要旨
私たちは文部科学省が全国的に設置を促している公立夜間中学校を那覇市内で設置できるよう関係各所に働きかけている。沖縄県における公立夜間中学校の必要性は既に県議会においても議論が交わされており、沖縄21世紀ビジョン基本計画にも「戦中戦後の混乱により義務教育未修了となった方々に対して必要な学習機会の提供等」の推進について盛り込まれている。
国は、令和2年度より設置に向けた市町村向けの補助制度を設けるなど、その取組を加速させており、県教育委員会も県内市町村教育委員会に対してその検討委員会の設置を求めている。その求めに応じた那覇市教育委員会は設置検討委員会(ワーキンググループ)を設置し、その是非について議論を重ねているが、設置主体が県となる可能性もあることからその設置を県に求めたいという姿勢が見られ、市立夜間中学校の設置の検討が進んでいない状況だと言わざるを得ない。
ついては、下記事項につき配慮してもらいたい。
記
1 令和2年度中に設置主体を県にするのか市町村にするのかを決めること。
2 県は県内に1校設置できるようその目標年度を定めること。
3 パイロットケースとして那覇市立夜間中学校(学級)を設置させること。
4 那覇市を含む設置検討に取り組む自治体に県からの財政的、人的支援策を提示すること。 |