陳情文書表

受理番号第221号 付託委員会米軍基地関係特別委員会
受理年月日令和3年10月18日 付託年月日令和3年11月25日
件名 F15戦闘機からのフレア誤射への抗議に関する陳情
提出者嘉手納町議会議長
仲村渠 兼栄
要旨


 令和3年9月29日、嘉手納基地所属のF15戦闘機が訓練用のフレアを誤射する事故が発生した。翌日、米軍は、フレアは嘉手納基地近隣の地上から約610メートルのところで完全に分解し、地元への害はないと発表した。同基地は広大な弾薬庫地区や陸軍貯油施設を抱え、さらには米軍機が住宅地上空を飛行訓練する様子が度々確認されており、万が一、これら施設や住宅地にフレアが落下した場合、人命に関わる大惨事となるおそれがある。一方、同月27日にFA18戦闘機が2機、29日に4機、10月6日に5機が飛来するなど同基地の運用は過密になっており、町民からいずれ大事故が起きるのではないかとの不安と怒りの声が高まっている。嘉手納飛行場に関する三市町連絡協議会の抗議の際、同基地第18航空団司令官は、今回の事故原因は着陸時にパイロットが安全装置をかけていなかった人的ミスであったこと等を明らかにし、全てのパイロットに操作ミスがないよう指導したと説明しているが、米軍はこれまでも同様な事故を繰り返しており、人的ミスでは済まされない。本町議会は事故発生のたびに具体的な再発防止策を講ずるよう強く求めてきたが、再発防止に向けた取組が徹底されているか甚だ疑問である。
 ついては、下記事項につき配慮してもらいたい。
                 

1 具体的かつ実効性ある再発防止策を速やかに策定し公表すること。
2 軍用機の住宅地上空での飛行、訓練を禁止すること。