要旨
私の子供は690グラムの超低出生体重児で生まれたことから、様々な治療を受け、また療育などに携わってきたが、通常の母子手帳では成長を追うことができず、別途手帳などに記録を残すことしかできなかった。大きく生まれた上の子は母子手帳で成長を追えていたため、上の子とのギャップや「通常ではない」成長をしている下の子と母子手帳の成長記録を比べて落ち込むこともあった。
そのような思いをする親に寄り添おうと、今、全国各地でリトルベビーハンドブック(以下、「LBH」という。)の作成が進められている。LBHは、低出生体重で生まれた子を持つ親が母子手帳のサブブックとして利用するもので、通常の母子手帳では追えない成長を記録できるものであり、母子手帳と同様、小さく生まれた赤ちゃんにもその子のペースで成長を記録できるLBHが必要である。沖縄は全国と比べても早産・低出生体重児の割合が高くその必要性は高くなる一方であると感じる。
ついては、下記事項につき配慮してもらいたい。
記
1 LBHの早期の作成に向けて働きかけること。
2 LBHの作成後は、市町村単位でなく県全体で運用すること。
3 小さく生まれた子を持つ全ての母親に届くよう運用すること。 |