要旨
那覇市牧志１丁目に所在する十貫瀬古墳群（通称ナナチバーカ65基）に付随するスージグヮー、ハカミチグヮー古道（里道）等に関する私的調査により、法務大臣が備え付けた公図である沖縄県那覇市地籍図について検証を行い、当該公図において、戦前利用していた里道が復元されていないことが明らかになった。
これは、管理を行う那覇市から地籍調査に欠くことができない里道の見取図等の書類の提出がないことや登記所の地籍・地番訂正（1959年８月11日）の際、現存する地籍の一部が捏造・削除され、琉球政府、沖縄県の地籍調査の成果及び不動産登記法第14条第１項の地図に当該地籍の一部の記載がないため、里道の位置形状が激変している事実などによるものである。
ついては、これまでの当該地区の里道の復元に関する事実についての検討、審議を行い、当該里道を復元できるよう配慮してもらいたい。
また、前回の陳情平成30年第26号に関する経過、処理方針等を書面で示すよう配慮してもらいたい。 |