発信することが重要になる。
ついては、下記事項につき配慮してもらいたい。
記
1 コロナ収束後に向けて、沖縄を訪れて体験したくなるような各地域の観光資源をいろいろな角度から発掘し、観光客にSNSの連鎖をスタートさせることを目的とした、誘客プロモーションの実施に伴う予算措置を行うこと。 |