陳情文書表

受理番号第150号 付託委員会総務企画委員会
受理年月日令和5年10月23日 付託年月日令和5年11月28日
件名 日米共同訓練に関する陳情
提出者石垣市議会議長
我喜屋 隆次
要旨


 報道によると、防衛省・自衛隊は本年10月14日から31日にかけて、過去最大規模の日米共同訓練「レゾリュート・ドラゴン23」(以下「本件」という。)を実施することを公表し、10月10日から準備を開始したという。しかし、今年3月に陸上自衛隊石垣駐屯地が開設された石垣市において、防衛省・自衛隊は市民対象の住民説明会等を実施しておらず、市民は限られた報道機関からの情報に頼らざるを得ない状況である。一方、日出生台演習場を置く大分県玖珠町では、9月25日に本件について住民説明会が開かれ、九州防衛局などが対応したと複数メディアが報じた。同町と比較して、既に自治体間で国防や国民保護に関して得られる情報に格差が生じているおそれがあり、看過できない。有事への対処を円滑に行うためには市民の理解と協力が不可欠だが、前提として平時からの丁寧な説明と市民生活を著しく損なうことがないよう配慮する姿勢が日米両政府には求められる。
 ついては、日本政府に対して下記事項につき善処することを求めるよう配慮してもらいたい。
                 

1 本件及び本件以降の日米共同訓練等について、住民に対して丁寧かつ十分な事前説明を行なうこと。
2 住民への説明をせず日米共同訓練等を行うことは厳に慎むこと。